第二腰腿点(董氏の鍼では手下焦)
今度の臨床実践塾は、テーマを「鍼のテクニックを手技療法に変換」したのを解説します。
その中で、「骨格矯正鍼」として、「腰腿点」も使う予定をしていますが、七星鍼法を知っている人は、骨格矯正鍼として「頭部七星」を使ったり「査穴」を使ったりする事もできます。
写真は「董氏の鍼」で「手下焦」と呼ばれるものですが、「第二腰腿点」と同じと考えてください。
ちょっと違うのは、腰腿点なら1点への刺鍼ですが、手下焦では2点への刺鍼です。
中国から伝来した鍼の仕方は、1経絡(一つの筋肉)に2点、3点、4点と取穴するのがあります。
そして、日本の鍼より太い中国鍼を使うので、刺激量としては強いものです。
しかし、その分弛緩作用は強いので、効果も期待できます。
ただ日本では、刺激が強いと敬遠されやすいので、多くの人が日本の毫鍼を使っているようです。
「腰腿点」を使うと、体の動きにくい方向を検出して、それに合わせて「右か左か」を決めて、矯正される角度に体を動かして刺鍼すれば、瞬時に骨格矯正ができます。
そして、痛みが取れるのです。
これは私が、鍼灸学校時代に開発して、現在まで使い続け、内外で公開して来たテクニックなので、見たことのある鍼灸師は多いとお思います。
ピッと鍼をするとパッと治るので、初めて見た人は笑います。
今回は、これを「手技療法」に翻訳してやるのですが、今でも時々手技でやっています。
これをやると患者さんは「??????」という顔をして、やがて笑います。
その時は、私も一緒に笑います。(^_^;)
主に腰痛などに使うのですが、股関節痛や膝痛、足関節痛などにも使えます。
ただ、時間が短いので、このテクニックの紹介は数分だと思います。
が、しかし、おもしろいので楽しみにしてください。
今度のセミナーは定員になってしまいましたが、ホームページが23日からしか使えないようですので、ホームページの替わりにこちらに案内を載せておきます。
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