(学校で教えてくれない経済学)
「米石油大手各社は2016年の操業予算を8社合計で210億ドル(約2兆5,000億円)削減する。石油価格は2014年バレル当たり100ドルから同38ドルへ下落、2016年も石油、ガス価格が低迷すると予想しているからだ」と12月26日付WSJ紙電子版にBrinAilworth記者が書いていた。少し古い記事だが、英FinantialTimes紙は17日付記事で「下げ止まる兆しが見えない原油相場」のタイトルで「石油トレーダーは楽観的になる理由はほとんどない。OPECが12月の総会で減産して価格を下支えするという行動を一切取らなかった。OPECメンバーのイラクとサウジアラビアが来年どんな動きを見せるか注目だ。経済制裁がこれから解除される見込みのイランの原油も今後市場に出回る。原油消費国の中国が減速する。一方、アメリカのシエールオイル生産は継続して増産される。」と書いていた。原油下落見通しは低インフレの象徴だが、29日付ブルームバーグ電子版で、JoeDeaux記者は「米国の低インフレ見通しを背景に、価値保存手段としての金の需要が減退、28日NY金先物相場はオンス1,068.30ドルへ値下がりした」と書いていた。
28日NY原油(WTI)先物相場は続落バレル36.71ドルで取引を終えた。北海ブレントも下げバレル36.52ドルで取引された。阪神間を東西に走る国道43号線沿いのガソリンスタンドのレギュラーガソリン相場は店によってかなりばらつきがある。極端な例かもしれないが、週初め日曜日27日昼過ぎの値段で、阪神深江駅南のさるスタンドでリッター107円の看板が出ていた。日本も含めて今年の北半球は暖冬予想である。ガソリンに限らず灯油、軽油、プロパンガスなどの暖房用需要は減る。ガソリンスタンドの競争激化で混乱が予想される一方で物流業界には原油安は恩恵をもたらし、悲喜こもごもの現象が日本でも見られる。
28日、NY株式市場は、原油安を材料にエネルギー株は値下がりしたが、クリスマス休暇明け、年末特有の薄商いの中、アマゾン、ウオルトディズニー株が買われて下げ幅を縮小、NYダウは先週末比23ドル安、17,528ドルで取引を終えた」とブルームバーグ、AnnaLouiseJackson記者が書いた。ブルームバーグ、ShannonPettypiece記者は「感謝祭翌日のブラックフライデーからクリスマスイブまでのホリデー商戦(自動車、ガソリン除く)は前年比7.9%増加した。ガソリン安で浮いた資金で家具などの売り上げが最も増えた。婦人衣料も増えたが、これは米国の多くの地域で気温が下がり婦人用で冬物衣料が増えたことが影響した」と書いた。28日放送のフランスF2は今年のフランスは暖冬である。気温が1度上がるだけで冬物の売れ行きが1.8%減る。逆に気温が下がると衣料の売れ行きが2%近く増えると解説していた。一方、28日、NY外為市場でユーロが対ドルで小幅上昇、1ユーロ=1.0968ドルで取引された。ユーロは対円でも上げ、1ユーロ=132.06円、ドルは対円で1ドル=120.37円で取引された。米利上げ発表後ユーロ買い円買いの流れが見られる。
新関西国際空港、ターミナル営業部長、田邊章寿氏は、29日読売朝刊で「関空は利用者の8割が日本人という時代に作られた。現在2/3が外国人」と話していた。様変わりだ。(了)
「米石油大手各社は2016年の操業予算を8社合計で210億ドル(約2兆5,000億円)削減する。石油価格は2014年バレル当たり100ドルから同38ドルへ下落、2016年も石油、ガス価格が低迷すると予想しているからだ」と12月26日付WSJ紙電子版にBrinAilworth記者が書いていた。少し古い記事だが、英FinantialTimes紙は17日付記事で「下げ止まる兆しが見えない原油相場」のタイトルで「石油トレーダーは楽観的になる理由はほとんどない。OPECが12月の総会で減産して価格を下支えするという行動を一切取らなかった。OPECメンバーのイラクとサウジアラビアが来年どんな動きを見せるか注目だ。経済制裁がこれから解除される見込みのイランの原油も今後市場に出回る。原油消費国の中国が減速する。一方、アメリカのシエールオイル生産は継続して増産される。」と書いていた。原油下落見通しは低インフレの象徴だが、29日付ブルームバーグ電子版で、JoeDeaux記者は「米国の低インフレ見通しを背景に、価値保存手段としての金の需要が減退、28日NY金先物相場はオンス1,068.30ドルへ値下がりした」と書いていた。
28日NY原油(WTI)先物相場は続落バレル36.71ドルで取引を終えた。北海ブレントも下げバレル36.52ドルで取引された。阪神間を東西に走る国道43号線沿いのガソリンスタンドのレギュラーガソリン相場は店によってかなりばらつきがある。極端な例かもしれないが、週初め日曜日27日昼過ぎの値段で、阪神深江駅南のさるスタンドでリッター107円の看板が出ていた。日本も含めて今年の北半球は暖冬予想である。ガソリンに限らず灯油、軽油、プロパンガスなどの暖房用需要は減る。ガソリンスタンドの競争激化で混乱が予想される一方で物流業界には原油安は恩恵をもたらし、悲喜こもごもの現象が日本でも見られる。
28日、NY株式市場は、原油安を材料にエネルギー株は値下がりしたが、クリスマス休暇明け、年末特有の薄商いの中、アマゾン、ウオルトディズニー株が買われて下げ幅を縮小、NYダウは先週末比23ドル安、17,528ドルで取引を終えた」とブルームバーグ、AnnaLouiseJackson記者が書いた。ブルームバーグ、ShannonPettypiece記者は「感謝祭翌日のブラックフライデーからクリスマスイブまでのホリデー商戦(自動車、ガソリン除く)は前年比7.9%増加した。ガソリン安で浮いた資金で家具などの売り上げが最も増えた。婦人衣料も増えたが、これは米国の多くの地域で気温が下がり婦人用で冬物衣料が増えたことが影響した」と書いた。28日放送のフランスF2は今年のフランスは暖冬である。気温が1度上がるだけで冬物の売れ行きが1.8%減る。逆に気温が下がると衣料の売れ行きが2%近く増えると解説していた。一方、28日、NY外為市場でユーロが対ドルで小幅上昇、1ユーロ=1.0968ドルで取引された。ユーロは対円でも上げ、1ユーロ=132.06円、ドルは対円で1ドル=120.37円で取引された。米利上げ発表後ユーロ買い円買いの流れが見られる。
新関西国際空港、ターミナル営業部長、田邊章寿氏は、29日読売朝刊で「関空は利用者の8割が日本人という時代に作られた。現在2/3が外国人」と話していた。様変わりだ。(了)