NY市場、前日の大幅安のあと様子見でまちまち、一方、バイデン米大統領は国連で大統領就任後初めての国連演説、アジア重視を鮮明にしたとドイツDF伝える（学校で教えてくれない経済学）

23日のFOMC会合と中国不動産大手の恒大が同社社債の償還日を23日に控えていることが重なり22日のNY市場は様子見、ダウは33,919ドル、50ドル、0.15%安、Ｓ&P500、4,354、3ポイント、0.08%安、ナスダック、14,746、32ポイント、0.22%高で取引を終えた。「デルタ株の感染拡大によるテーマパーク閉鎖継続懸念でウオルトディズニー株が171.17ドル、4.17%安、1銘柄でダウを48ポイント押し下げた」と22日、FT(フィナンシアルタイムズ)電子版が伝えた。恐怖指数VIXは24.36、5.25%低下、米10年債利回りは1.328%と0.28%上昇した。NY外為市場では1ドル＝109.23円、1ユーロ＝128.09円、1英ポンド＝149.24円と主要通貨が対円で値上がりした。ＮY原油市場はWTIがバレル70.78ドル、0.11%安、北海ブレント、74.69ドル、変わらず、ＮY金はオンス1，775.20ドル変わらず、ビットコインは4万993ドルと4.62%値下がりしたと22日ロイター電は伝えた。

23日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でドイツZDFは「①バイデン米大統領が大統領就任後初めて国連総会で演説し、気候変動、コロナワクチンなどでの世界の結束を呼び掛けパンデミックを終わらせたいと述べた。アフガニスタン問題に触れ、アメリカは戦争のない世界に貢献すると述べた。特にアジア太平洋でのアメリカの存在感をアッピールしアメリカがアジアへ関与を移すことが明らかになった。欧州にとっても是はドイツにとってもであるが、アメリカは頼りにならないことがはっきりした。②6,000万有権者によりドイツ連邦選挙が26日に実施される。既に多くがオンラインによる投票を済ませた。」と伝えた。22日、FT電子版は「IEA（国際エネルギー機関）はロシアに対して欧州への天然ガス供給を増やすよう強く要請した。欧州では冬場の暖房用エネルギーの深刻な不足を懸念した。欧州では天燃ガス相場が安値の5倍、今年に入ってからも70%値上りしている。既に英国でもガス供給会社の多くが倒産で小売り段階でも問題が出ている。」と伝えた。

ロシアテレビは「①プーチン大統領は3年間の予算計画を発表した。マクロ経済が多くの問題を抱えている中、原油がバレル66ドルを確保、天燃ガス、原油相場の上昇でロシア経済は改善、ロシアの2021年GDPは4.2%前年比増加した。年金補助金の支給含め国民生活を十分支援すると述べた。②ロシア下院議会選挙で統一ロシアが324議席を獲得3分の2を確保した。」と伝えた。カタール、アルジャジーラは「アフガニスタン暫定政権はスタートしたが国民の困窮状態は回復していいない。国民の72%を貧困者が占めている。このままの状態が続けば年末までに貧困率は97%に達する恐れがある。一人当たりの年間の食費は570ドル（約6万2，000円）に満たない。タリバン暫定政権は国民により良い生活を約束した。深刻な食糧不足に陥った状態だ。」と伝えた。豪ABCは「アフガニスタンではISが民間人とタリバンを襲う戦闘が収まらない。女性排除は変わっていない。」と伝えた。フランスＦ２は「カナリア諸島火山により流失溶岩が海岸に迫り有毒ガス懸念が新たに出て来た。既に6,000所帯が溶岩で家を失った。」と伝えた。反応は全くないが書き残して置けば誰か一人でも読んでくれるだろうと気持ちを強く持ち日々発信している次第である。（了）