ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

米ブッシュ大統領演説、鳥インフルエンザ脅威とー学校で教えてくれない経済学

2005-10-07 08:53:49 | 経済学
WSJ電子版(10月6日)は、米ブッシュ大統領が、米時間10月4日、1918年のスペイン風邪を引用し、鳥インフルエンザの脅威を国民に訴えたと伝えた。
WSJ電子版は、9月30日にも鳥インフルエンザの問題点を詳しく報道している。

雑誌TIME(9月26日号)は、既に鳥インフルエンザ問題を特集し、渡り鳥がH5n1ウイルスを媒介し、その元凶は中国最北の塩水湖Quighaiにありと突き止め、渡り鳥を介して鳥インフルエンザウイルスが世界に蔓延する温床となっていると警告している。

なぜいまブッシュ大統領が鳥インフルエンザを取り上げたのかにはさまざまな声がWSJ電子版にも読者から届いている。

「ハリケーンの失態を国民の目からそらすためだ」と言う声や、「政治家は言うだけで何もしないお決まりの演説」、「マスコミが煽っているにすぎない」と冷めた意見が目についた。

日本ではどうか。
マスコミは取り上げもしない。騒ぐときは騒ぐがあと忘れる。昨年2月、京都の丹波での鳥インフルエンザでもほとんどの人が忘れている。問題を起こした養鶏場から独占的に鶏肉を仕入れていたスーパーが神戸にあるが、なにごともなかったかのように客は鶏肉を高値で買っている。

鳥インフルエンザに対応策はないのか。せいぜい手洗いを励行する以外ないというのが現状らしい。
鳥インフルエンザに効くワクチンが現段階では開発されていないことも泣き所のようだ。

専門家の話では、H5N1型のインフルエンザウイルスは鳥から鳥へ媒介する。鳥から人にうつるケースはないというから、病気の鳥を直接扱わない限りまず被害にあわないらしい。
ただ、鳥から人へ突然変異する可能性は十分あり、人から人へウイルスが伝染すると1918~19年のスペイン風邪の再来は十分ありうると警告している。

鶏肉を生で食べるのはやめたほうがよい。
火を通して食べれば大丈夫だろうと専門家は話している。

災害は忘れたころにやってくる。せめて心の準備だけでもしておきたい。(了)

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米インフレ懸念から、NYダウ123ドル安-学校で教えてくれない経済学

2005-10-06 08:46:08 | 経済学
10月5日、NY株式市場は、9月の全米供給管理協会発表の
非製造業景気指数が、8月の65から52.3へ下落、9月の
価格指数が8月の67.1から81.4へ増加したことを嫌気
して、前日比123ポイント下落し、3営業日連続の下げで都合
下げ幅は250ドル以上となった。

エネルギーコスト上昇を企業は売値に転嫁する。一方、エネル
ギーコスト上昇で消費者の購買力は低下する。米GDPに占める
個人消費は65%であるから景気減速の悪材料となると投資家
は弱気になりやすい。

米連銀理事がタカ派的(利上げ)発言をくりかえし、年内2回各
0.25%利上げにとどまらず2006年も利上げ継続を示唆して
いる。

米長期金利は海外からの米債券投資が根強く続いていることで、
住宅ローン金利に連動する米10年物国債の利回りは年4.3%
台で現時点では安定している。ただ、短期金利の誘導目標のFF
レートが上がり続ければ長期金利も安泰ではないという連想の
ようだ。

一部では、米中古住宅の売り物件が増加し、住宅価格がピーク
アウトする兆しがではじめたこともNYダウ下げに影響している。

この日のNYダウ下げにはGM株が4.8%下げたことも影響した。

一方、インフレ懸念に火をつけた原油相場(WTI)は、この日、
バレル1.11ドル下げ、62.79ドルで取引を終えたが株式
市場は無視した。
NY株式市場は、原油相場のこのところの下げは一時的と見て
いるのかもしれない。

欧米人はインフレ懸念に敏感に反応する傾向が強い。過去の
悪夢のインフレ体験を民族として継承しているのであろう。

日本では原油高騰でも比較的冷静におれるのは1ドル=110
円台の為替レートの恩恵が大きい。さらにゼロ金利同然の低金
利に政治家もマスコミも含めて国全体が完全に麻痺している。

