ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

新妻にツヨシ君が新ポーズ

2007-12-21 13:39:24 | Webニュースより
新妻にツヨシ君が新ポーズ(中国新聞) - goo ニュース

2007年12月21日(金)00:00   (中国新聞)


 周南市徳山動物園で飼育されているマレーグマ「ツヨシ」(雄、20歳)の「困(クマ)った」ポーズに、バリエーションが誕生した。新しいパートナーのマーヤ(雌、2歳)の来園から1カ月がすぎ、「ひょうきん」ぶりを加速させているようだ。体を丸める「真っ黒ボール」も連発し、木の枝を口にくわえた「笛吹き」ポーズも新登場。マーヤとの同居で「心境」に変化があったのか。

 新カップル誕生は、園側に入園者増といううれしいプレゼントも。マーヤ公開翌日の11月16日から1カ月の入園者数は2万2717人。9515人だった前年同期の2.4倍に上る。関東地方や北海道から交通手段などを問い合わせる電話もあるという。


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ツヨシ君って誰だろうと思ったら、なーんだ君だったのか。

それにしても、人間とよく似たことをするもんんだ。
人間も一緒です、・・・ねー?

えっ?違う?
そうかも知れないな、人間は「継続は力なり」と言いながら、忘れやすい動物ですからねー、
あっ!忘れやすいではなく、「飽きやすい」かな?

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5万円のパソコンが出るらしい

2007-12-20 13:09:37 | Webニュースより
YAHOO!ニュース より

“199ドルノート”こと「Eee PC」が日本発売決定――予価は5万円前後

ASUSTeKは、“199ドルノートPC”として注目を浴びた低価格モバイルノートPC「Eee PC」の日本発売をアナウンスした。
 ASUSTeKは、低価格モバイルノートPC「Eee PC」の日本発売決定をアナウンスした。OSにはWindows XPを搭載。発売予定時期は2008年2月で、価格はオープン。予想実売価格は5万円前後の見込みだ。

 日本発売モデルの詳細スペックについては現在未定としており、後日発表される予定だ。


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有難い話だが、困るメーカーもあるだろうなー。

ダンピングが始まると、
「いったい原価は何ぼやねん?」
と聞きたくなるのが人情で、ほんとに何ぼやろうなー。(^○^)

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NYダウ乱高下の後小幅高ー学校で教えてくれない経済学

2007-12-20 11:37:25 | 経済学
 時価総額で米第二の大手投資会社のMorgan Stanleyが、中国の政府系投資会社、中国投資有限責任公司(CIC)から、50億ドル(約5650億円)の資金を受けいれると発表した。
今朝のWSJ紙は、今回の動きは、既に今年夏ごろから始められていたと紹介している。

 モルガンスタンレー、お前もかと、既に、外国資本を受け入れを発表していた、Citigroup(アブダビ資金)やBlackston(シンガポール資金)その他の金融会社に続く、外資に救援を求めた動きに、サブプライムローン問題の深刻さを、投資家に、改めて見せ付けたようだ。

12月19日、NYダウは、乱高下のあと、前日比25ドル安、13,207ドルで取引を終了した。この日のNYダウの値下がりには、年末を控えて、税金対策としての、損の大きく出た株を売る動きも影響したと、WSJ紙は紹介している。

投資家の不安心理を増幅させた背景のひとつに、スタンダード&プアーが、一連の債券保証会社の格下げを発表があり、トップのMBIA株が2.5%値下がりして、投資家の先行きの不安感を一層煽ったとWSJ紙は紹介している。

200億ドル(2兆2,600億円)を公定歩合4.75%以下の4.65%での入札に対して、93の建設会社が応募、それが615.5億ドル(6兆9,500億円)に達したと,米FRBは発表した。ただ、この程度の救済では、焼け石に水との覚めた見方も依然として消えていないようだ。

ECB(欧州中央銀行)は、固定金利の住宅ローンに無期限で、5000億ドル資金提供し、英国中央銀行が200億ドルなど、資金を潤沢にマーケットに流すと発表している。世界の中央銀行が、投資家の不安心理払拭に躍起になっていることを教えてくれている。

