ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

原田マハさん大いに語るatルナホール(よみうり読書、芦屋サロン)(スケッチ&コメント)

2016-11-05 23:13:02 | スケッチ



よみうり読書、芦屋サロン

江嵜企画代表・Ken


作家、原田マハさん(54)の「笑う家」、副題、「女2人旅またしましょな」(読売朝刊、10月16日掲載掌説)「読書会」が、11月4日(金)午後2時からルナホールで開かれ楽しみにして出かけた。恥ずかしながら原田マハさんが「楽園のカンヴァス」〈12年〉で山本周五郎賞、「暗幕のゲルニカ」〈16年〉が直木賞候補だったことも知らなかった。

原田マハさんは、生まれは東京、岡山で少女時代をすごした。関西学院大で4年間過ごした。ルナホールで開催されると聞いたとき、「ほんま?、やったー!!と思った。」と聞き手の西田朋子さんの司会の挨拶もそこそこに原田さんはマイクを取って喋り始めた。

作品の「笑う家」は、友だちが主人公に送ったメール「何とかがんばって通勤しようとおもうとってんけど、もう アカンわ。芦屋から、八尾、片道一時間半やで。残業終わってうちに帰りついたらもうへトへトやねん。」という関西弁全開で始まる。作品には春爛漫の芦屋川沿いの情景、化粧直しの終わった姫路城も出てくる。

作品「笑う家」は、倉敷を30年前に訪ねた大原美術館の工芸館にあった、ガラスケースの中に展示されていた小さな陶器。蓋つきの入れ物で青い絵が描いてあった。「その家が、私には、笑っているように見えてん」と続く。その陶器は、大正時代に日本にやってきて、日本で陶芸家になったバーナード・リーチの作品だった。(中略)作品は『なあ、ナガラ、そっちさえよければ、またたびしょか?』とメールで友達ナガラにメールしたところで終わる。

トークは、女2人旅がいかにお勧めかの話題で満開になった。女二日旅は面倒くさくないからいい。宿についてから相棒は買い物。自分は「ちょっと、今、寝とくわ、で済む。男と女の二人旅は、ね、面倒くさいでしょう?と会場に向けてウインクした。会場には、大いに納得したという雰囲気が生まれた。

原田さんは聞き手が一言話すと最低10倍は答える。聞き手の西田さんが「原田さんは飛び回っておられます。ようこそ「笑う家」を書いて下さり、芦屋のルナホールまで来てくださいました」というと、原田さんは「原田マッハと申します」と目いっぱいおどけた。戦闘機でいう秒速いくらいくらというあのマッハ。忙しいはずである。

トークのあと2人が質問した。一人は一つの作品はどのようにしてできるか。いつ書かれるのかと聞いた。旅先で書くことが多い。いままで40篇ほど書いたが90%が旅先だ。飛行機の中は外に出られないから仕上げ場所になる。6時間で飛んで外国へ出かけるときは一本短篇が出来ると話した。旅の途中、電車の中であれ、移動中にアイデアが浮かぶ。登場人物が決まる。名前が決まる。その時作品ができると答えた。

これを書いたら右に出るものはいないという作品を書きたいと言って、1時間半のトークを終えられた。谷崎の「細雪」がそうだ。耽美な世界が見事に描かれていると原田さんは言葉を添えた。

会場の出口で恒例により、トークと出演者,会場を写した特別号外が配られる。その日は4時半に上六へ出る所用があり、小走りにJR芦屋駅発3時45分発の新快速に間にあった。車内でやおら号外を見たら、なんと、「熱心に聞き入る参加者」として掲載された写真に筆者も入っていた。何かの記念にと思い、ご笑覧いただければありがたい。(了)




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トランプ大統領就任を恐れて、NY市場、株安、ドル安、原油安(学校で教えてくれない経済学)

2016-11-05 11:12:18 | 経済学
「トランプ大統領誕生に備えた投資とは至って簡単だ。それはリスクオフだ。つまり、リスクの高い資産を避けることだ。たとえばメキシコペソの下落に備えればいい。ボラテリティVIX指数が上昇する。金価格が上昇する。株価が下がる。債券利回りが低下する。先進国通貨に対してドルが下落する。それは英国ポンドに対しても起こる。新興国通貨に対してはドル上昇を予測している。」と4日付けWSJ紙電子版でAmesMackintosh記者が書いた。4日、NY市場で利上げ観測がたかまった。米大統領選挙を控えて慎重な雰囲気が続いた。NYダウは7営業日連続で下げ、42ドル安、17,880ドルで取引を終えた。4日、VIX指数が28ポイントへ急上昇した。FBIがクリントン候補のメール問題を再調査すると発表する前はVIX指数は12ポイントだった。4日のNY外為市場でドルが6営業日続落、1ドル=103,12円、1ユーロ=114.81円で取引された。NY原油(WTI)が10ケ月振りの安値、バレル44.00ドルで取引を終えた。1週間で9.5%値下がりした。サウジアラビアが他のOPEC諸国が減産に合意しないなら増産に踏み切ると示唆したことが響いた。NY金はほぼ横ばいのオンス1,303.30ドルで取引を終了した。

5日朝、米現地では4日午後7時30分放送の米ABCは「最新の米大統領選支持率の平均値がクリントン47ポイントにトランプ43ポイントとやや開いた。その一方で、接戦州の数がFBIがクリントンメール問題を再調査発表後増えた。代理人の数で270を超えれば勝つ。FBI発表前のクリントン候補の代理人の数は250だった。現在時点では208へ後退。トランプ候補の代理人の数が164へ増加した」と伝えた。5日朝放送の英BBCは「4日、地球温暖化対策を実施するパリ協定が成立した。ところが、米大統領選挙戦でトランプ候補は大統領になればパリ協定を破棄すると公約している。パリ協定は地球の気温上昇を最大
2℃以内に抑えることが目標だ。放置すれば2.9℃から3.4℃上昇する。中国はアメリカがパリ協定から離脱する恐れがあると怒っている。」と伝えた。

その他のNHK/BS「ワールドニュース」では韓国KBSは「朴槿恵大統領は4日、2度目の謝罪を行った。検察の捜査を受け入ると話した。現職の大統領が捜査に協力するのは初めてのことだ。朴槿恵大統領は1年3月の国政の混乱を回避することが最大の責務だと語った。野党は謝罪だけでは不十分だとして即時退陣を要求している。」と伝えた。ドイツZDFは「エルドアン政権はトルコdai3の勢力の政党HDP(トルコ人民民主党)、デュミルトントン党首を国家の一体性を損なう行為を行った罪で逮捕した。エルドアン批判の急先鋒だった。エルドアンは批判勢力の台頭を恐れている。」と伝えた。

米国大統領選挙の背後には多くの人々のFear(怖れ)が隠れている。動物にとって怖れは行動の起点である。人間である以前に動物であることを 日々の動きが分かり易く教えている。(了)


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