いつまでも異常な状態が続く道理はない。資源のほぼ100%
を海外からの輸入に頼りきっている日本という国の現実を忘れ
ることは出来ない。(了)

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貴公子みたい

2005-10-06 08:23:56 | 情報や案内及び雑談

スパティフィラム

写真の原画は、 haittyさんに貸して頂きました。


疲れが溜まってきて、頭の回転が、コトコト、ガキン、コトコト、
と遅くなってきました。(笑)

ブログ友達の方から「花博士」と呼ばれているhaittyさんのブログ
を覗いたら、貴公子のような花が咲いていた。

高いツメ襟の服を着た貴公子を見たような感じを受けたので、休憩
がてら、バックを一色にしようと思い、いろいろな色を入れてみた
のですが、この高貴な色、欲求不満の色と言われる紫以外は、どれ
も合わない。

純白の花をもつスパティフィラムは、その姿がたいへんに清楚で、
華麗で、優雅で、甘い香りもするそうです。
コメント (3)
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オイルダラー、世界を潤す?!-学校で教えてくれない経済学

2005-10-05 11:35:59 | 経済学
日経ダウが上げ下げを繰り返しながら、4年4ヶ月ぶりの高値
を更新しているが、オイルダラーの影響力は無視できないと指
摘する声が多い。

WSJ電子版(10月4日)は、産油国が原油高騰で得たたなぼた
のお金で米国の低金利、産油国自身の財政改善、生活・福祉改
善などへ多大の貢献をしているとIMFデータを引用しながら分
析している。

米国の長期金利が年4.3%程度で低く抑えられ、その結果、
米住宅ブームを支えているのは、産油国が米債券を、中国、
インド、日本などと同様に買い続けている結果であると指摘
した。

中東の産油国は、米国の株式・債券を2004年から6月末ま
での一年間で1,210億ドル購入した。一年前は845億
ドルであった。
産油国ノルウエーは同期間590億ドルから1,800億ドル
へ米株・債券保有残高を増やした。
ロシアは110億ドルから480億ドルへ同じく増やした。

ロシア中央銀行は、外貨の保有高の60%を米ドル資産が占め
ているが、副総裁、Konstantin Korishchenko氏は、原油相場
が高騰したことが、回りまわって世界の低金利を助けていると
話したとWSJ電子版は紹介している。

2003年からの原油相場高騰以降、サウジアラビアの株式市
場は、81%値上がりし、UAEは108%値上がりした。

ことし8月、世界最大の産油国のサウジアラビアは、公務員給
与の15%引き上げた。
世界第2の産油国ロシアは、最近、数十億ドルの社会保障費増
額を議会で承認した。
世界第3位の石油輸出国ノルウエーでさえ、福祉予算増額を
了承した。

サウジアラビアは、財政のほぼ100%を原油収入でまかなっ
ているが、輸出商品の多角化を目的に、石油化学産業振興に力
を入れてきており、2010年までに自国の石油化学へ300
億ドル投資を計画している。

原油相場は、2005年に入りすでに50%強値上がりした。
産油国の稼ぎはそれに伴い増加を続け、2003年2,000億ドル、
2004年2,800億ドル、2005年は4,000億ドルを伺う勢いが続い
ている。

オイルダラー、世界を潤す?!

原油高騰は、米国含め世界のインフレの芽として嫌われている。
その一方で、オイルダラーは、米低金利を助け、産油国の生活
水準の改善、はたまた日本の株価上昇を助けている側面がある
ことにも目を向ける必要があるかもしれない。(了)


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もうすぐです、シビレに来てください (^-^) 

2005-10-05 08:09:07 | 情報や案内及び雑談
アジアのアーティスト♪♪♪

       二胡の視聴はココ





日  程  : 2005年10月16日(日)
内  容  : こちらでどうぞ
受付開始 : 午後1時30分
開  演  : 午後2時00分
場  所  : よみうり文化センター・ホール
(地下鉄御堂筋線・千里中央駅・南改札を出てすぐ前)





☆コンサートについてのお問い合わせ、及びチケットの申し込み先☆

【主催】各国就留学生助け合いの会・アジアアフリカミュージカルチーム
電話 06-6927-0591
携帯 090-210-66335




≪二胡・奏者≫
劉鋒さんのホームページ 
コメント (2)
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臨床実践塾