12月19日、NY外国為替市場では、方向感の定まらぬ動きに終始、1ユーロ=1.4367ドル、1ドル=113.38円前後で取引された。先行き不透明な環境下で、下手に動くことは、得策ではないと、投資家は、水鳥と同じように、肌で感じているのかもしれない。

12月19日、NY原油先物相場(WTI)は、米国の原油在庫減少のデータ発表を好感して、バレル1.16ドル上昇、91.24ドルで取引された。ブレント(重質油)相場も、バレル1.36ドル上昇、91.48ドルで取引された。何か材料を探しては、90ドル台に戻す動きは、世界的な原油需要の強さを、これまた、肌で実感しているのであろう。

蕁麻疹がなぜ出るか。オデキはなぜ出来るか。全てからだの中が、変調を来しているからである。ステロイドを塗ったり、かさぶたを取ろうとしても、からだの中から病気を治さない限り、根本的な解決にならない。サブプライム問題本復には時間がかかりそうだ。(了)

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鍼灸分野で初めて

2007-12-20 09:18:18 | 情報や案内及び雑談
人文科学研究協会賞を、鍼灸分野で初めて受賞された長野仁氏のことは何度かご紹介しましたが、【日本鍼灸マッサージ新聞】にも、その模様が掲載された。



これは鍼灸業界にとっても大きな出来事ですよー。

画像クリックで拡大します。
 

鍼灸師でも頑張ればこのような賞も貰えるのです。

・・・、しかし、なかなか難しいかも知れない。(^o^)


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愛重すぎて…南京錠3千個超、展望台倒壊の危機 奈良

2007-12-20 01:43:02 | Webニュースより
愛重すぎて…南京錠3千個超、展望台倒壊の危機 奈良(朝日新聞) - goo ニュース

2007年12月19日17時51分

 クリスマスまであとわずか。恋人たちが愛を語らうこの季節に、「愛が重すぎて」立ち入り禁止になった展望台がある。大阪、奈良府県境にある観光道路、信貴(しぎ)生駒スカイラインの「鐘の鳴る展望台」(奈良県平群(へぐり)町櫟原(いちはら))だ。恋人たちが「愛に永遠の鍵を掛けよう」とそれぞれ購入して取り付けた南京錠が増加、重みで一部が倒壊する恐れが出てきたという。



縦の支柱に隠れた部分にチェーンが取り付けられ、南京錠がかけられた先端まで上れなくなった展望台=奈良県平群町で


展望台に大量に取り付けられたカップルの南京錠=奈良県平群町で

 展望台は高さ約12メートルの鉄筋コンクリート製。99年に近鉄が設置した。年間約10万台が通る全長20.9キロのスカイラインの中で、標高460メートルの丘の上に飛び込み台のようにせり出す。鐘があり、そのウエディング・ベルのような音がロマンチックだ。そこからさらに階段を上ると、大阪平野と奈良盆地が一望できる先端の展望スペースへ。だが、「愛を語り合う」その場が今年6月からチェーンで仕切られた。

 展望スペースの高さ約1.2メートルの手すりには、ところ狭しと南京錠がずらり。近鉄秘書広報部によると、鍵は3200~3500個程度あり、その重量は推定850キロという。

 12月のある週末。大阪市から来た会社員のカップルが一角に鍵を掛けた。「永遠に結ばれると、ホームページで見たので……」と女性(35)は笑顔で話した。一方、ハイキングに来ていた同市の会社員(51)によると、鍵が目立ち始めたのは2、3年前から。さびた鍵も多い。「恋の成就もいいが、景観的にはちょっと見苦しい」

 展望スペースは半畳程度の広さ。約1トンまでの重さに耐え得る設計だが、このまま鍵が増え続けると、4、5人が一度に展望スペースに上った場合、壊れる危険性が出てきたという。

