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米雇用の悪い統計は無視、米中貿易緊張緩和を材料にNY株続伸、一方、経済活動再開の動きも米先端ハイテク企業は様子見(学校で教えてくれない経済学)

2020-05-09 10:11:57 | 経済学
「4月の米失業率が14.7%と米労働省が8日発表した。予想したほど悪くなかったとして8日、NY市場でほぼ2%高と株価上昇が加速した。ハイテク株指数のナスダックは年初来の値下がり分を帳消しした。米中貿易緊張に一部緩和の動きが見られたことも8日の相場上昇を助けた。米雇用数激減の発表のあと景気先行き懸念から米債券が売られ米債券利回りが上昇した。欧米で一部経済活動再開の動きからガソリン需要回復期待から米石油企業に生産再開の動きが見られた。NY原油(WTI)はバレル24.80ドルと小幅上昇にとどまった。一方、8日のNY銅相場は1%上昇、5営業日続伸した。銅相場は景気の先行指標とされる。中国での生産活動再開が材料視された。」と8日、WSJ紙電子版が伝えた。8日、ブルームバーグ電子版は「米株価は週間ベースではじめて値上りして取引きを終えた。米FRBは来週から債券買い入れ額を70億ドルに減らすと発表した。ユナイテッド航空は8日、債券を2~2.5億ドル(2,700億円)売却を発表した。高値から70%安水準にある株価は25.42ドルと前日比11.7%高と反発した。」と伝えた。

8日、ロイター通信電子版は「8日、NY市場で、ダウは24,331ドル、455ドル、1.9%高、ナスダック、9,121、1.6%高、11.2% S&P500,2,929,1.7%高と揃って値上りした。厳しい米雇用統計の発表も米中貿易緊張緩和観測が投資家に安心感を与えた。恐怖指数VIXは27.93%と前日比11.2%低下した。一方、米債券が悪い雇用統計を受けて売られ米10年物債券利回りは0.68%へ上昇、NY外為市場でドル買い戻しから1ドル=106.73円、1ユーロ=115.65円、1英ポンド=132.39円で取引された。NY原原油(WTI)はバレル24.80ドルと前日比5.3%高、NY金はオンス1,708.65ドルと1.1%反落した。」と伝えた。

8日、NYタイムズ電子版は「米労働省は8日、4月の米失業率画14.7%、米雇用数が2,050万人失われたと発表した。米国内で多くの州で経済活動再開で自宅勤務から職場復帰の動きが見られるが米大企業は最後になると見られている。例えばグーグル、フェイスブックなどは2021年まで自宅勤務継続と指示が出ている。アマゾンは10月からオフイス勤務が始まる。大きな理由の一つは新型コロナウイルの先行きがなお不透明だからだ。例えばNY州で死者数は減少しているが感染者は増加は続いている。さらなる理由は今回のコロナ禍が従来の企業文化を根本的に変えるかもしれない。ヘアドレッサーなどフェース・ツー:フェースの商売は自宅待機では生活の基盤を失う。人事マネジメントでむつかしさは出てくるが、オンラインによる仕事で十分実績を上げられることが今回のコロナ禍で改めて確認された。カリフォルニアの不動産屋は授業員の80%に当たる5,000人に2021年まで自宅勤務OKが出た。企業ごと産業ごと職場形態ごとに雇用、経営、人事に変革が進む可能性が出てきた。」と書いた。8日、NYタイムズは「ナースセンターで集団感染が目立つ。ナースセンターは病気の高齢者施設である。低マージン,低給与、人手不足、貧弱な医療設備の悪循環を繰り返している。」と書いた。他山の石ということわざがある。コロナ禍が図らずも浮き彫りにさせた今回の米ナースセンターの動きは日本にとっても警鐘となるだろう。(了)

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