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新型コロナウイルス、急ぎすぎる都市封鎖解除は二次感染リスクとのファウチ氏、米上院での証言うけ、酔いが覚めたのか、NY株急反落(学校で教えてくれない経済学)

2020-05-13 09:24:19 | 経済学
「12日、NY市場はMomentum(勢い)を失い反落、ダウは23,764ドル、457ドル、1.9%安で取引を終えた。ホワイトハウスは職員全員にマスク使用を指示した。サウジアラムコが大幅減収を発表、サウジは原油減産幅を100万バーレル/日追加した。NY原油(WTI)はバレル25.37ドルへ5.1%上昇した。ファウチ(Fauci)米国立アレルギー感染症研究所所長が12日、米上院で証言し「検査数を増やすことが先だ。米国での新型コロナウイルスの感染者数は130万人、死者数は8万人を超えた。感染拡大は全く収束していない。Rockdown(都市封鎖)の性急な規制緩和は第2波のコロナウイルス感染リスクとなる。」と警告した。」と12日、WSJ紙電子版は伝えた。

12日、ブルームバーグ電子版は「12日、NY株式市場は高く始まったがファウチ氏が米上院で「現在米国で8つのワクチン候補が出来ているが今年の秋までに用意できるか疑わしい。急ぎすぎる都市封鎖解除は第二波コロナ感染拡大のリスクとなる」と警告したと伝えられたあと取引終了にかけてNY株式市場は2%強反落した。」と伝えた。ブルームバーグ電子版は「ロシアの新型コロナウイルス感染者数が12日、23万2,243人に達し、米国に次いで世界2番目となった(死者数:2,116人)。プーチン、ロシア大統領報道官が夫婦ともにコロナ陽性反応が出て自宅待機となった。」と伝えた。

13日、ロイター電子版は「13日、NY市場でダウは23,764ドル、457ドル、1.9%安、ナスダック、9,002 ,2.1%安、S&P500、2,870、2.1%安と揃って値下がりした。ダウ採用30銘柄中29が値下がり全面安の展開となった。JPモルガン、3.3%安、ゴールドマン、3.3%安、バンカメ、3.1%安、シティ、3.9%安、モルガンスタンレイ、3.5%安と金融株の下げが目立った。アップルはじめこのところ買われていた主力のハイテク株も揃って値下がりした。恐怖指数VIXは31.64と14.8%上昇した。NY外為市場では米債券利回りが0.68%へ低下、ドルが売られた。対円で1ドル=107.20円、1ユーロ=116.29円、1英ポンド=131.60円でそれぞれ取引された。米原油在庫が15週連続増、460万バレルに達した。ガソリン相場がガロン90セントへ2.5%反落したが、NY原油(WTI)相場はサウジ減産強化を材料にバレル25.34ドルへ5.1%値上りした。一方、ブレントオイルは同29.46ドルと30ドルを割った。NY金はオンス1,705.60ドルとほぼ横ばいで取引された。」と伝えた。

閑話休題。「感染楽観繰り返す悲劇」と題して13日付け読売朝刊で歴史学者、磯田道史氏は「政治家や官僚は本当に状況がひどくなるまで抜本対策をためらいやすい。1920年1月、日本ではスペイン風邪の第3波(後流行)の兆候が見られた。南半球の豪政府は「新聞電報」でこれを察知。日本政府に事実の有無を問い合わせた。その時外務大臣・内田康哉は「死亡数も極めて少数でほとんど言うに足らず」と答えた。ところがわずか17日後、感染状況は一変する。内田外相は「1月23日まで全国患者数は78万余名死亡2万余り」との訂正公電を打たねばならなかった。」と書いた。12日NY市場はファウチ証言で酔いが覚めた。(了)

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