
ピッと鍼をした後の画像でかなり後ろに回っています
75歳の方です。
「ゴルフをするときに、腕が上手く回らないんです」と訴えてきました。
「はい。はい!」という感じで、ピッと鍼を混ぜて経絡治療をした。
抜針をしてから、
「はい。起き上がって腕を後ろに回してみてください」と言うと、その通りにしてから、
「あれ?楽に動きますね」と、笑いながら言っていました。
そして、
「私は続けて来た方がいいですかね?」と聞くものですから、
「来た方がいいと思いますよ」と返事をしたら、次回の予約を入れて帰られました。
ありがとうございます。m(__)m
肘が伸び切らない原因はいくつか考えられますので、現代医学で言われることを書いてみます。
以下が原因と思われている事柄です。
1. 筋肉や腱の問題
- 筋肉の緊張や短縮:上腕二頭筋や上腕筋が硬くなっている場合、肘が伸びにくくなることがあります。
- 腱炎や腱の損傷:上腕二頭筋腱や肘周辺の腱が炎症を起こしている場合、動きが制限されます。
2. 関節の問題
- 関節拘縮:長期間動かさなかったり、ケガの後に適切なリハビリをしなかった場合、関節包が硬くなり動きが制限されることがあります。
- 関節内の癒着:怪我や手術の後に組織が癒着してしまうと、関節の可動域が制限されます。
- 変形性関節症:関節軟骨がすり減ることで、関節の動きがスムーズに行えなくなります。
3. 骨の問題
- 骨折後の後遺症:骨折が治った後、骨の位置がずれている場合や、過剰な骨の成長(骨棘)がある場合、肘の可動域が制限されることがあります。
4. 神経の問題
- 神経の圧迫:尺骨神経や橈骨神経が圧迫されている場合、肘の動きに影響が出ることがあります。
5. その他
- 炎症性疾患:リウマチなどの自己免疫疾患が原因で関節に炎症が起こり、動きが制限されることがあります。
- 外傷の影響:打撲や捻挫などの外傷後に、腫れや痛みのために肘が伸びにくくなることがあります。
そして、その治療としては以下のようなことが一般的なようです。
対策・対応策:
- ストレッチやリハビリ:筋肉の緊張や拘縮が原因の場合、ストレッチやリハビリで改善することがあります。
- 物理療法(温熱療法、超音波療法など):炎症や拘縮の緩和に効果的です。
- 鍼灸治療:筋肉の緊張を緩和し、関節の可動域を広げるのに有効です。
- 整形外科受診:原因が骨や関節内にある場合は、整形外科での診断と治療が必要です。
きょうも時間がないので、これぐらいにしておきます。
私は、1本鍼をしただけです。
肩関節には鍼も手技もしてないですよ。
ピッと鍼のおもしろいところはこういうところなんです。