 完全に立ち入り禁止にするか、鍵をすべて取り外すか、来春までに対応策を決める。近鉄の広報担当者は「恋人たちが愛を誓って鍵を掛けたのに、それを無理やり外してしまうのは心苦しい。展望スペースに入れなくするのも残念」と話す。

 恋人たちの「南京錠スポット」としては、神戸市街の夜景が一望できる諏訪山公園の「ビーナスブリッジ」(神戸市中央区)も有名。手すりの鍵が増えすぎて景観を損なっているとして、04年、近くに鍵掛け専用のモニュメントを設置した。その後も年間約1万個の鍵が掛けられているという。


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チリも積もれば山となる、と言いますが、この場合はなんと言ったらいいのでしょう。
もし、掛けた鍵がはずされることになったら、ちょっと可哀想な気もするのですが、「鍵の重さに耐えられない」のは、展望台だけではないかも知れないな。(笑)

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サブプライ問題で乱高下も、NYダウ62ドル高ー学校で教えてくれない経済学

2007-12-19 10:47:54 | 経済学
 トルコ軍がイラクの国境を越えてクルド人掃討作戦を開始したとのニュースで、一昨日、NY原油先物相場(WTI)は、バレル92.88ドルまで値上がりした。イラク軍が撤退したと伝えられるや、昨日は、バレル88.88ドルまで値下がりした、と今朝のWSJ紙は紹介した。

 米企業の一部に好決算が伝えられる中、12月18日のNYダウは、100ドル以上値上がりして始まった。あと急落前日比50ドル以上値下がりした。取引終了にかけて、サブプライムローン問題解決に、米FRBが新ルールを発表したとして、見直し買いが入り、サンタクロースラリー期待とはやして、結局、前日比62ドル高13,323ドルで取引を終了した。

NY外国為替市場では、一時、1ドル=112.94円までドルが売られたが、ドル買戻しが入り、1ドル113.43円で取引された。対ユーロでは、1ユーロ=1.4402ドルで取引された。一時、1ユーロ=1.5ドル目前までドルが売られていたから、まさに、様変わりである。

株式、原油、為替の今朝の動きのいずれを見ても、腰を入れて、仕事をやっている雰囲気は感じられない。その点では、共通している。相場の世界は、後講釈で、理屈はいろいろつけてくれる。しかし、所詮ゲームであると心得ておいた方が腹はたたない。

相場の世界は、水鳥の生態とよく似ている。餌があれば、集まり、餌がなくなれば、姿を消す。それでいて、全ての鳥が、一斉に、いなくなるのかと思えばそうではない。近くの森に一時的に避難していていたのであろうか、どこからともなく、一羽、二羽と飛んできて、機嫌よく餌を食べ始めている姿を、よく見かける。水鳥は柔軟に対応している。

2007年は、サブプライム問題でかく乱された年だったと、昨日、テレビでエコノミストが解説していた。専門家でも、事態がここまで深刻化すると予想していなかったと、白状している。予測ほどあてにならないものはない。

しかし、予測して行動しないと、動物は、全て生きていけない。予測ははずれるものだという、リスクをどこまで織り込んで,日々の生業の中で、吸収していくかであろう。原油しかり、食料しかりである。ほぼ100%輸入に依存している、日本としては、あれは相場の世界だと、ただ、嘯いているだけでは、物事は解決しない。

米FRBが今朝発表した、サブプライムローン問題対策案の概要を、WSJ紙で読めば、瀕死の患者(借り手)にしかるべき根拠が認められれば、60日間、取立てを猶予するなど7項目の救済措置となっている。果たしてどこまでの実効性を期待していいのだろうか。

米銀200億ドル、ECB5千億、英銀200億の資金を供給する。事態は緊迫してきた。(了)

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忘年会第4弾

2007-12-19 10:46:07 | 情報や案内及び雑談
最近、「ぼやき思考」が増えてきた気がする。(笑)
歳のせい? 
小さな声で→「そうだよきっと」
ほっといてくれ!