2005-10-04 11:38:08 | 情報や案内及び雑談
雑事が多すぎて、ブログの更新も途絶えがちです。

空で表現すると、こんな感じかなぁ。(笑)




10月2日(日)は、臨床実践塾を開催しました。

塾は、ばーば佐智子の「人それぞれに役割がある・陰陽を駆使した対話術」と題し、鍼灸院の開業に向く人と向かない人の違いや、接客での陰陽の応用の仕方から始めました。

たった15分のレクチャーですが、非常にまとまっていますので、「これが楽しい」と言う人は多い。

臨床実践の訓練は、古典の勉強から始めました。

鍼灸学の古典、≪黄帝内経≫には、いくつかの矛盾があるのですが、難経(鍼灸の古典書籍)にも、矛盾がありますので、その箇所の説明と、実践の場での考え方や応用方法を解説。

次いで、経験から発生した「特効穴」と言われているツボも、七星論で理論付けして、遠位取穴の原理を加えて、各自が「秘伝」を作れるような方法を説明。

その後、脊椎診の訓練をしながら、巨針療法を体験したい方々に、巨針を施したのですが、予想以上に希望者が多く、ほぼ全員が次々に6台のベッドで準備するものですから、伏臥のままで脊椎診をして巨針をすることになりました。

人数が多過ぎて、ちょっと大変でしたが、抜鍼はお弟子さんがやってくれましたので、すごく助かりました。

塾では、巨針の作り方も説明したのですが、1本作るのには約10分程度。
巨針を作っている間に、「おおー!」とか、「なるほど!」という声が、あちらこちらから聞こえていました。

予定では、「頭痛の分類と治療のしかた」まで計画していたのですが、巨針の実技が少し伸びてしまいましたので、脊椎診等を含めたプリント(A4で14枚)の配布と簡単な説明をして、残りは次回に行なう予定にしました。

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1ドル=114円、お久しぶりですね?!-学校で教えてくれない経済学

2005-10-04 09:43:05 | 経済学
NY為替相場で、ドルが、1ドル=114.25円をつけた。
ドルは対ユーロでも買われ、1ユーロ=1.1908ドルをつけた。
対スイスフランでも、対英ポンドでもドルは値上がりした。

ドルを買うこれといった材料は見当たらないが、対円では、
日銀短観で、製造業指数が予測の20ポイントが19ポイントだったと
いうことを円売りの材料に使われた。

相場の世界は勝手なもので、1ドル=115円をつけるまでは
ドル上昇の行く手を阻む障害物は見当たらないと平然として、
アナリストのコメントを流している。

対ユーロでは、9月のユーロ圏の製造業景況指数が、8月の50.4
から51.7へ上昇したことがドル買いの材料に使われた。

ただ、ドルがこのまま一本調子で、1ドル=115円を超えて
上昇をつづけるのかどうかについては意見がわかれているようだ。

一年前、ドルが売られ、ユーロが買われたときは自信があった。
しかし、今回のドル買い、ユーロ売りには確信が持てないと正直に
告白しているアナリストも多い。

ドルを唯一勧められる理由のひとつは、米国が年内、0.25%幅で
2回利上げする可能性が極めて高いことであろう。

日本人の感覚ではいまひとつぴんとこないのは欧米人のインフレ
懸念の強さである。米FRB(連邦準備制度理事会)が、原油が高値
安定すればインフレが進行する。インフレ懸念が高まれば2006年
も利上げ継続があってもおかしくないというシナリオで舞台の筋書き
を立ててくる可能性は十分考えられる。

日本では10年物の国債の利回りが年1.5%に最近ようやく
近づいた。米国の長期金利は同じ10年物国債を例に取れば
年4.3%である。

日本の金融市場では、最近でこそ話題になりはじめたが、
量的金融緩和撤廃にしても、日本人の常、実施に移す段階まで
時間がかかる。

量的緩和撤廃はそのまま利上げにつながる。利上げにつながると
莫大な国債を抱える日本政府も利払いがかさむから難色を示す。
当然子とあるごとに日銀にブレーキをかけそうだ。

