ＮY市場、米雇用数が予想を大幅に下回った。レーバーデー連休を控えて様子見、一方、菅首相、総裁選出場辞退受け日経ダウ急反発と3日、ＦＴ電子版報道（学校で教えてくれない経済学）

「8月の米雇用数が予想72.5万増に対して23.5万増にとどまった。失業率は5.2%へ7月の5.4%から低下した。デルタ株によるコロナ感染拡大する一方、職場に復帰する人が増えた。週末9月3日、NY市場でダウは35,369ドル、74ドル、0.21%安、S&P500,4,535,1ポイント安、ナスダック、15,363，32ポイント、0.21%高とまちまちで取引を終えた。週間ベースでは値上がりした。9月6日（月）、レーバーデー休日を控え全般様子見した。」と3日、ＷSJ紙電子版は伝えた。3日、ＦT（フィナンシアルタイムズ）電子版は「菅首相がコロナコントロール失敗のため自民党総裁選出馬を突然辞退した。次期首相による景気対策期待から3日、日経ダウが2%急騰した。」と伝えた。

「恐怖指数VIXは16.13、1.71% 低下、米10年債利回りは1.324%、2.32%上昇。ＮY外為市場では1ドル＝109.70円、0.20%安、1ユーロ＝130.32円、0.18%高、1英ポンド＝152.08円、0.03%高で取引された。8月雇用統計の結果、米FRBが開始するテーパリング（段階的債券購入縮小）に影響を及ぼすと市場は読みドルが売られた。NY原油はバレル69.27ドル、1.03%安、北海ブレント、同72.58ドル、0.62%安。NY金はオンス1，830.80ドル、1.06%高、ビットコインは5万386ドル、2.21%高」とロイター電は伝えた。

4日朝5時台放送のNHK/BS「ワールドニュース」でドイツZDFは、9月26日に控えたドイツ連邦議会選挙を控えた世論調査結果が3日、発表された。政党別ではCDU/CSU(22%)、SPD(25%),緑の党（17%）,Afd（ドイツのための選択肢）(11%）、FDP（自民党）(11%)、左派党（7%）と出た。今投票が行われた場合、「誰が首相に最も相応しい人物か」についてはSPDのSchulz（シュルツ）氏（70%）、CDU党首、メルケル首相後継者のLaschet（ラシェット）氏（25%）となり、SPDに追い風の結果が出たと伝えた。ドイツ連邦選挙では598議席のうち50%が直接選挙で、残り50%は政党別投票率による比例代表選挙で選ばれる。

フランスＦ２は「マルセーユで世界自然保護会議が3日、開催された。ここ1年で30の絶滅種が追加された。800万トンのプラスチックごみが投棄されている。この日、６月に控えたフランス大統領選挙の前哨戦の様相が会場で展開された。マクロン大統領はじめ他の4人の大統領候補が会場に顔をそろえた。」と伝えた。英BBCは「ラーブ英外相はドーバでＵAE代表との会談を皮切りにアフガニスタンからの年民問題について周辺国を回り協議を継続している。パキスタンとの国境には数万のアフガニスタンを逃れようとする難民が終結している。アフガニスタンがこの先どのような政治体制になるか全く不明だ。」と伝えた。カタール、アルジャジーラは「タリバン代表部は9月3日に組閣を目指していたが難航している。」と伝えた。ロシアテレビは「ロシア極東フオーラムでプーチン大統領はクリル諸島に10年の猶予期間を設け税金を免除すると発表した。日本からの融資を促したいと述べたが日本からは具体的な反応はない。」と伝えた。世界情勢は刻刻変化する。それぞれの国がそれぞれの思惑で動いている。司令塔が右往左往すると割りを食うのは国民である。（了）