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米利上げ発表も、米国経済回復確認・利上げは小幅、徐々に進むと歓迎、NYダウ224ドル高

2015-12-17 09:41:38 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


米FRBは16日、7年振りにゼロ金利解除を決めた。政策金利FFレートの目標を0.25%引き上げ0.25~0.50%とする。イエレンFRB議長は会合の後の記者会見、そのあとの質疑応答の中で「今回の利上げに対する米国経済の耐久力を試しつつ利上げは段階的に進める」と強調した。FRBメンバー全員が利上げに賛成した。16日、NY株式市場は、米国経済の強さが確認され、利上げが段階的に進められるとして、NYダウはイエレン議長の記者会見開始直後はいったん下げたが、あと反発ほぼ高値圏を維持、前日比224ドル高、17,749ドルで取引を終えた。NY外為市場はFRB発表後ドル高で反応、1ドル=122.21^25円、1ユーロ=133.35~40円で取引された。NY原油(WTI)は米国内の石油在庫が予想外に増加と伝えられ反落、バレル35.52ドルで取引を終えた。NY金先物相場はオンス1,078.00ドルへ反発した。

17日朝放送のCNBCテレビはイエレン議長とメディアなどとの質疑応答の様子をイエレン議長が席を立つ午前6時ごろまで生放送で流した。テレビ画面を通じてイエレン議長が米国経済が力強く成長していることを繰り返したことが特に印象に残った。イエレン議長は原油の値下がりが続いていることや一部高利回り債券が破綻していることも十分承知していると述べる一方、米国の労働市場は着実に改善していること、米住宅市場の回復、海外市場も米国の利上げに対応できると発言、全体として、長期的にはインフレ目標2%の達成するだろうと述べた。ただ、その時々の経済の動きを注意深く見守りながら金融政策を実施すると忘れず発言していた。米FRBが定例的に実施している利上げオッヅでは2016年8回開かれるFOMCの会合予定の内計4回、2ケ月おきにそれぞれ0.25%利上げを見込んでいる。ただ17日朝5時45分から放送のテレビ東京番組「モーニングサテライト」出演の三菱東京UFJ銀行の鈴木敏之氏は利上げは半年1回、年2回と予測した。NY株式市場は①米国経済の力強さが確認されたこと、②利上げが「ゆっくりとした」ペース(gradually)になることをイエレン議長が何度も繰り返したことを歓迎したと解説していた。

17日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でスペインTVAは米利上げを速報で流し「①米国経済は順調に拡大している、②利上げは小幅に徐々に行う」と強調、スペインTVEは「なぜこの時期にアメリカが利上げしたのか」と問い「①米国経済が年率2%安定成長を維持している、②米失業率がリーマン破綻時の10%から5%へ低下したこと。特にリーマンショックで870万の雇用を失ったが現在は1,300万人増加している」と解説していた。17日放送の英BBCは「11月の英国の失業者は170万へ前月比2万人減少、失業率が5.2%へ低下した。しかし、賃金は2.2%増と最低の伸び率のままだ。雇用増加の大部分は移民増による。今イギリスでは労働力は有り余っているからだ」と解説していた。フランスF2は「フランス経済の回復が怪しくなってきた。原油安、ユーロ安の恩恵をフランス経済は受けていない。一方、アメリカはゼロ金利政策を解除した」と伝えていた。16日、JALは成田発パリ行き便の乗客が年初の40%へ落ちたと発表していた。観光客がパリを忌避している。(了)

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