米国は利上げする。日本はゼロ金利同然の状態が2006年半ば
まで延々と続けられる可能性は高い。日米金利差は当然の結果
拡大する。

日米の金利差を材料にシナリオを書けば少なくとも対円でのドル
相場は十分商売になると獣道(けものみち)でハンター(為替ディ
ーラー)は考えてもおかしくない。

日本円を標的にズドーン、ズドーンと打ち込めが簡単にしとめられ
るとハンターは舌なめずりしているかもしれないからだ。

動物の目線で物事を考えるのが狩猟民族の得手である。
人間の視点で物事を判断すると相場の世界では間違いを犯す
ケースは結構多いのもそのためかもしれない。

日本人は口先だけで消費者の立場で考え、消費者の視点での
経営の大切さを吹聴する。ところが、腹に収まっていないから
長続きしたためしがない。

患者の立場での医療の重要性を盛んに指摘する識者は多い。
ところがこの識者と称する人物ほど信用できないものはいない。

子供の目線で生徒に教える先生がほとんどいなくなったと
日本の教育界に絶望する人がほとんどだ。

1ドル=114円、お久しぶりですね?!

この際、動物の視点で見直してみるのも面白いかもしれない。(了)
 

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Watch your steps:70 $Show -学校で教えてくれない経済学

2005-10-03 11:03:25 | 経済学
Watch your steps!!
日本語でいえばさしずめ「お足元にご注意ねがいます」
だろう。

米ワシントンDC駐在時代、市内のバスをたびたび利用した。
運転手のウオッチ・ユア・ステップスという声が
妙に今も耳元に残っている。

今朝のWSJ電子版の金融のページを開けたら
「70ドルショーに注意」というタイトルが目についた。

70ドルはいわずと知れた原油の値段である。インフレの
芽が原油高騰を引き金にじわじわと米国経済にしのびよって
きていることを警戒するレポートである。

8月の米消費者物価指数は、エネルギーと食料を除くコア指数
では1%増にとどまったが、全て含めれば0.5%増加した。

このままのペースで進めば年率4%のハイペースは避けられな
いと米金融関係者は株・債券相場の先行きを真剣に懸念してい
るようだ。

米FRB(連制準備制度理事会)は、年内さらに0.25%、残り
2度の会合で短期金利の誘導目標を引き上げるとの観測がもっ
ぱらだ。

先週末の10年物国債の利回りが年4.3%へはねあがったこ
ともインフレ懸念をいやがうえにも高めたようだ。

一方、NY為替市場では、このところ奇妙なドルの落ち着きが目
に付く。
週末のNY為替市場では、ドルは、1ドル=112.98円から
1ドル=113.52円まで買われた。対ユーロでは1ユーロ
=2045ドルから1.2021ドルわずかだが買われた。

ドルはここ一年、昨年10月から年末にかけては
ユーロ急騰、円連れ高で1ドル=100割れ寸前まで円が
買われた。以後一貫してユーロ売り、円連れ安の流れできて、
ここ2ヶ月、1ドル=113円をはさんで微妙な雲行きに
変わってきている。

しかし、今、ドルが今買われる材料はない。米国の経済指標の
なかで、8月の所得と消費が落ちたことは一番いやなデータだ
ったようだ。

にもかかわらずである。ドルがすべての通貨に対して買われた。
利上げ期待以外考えられない。

米国では利上げを武器に米国の財政赤字をファイナンスしょう
と必死である。

日本では敵は本能寺という言葉がある。

いま米国ではけだし「敵はインフレ」とでもいうのであろう。

インフレとはお金の目減りである。外国からの資金をつねに
米国へ惹きつけておこうとする米国金融当局のぎりぎりの
選択が利上げであろう。

こういう議論も懸念も日本ではお目にかからないから実に不思議だ。
なぜなら日本では国債の発行残高はGDPの170%を占める
という、ある種破産国であり、米国の財政赤字を心配する余裕
は日本にはないからだ。

天文学的数字の日本の国債残高を解消するには日本の国債を
外人に買わせる、いえ、いえ、買っていただく武器は利上げ
以外考えられない。
利上げは国債相場下落につながるのは経済学のイロハである。

Watch  your  steps:70$Show.
(70ドル原油ショー:お足元をご注意願います。)

日本人にとっても他人事ではないだろう。

円相場が1ドル=110円そこそこで安定しているから
いまの日本はまだいい。想像するだけでも怖いが、
これが1ドル=120円、130円とソロリ、そろりと
円が安くなるとどうなるか。

小泉首相が、かたくなに任期1年と言うのも、日本の財政破綻
を考えればわかりすぎるほどはっきりしている。(了)


