ＮY市場、３日発表予定の８月雇用統計待ちで様子見、ダウ小幅安、S&P500,ナスダック小幅高（学校で教えてくれない経済学）

9月1日、ＮY市場は3日発表予定の8月雇用統計待ちの中様子見、利益確定売りが出た。ダウは35,312ドル、48ドル、0.14%安、S&P500,4,524、1ポイント、0.03%高、ナスダック、15,309、50ポイント、0.33%高で取引を終えた。8月の民間ADP雇用統計が前月比37万4，000人増と予想の60万人増を大きく下回ったことが相場の頭を押さえた。1日、ロイター電子版は「パウエル米FRB議長は、現在のインフレ率上昇は一時的で目標の年率2%前後に落ち着く。仮に超えたら目標を上方修正する。テーパリング（債券購入段階的縮小）は即利上げに繋がらないと発言したと伝えた。NY株価が様子見の中でも高止まりしている背景に「米FRBパウエル議長の利上げは急がない」との見方が底流に流れている。

個別銘柄ではナスダックでアマゾンが3,479ドル、0.34%高と小幅値上りした。1日、WSJ紙電子版は年内55,000人の新規雇用を発表したと伝えた。1日、ヤフー電子版によればアマゾンは航空便を拡充、空輸量が今年2月以降17%増加、翌日以内配送を半年前のアメリカの人口の50%から70%まで可能、5,300万人にショートトラックで配送可能の体制を整えたと発表した。クリスマスセールへ向けの需要が増える。船便がコンテナー不足で異常高値で推移しているが割高の航空便へのシフトが日本でも助けていると伝えられる。

恐怖指数VIXは16.11，2.25%低下した。米10年債利回りは1.297%と0.38%下落した。NY外為市場では1ドル＝110.05円、0.05%高、1ユーロ＝130.27円、0.30%高、1英ポンド＝151.51円、0.17%高と主要通貨が対円で買われた。NY原油はWTIがバレル68.22ドル、0.41%安、北海ブレント、同71.24ドル、0.54%安、小幅売られた。9月1日開かれたOPECプラス会合で40万バレル/日量減産縮小を維持を決めた。バイデン米大統領は増産を要請していたが新型コロナウイルスが世界的に流行していることで増産を見送った。NY金はオンス,1,816.00ドル、0.1%安、ビットコインは4万8,837ドル、0.01%高ほぼ横ばいで取引された。

2日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でタイＭＣＯＴは「プラユット首相は予約小売りセンターを2月ぶりに再会すると1日発表した。タイの新型コロナウイルス感染者数は14,802件、死者252人と減少していいない。」と伝えた。べトナムテレビは「警察、学校関係者のワクチン接種を進めるためハノイの接種施設を増やす」と伝えた。香港ＴＶＢは「9月1日、新学期入りで小学校生のワク接種を始める」と伝えた。韓国KBSは「ＩＣＵのひっ迫状態にある。病院PCR検査病院368の内75箇所が政府の対応を不服としてストライキに入った」と伝えた。一方、シンガポールＣＮＡは「アフガニスタンからの難民がイランとの国境に集結している。一方、インドが公式にタリバンと会談した。インドはタリバンにヒンヅー教徒の安全を保証する、アフガンとパキスタンとの領土保全を確認した。インドは国連で議長国を8月現在勤めている」と伝えた。大阪で新規コロナ感染者数が3,000人を突破した。ウロウロするだけで日本が何を考えどう行動するかさっぱり見えてこない。（了）