グロリア 画・江嵜 健一郎
先日、9月最後の日本画教室があり猪熊佳子先生の心温まる手ほどきを受けグロリオサの12号の絵がこのたび完成、晴れて9月27日(月)、第56回神戸市高齢者美術作品展に搬入することができほっとしている次第である。
今回の作品展応募締め切りが7月31日だった。ところがワクチン接種をどこの会場で打てる打てないなどでばたばたしていたせいに出来ないが、気が付いたときは8月に入っていた。8月初めの教室で、教室の仲間にもその話をした。
ところが「もう一度応募されたらどうですか」とのアドバイスである。それもそうだなと気を取り直して、失念していたと、はっきりと理由を書いて応募の往復はがきを出した。
1週間ほどたって、いつもより返事が遅いなとは思ったが、なんと受付OKの連絡が自宅に届いた。さっきまでおなかをすかせてわんわん泣いていた赤ちゃんがおっぱいをもらったとたんニコニコしているようだと、書けば語弊があるが、俄然元気が出て絵にも力が入ったことを告白する。
目的をもって行動することがどれだけ意味があるかを改めて実感した。応募規定には①洋画、②日本画、③書、④写真、⑤陶芸と5部門ある。日本画部門は年々応募者が減る傾向にある。幸いまだ場所があったのかもしれない。
当の作品展は、神戸市在住の60歳以上が誰でも絵の大きさなど規格さえ満たせば、応募できるKOBEシニアクラブの主催である。森田りえ子先生の時以来、現在の猪熊佳子先生に至るまで20年近くになるが応募を欠かしたことがない。期限は過ぎていたが、事務局の方が審査の日本画の先生にひとこと声をかけてくれたのかもしれない。理由は全く分からないが搬入できることになりラッキーだったと感謝している。
上記作品展は9月30日(木)~10月3日(日)の4日間。午前10時から午後4時まで(最終日は3時半まで)、神戸市勤労会館(7階大ホール)(神戸市中央区雲井通5-1-2)(電話:078-232―1881)で開かれる。最寄りお出かけの節は,お運びいただければ誠にありがたい。(了)