「地球温暖化防止策」とか「大阪府の赤字立て直し政策」を毎日耳にしながら、街を歩くと時々、(・_・)……ン? と思うことがある。

お世話になっている会社の忘年会に呼ばれたので、梅田の飛天の横を通ったら、きれいにライトアップされていた。




ライトアップされた並木はきれいなので、若い人たちにとっては格好のデートスポットに違いない。




ライトアップの夜景から、いろいろな想像を巡らせながら、忘年会会場に到着した。
お店の中に入るなり、こんなものが飾ってあった。




部屋に案内されると、エレベータで上がってきたビルの中にあるお店なのに、日本調の中庭があった。




席へ案内されると、すでにつきだしが用意されており、お店の方は忙しそうに動き回っていた。
忙しいお店だけに、料理の盛り付けから考えられたのは、配膳や片付けの時間分配まで考えられていると思えた。




これは豆腐でしたが、なかなか「おつな味」でした。




お造りが出てきたので、待ってましたと箸をのばした。




次も説明する必要はないのですが・・・、煮物。
煮物は店によって甘い味が多いのですが、このお店は甘くなかったので、とても良かった。




これは、豚肉をゆがいたもののようでしたが、私はビールを飲むのに忙しくて食べるのを忘れていました。




これも定番の揚げ物。
美味しかったー。




その他にもいろいろ出ていたのですが、「ブログ用に!」なんて言いながら、写真だけ撮っているわけにもいかず、何点か抜かしたような気がする。

そして最後に、混ぜご飯が出てきたのですが、人数に対して量が少ないようだった。(⌒▽⌒)




ほんとに忙しくて、ニュースも斜め読みで、ブログを書く時間もない。
と言っても、日記は毎日書くのが原則と頑固に思い込んでいるので(笑)、やっぱり何か書かないと気になって仕方がない。

なので、忘年会のことを書いているのですが、もしかして「忘年会のために時間がなくなっているのかな?」と考えんでもない。(^o^)

ま、いいか。
来年も皆さんにとっていい年でありますように!

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お久しぶり

2007-12-18 16:53:37 | 情報や案内及び雑談
10月11月と出張が多くて、 よし萬 さんにも顔を出していないので、梅田に出たついでに覗いてみた。




お客さんがいっぱいでカウンターしか空いてなかったので、
「流行っていますねー」と、褒め言葉を投げた。
「ええ、12月ですから、この時期にお客さんがいなかったら首くくりますよ」
とマスターからマイナーな返事が返ってきた。

おっ!和室になってる。
前のテーブル席を改装して和室にしたみたいだ。
ああ、雰囲気いいですねー、12月ですねー。




早速、つきだしが出てきた。
うん、オッシャレー!ヽ(^o^)丿




残してあったボトルを、と言っても焼酎ですが・・・。(^o^)




つきだしだけで飲むわけにも行かないので、てっさを頼んだ。




しかし、フグも安くなりましたよねー、昔は手を出したくない値段だったなー。
と言っても、20代では多分わからない。
30代でも知らない人は多いはず。

逆に言うと、それを知っている人は、それなりの年齢?
あははは、あなたは昔のフグの値段を知ってますかね?
知ってたら、それなりの年齢ですよ。(⌒▽⌒)


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ドル買戻しは再び起こるのか?-学校で教えてくれない経済学

2007-12-18 14:38:52 | 経済学
 11月の米消費者物価指数が予想以上に高かったことで、米FRBの追加利下げの動きにブレーキをかける結果、外国為替市場で、ドルが、他の主要通貨に対して、買われやすくなったとの一部為替アナリストの見方を、12月17日付けのWSJ紙は紹介している。

 インフレ率が高まれば高まるほど、米金融当局は、益々、インフレを警戒する。その分、追加利下げの可能性は低くなる。11月以降、米国のサブプライム問題解決が長引くとの見方による追加利下げを材料に、ドルが、特に対ユーロで売られ過ぎていた反動もある。