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読売こころ塾:池田理代子さんースケッチ&コメント

2005-10-03 10:51:10 | スケッチ
「読売こころ塾」にあの宝塚歌劇「ベルサイユのバラ」で有名な池田理代子さんが出るというので参加を申し込んでいたらたまたま当選したので会場の大槻能楽堂へ出かけた。
 
略歴に声楽家とあるのでオヤッと思っていたら、47歳から一世一代の大勝負に出て音大に入学、元宝塚のプリマドンナ東先生との出会いに恵まれいまや押しも押されもせぬ声楽家なのだと初めて知った。
 
50を前にして更年期に遭遇、このままでは人生だめになる。一度だけの人生、今何かやり残したことはなにかと考えた。イタリアのオペラ歌手、ドミンゴさんから、人を幸せにするために歌うんですよといわれたことも、声楽家しかないと、猛烈に勉強した。
 
子供のころから琴をたしなみピアノも弾く。音楽は漫画の世界にありながらからだが求めた。漫画は表現のひとつの手段だった。

 実は、本来は小説家になりたかった。懸賞小説に何度も挑戦した。しかし、選外佳作が一件あるのみですべて落選で作家はあきらめた。

声楽家に一念発起して、先の東先生に会ったとき、体重を20キロ増やさないと声にならないと厳命された。みぞおちのすぐしたの筋肉を鍛えるために地獄がはじまった。百科事典5冊をお腹の上に載せて呼吸の訓練が続いた。

なぜそこまでとおもうが、人生はただ一度きり、池田理代子さんなりの生きること、死ぬという意味を見つめる人生観がベースにあった。
 
47歳で三度目の結婚をする。これもある友達に「一人で働いていて一体なにになるの」とぼそり言われたのがきっかけだそうだ。
だんなさんは山男。東京地区タイガース応援団の会長の気違いだそうだ。

いままで会った人の仲で、ねむの木学園の宮城まりこさんのことばが忘れられないという。

「ねむの木学園のために働いているって?とんでもない。
自分が生きて食べるため。好きな洋服を買って、ねむの木はそのあと。
個人がまず満たされないものは長続きしないわ。」といわれたことだ。

宗教については、先の心酔する東先生がカソリック信者であることであっさり、51歳で洗礼を受けた。

カソリックの母からは日曜学校に通っていたから洗礼を勧められた。
しかしそのつど神の啓示を受けていないからと洗礼を拒んでいた。
先祖は士族で神道。父親は仏教。実は奈良には死ねば入るようにお墓もつくってあるという。お墓がないと落ち着いて死ねないそうだ。

 誕生した時、くすっとも声が出なかった。母親も回りも死産とあきらめたらしい。産後一刻を争う状態の母親に産婆も手当を集中した。
何かの拍子で、突然、産婆さんがやおら赤子の両足をつかんでお湯にほり込み、ほっぺたをひっぱたいたらフニャーと声にならぬ音をだしてこの世に生還したというエピソードも紹介してくれた。

池田さんは子供のころからずっと虚弱体質ですごした。それが今ごらんのとおり筋肉隆々の声楽家でございますと胸を張った。

 母親の思い出としては、子供のころから、母親は娘の彼女になんどもなんども、これからの時代は、おとこに食べさてもらうもんじゃないよと教えられていた。自分の人生は自分で決めると子供のころから叩き込まれていた。それがベルバラのオスカーにも出ているという。

終わりに理想の女性は与謝野晶子ですと白状していた。

池田理代子さんといえばベルバラでおしまいだった。
とても数行では書きつくせない、収穫の多い1時間半であった。(了)



Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 1905E 
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)


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忙死了!(メッチャ忙しい)

2005-10-01 22:20:42 | 情報や案内及び雑談
忙しい中をKenさんが(経済学とスケッチ)来られました。

Kenさんは、カウンターの上に置いてあったコスモスを、鉢ごとソファーの横のテーブルに移し、

「かわいいねー、コスモスは・・・」

と言いながら、ササッとスケッチをしていた。

帰りに、そのスケッチを私にくれたので、ちょっと色付けしてみた。

このところ忙しいので、花を見ると、張り詰めた緊張が解けてくる。




明日の「臨床実践塾」が終わると、少し時間がとれるかなと思ったが、そうもいかないようだ。
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