ＮYダウ、292ドル安、債券が買われ利回りが低下、ドル安・円高が進んだ、中国で採用を全てAIによる企業が40%を占め既に3,000万人がＡＩで採用されたとフランスＦ2（学校で教えてくれない経済学）

「8月の米消費者物価指数が前月比0.3%増と7月の0.5%増、6月の0.9%増からクールダウンして来た。ただ、昨年8月と比べると5.3%増と依然高止まりしている」とWSJ紙電子版が伝えた。WSJ紙電子版は「インフレ率が高止まりしているため賃金が増えない低所得層の生活が苦しくなってきている」と指摘した。デルタ株による新型コロナ感染者数が再び増加に転じているにも拘らず人手不足とさらに半導体などの部品不足により卸売物価指数は下げ止まる気配は見られない。米ＦRBパウエル議長はインフレ率の上昇は一時的であるとの見方を変えていない。8月の消費者物価指数が0.3%増へ伸び率が低下した結果テーパリング（段階的債券購入量縮小）の開始時期の先延し観測が出ている。一方、ＷSJ紙電子版は「デルタ株による感染拡大が米国から中国へも広がりを見せてきている。景気減速の新たな兆候と警戒感が出ている」と伝えた。

14日のＮY株式市場でダウは34,577ドル、292ドル、0.84%値下がりした。S&P500は4,443、25ポイント、0.57%下落、ナスダックは15,037，67ポイント、0.45%値下がりした。恐怖指数VIXは19.83、2.37%増加、一方、債券が買われ10年物米債券利回りは1.277%と3.56%低下した。NY外為市場では1ドル＝109.65円、0.30%安、1ユーロ＝129.45円、0.35%安、1英ポンド＝151.40円、0.48%安で取引され円高方向に進んだ。NY原油はWTIがバレル70.42ドル、横ばい、北海ブレント、73.62ドル、小幅高で取引された。NY金はオンス1，806.80ドル、小幅高、ビットコインは4万6，597ドル、3.70%高で取引されたと14日、ロイター電は伝えた。

15日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でシンガポールCNAは「①中国で過去24時間での新規コロナ感染者数が59人、中国南東部の福建省で確認された。アモイで予定のイベントが中止オンラインに変更された。中国では24億回のワクチン接種されており人口の70%が2回目の接種を終えている。②中国をけん制するための米・韓・日3か国協議が週明けに始まった。中国報道官は「このような企みは世界に支持されないだろう」と述べた」と伝えた。③中国恒大集団3,000億ドルの負債を抱えていると発表された。救済のためにアドバイザーを雇用した。13日株価は12%近く値下がりした。年初めからの値下がりで同社の時価総額は10分１に減少した」と伝えた。中国関連ではフランスF２は「中国企業の40%がAIによる採用システムで1,000万人が採用された。AIを前に受け答えする。ＡＩは受験者の顔面の映像からデータを集積し合否を判断する。人員削減により採用コストが大幅に減った。」と伝えた。英BBCは「ジョンソン英首相は「ブースター接種（3回目の接種）を9月14日から50歳以上の人及び基礎疾患を持つ人で約3,000万人を対象に開始する」と発表した。同時にレストラン、劇場などでワクチンパスポート提示を義務付けると発表した。ドイツZDFは「ドイツでは子供に感染者が増加している。拡散を防ぐため綿棒を鼻に差し込みＰＣＲ検査を始めた。」と伝えた。日本では自民党総裁選を1週間後に控えて賑やかになってきた。内向きの日本国民が世界に目を向けるせめてもの契機にしてほしい。（了）