 サブプライム危機は、米国のみでない。むしろ、ヨーロッパにおいて、米国以上に問題を抱えているとの見方からすれば、ユーロが対ドルで買われる根拠に乏しい。ユーロは、対ドルで、買われ過ぎているから、相場自身が、調整を求めているとの見方である。

 ドルは、対カナダドルでも売られ過ぎだった。その結果、調整が入り、対カナダドルで、ドルは、10%の値上がりした。ドルは対英ポンドでも売られすぎていた。ドルは、対英ポンドで4%値上がりした。同じ動きが対ユーロ、対円で起こる可能性を否定できない。 

 米FRBの動きに、世界の4大中央銀行が、サブプライムローン問題解決に向けて、利下げではなく、資金を潤沢に供給する方向で、足並みを揃えたことも、米国の追加利下げの可能性が低くなったとする見方の有力な根拠として捉えられる。

 ドルは、2002年の初めから見れば、主要通貨バスケット指数に対して20%以上値下がりした。対ユーロでは,ドルは、1ユーロ=1.5ドル直前の史上最安値を更新した。ユーロは対ドルでいかにも高すぎるとの判断が生まれてもおかしくない。

 ここ2ヶ月のドル売りの根拠に、サウジアラビアを含むペルシャ湾岸産油国6国が、ドルペッグ制から離脱するのではないかとする見方があった。ところが、12月初めに開かれた関係国での会合で、討議されたが、全く進展がなかったとWSJ紙は紹介している。

クリスマス休暇から、年末にかけて、商いが低下する。薄商いの間隙をねらっての投機資金が、ドル買戻しを仕掛け易い。為替市場における一日の出来高は1.7兆ドルといわれている。為替市場は、想像を超えた莫大な資金が、夜昼関係なく、時差を超えて、取引されている、魑魅魍魎の世界でもある。

投機資金が対円、対ユーロでドル買いへ流れると、薄商いであればあるほど、相場の振幅は大きくさせることが多い。11月の米消費者物価指数が引き金で、日本で円を借り、借りた円でドルを買う、円キャリートレード復活の可能性を否定出来なくなって来た。(了)

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米消費者物価指数上昇の波紋ー学校で教えてくれない経済学

2007-12-16 17:29:10 | 経済学
 11月の米消費者物価指数が、10月対比で0.8%,年ベースで、4.3%上昇と、予想外に高い伸びを示していたことで、様々な憶測が米国で生まれている。エネルギー価格の前月比5.7%上昇が大きく影響している。

データ発表を受けて、米株式市場は、「売り」で反応した。為替市場は、利下げが遠退くと見て、ドルに対して、「買い」で反応した。原油相場は、ドルが「買い」なら、原油は、「売り」で、単純に反応したところが、面白い。

 ところで、今朝のWSJ紙に、前FRB議長のグリーンスパン氏が、テレビインタビューで、「今回のデータが出たことで、金融政策で、自分が過去経験したことがない、厄介な環境になった」と語ったと紹介している。

 エコノミストや米FRBは、消費者物価指数全体の政策判断の材料に使わない。エネルギーと食料を除いた、俗に言う、コア指数で判断するが、コア指数は0.3%増で、年率に換算すれば、政策当局が、目安として使っている、年1.5% ~2.0%の許容範囲である。

グリーンスパン氏は、「食料品価格は、中国その他開発途上国の経済発展に伴って、長期的需要の拡大に伴い、値上がりする。原油の供給について、当初予期した以上に、ピークの山が低く、かつ早期に訪れる。」と話して、コア指数引き上げにつながると示唆した。

日本に住んでいると、こういう話は、テレビでも新聞でもほとんど紹介されない。何かといえば、米国では、亡霊のように、グリーンスパン氏が登場するのは、気になるが、この手の話題に、日本では、マスコミも含めて、関心が薄いのはどうしたことであろうか。

日本は、資源のほぼ100%輸入に依存している。原油しかり食料しかりである。機嫌よく豆腐を食べているが、原料の大部分は輸入大豆である。牛肉や鶏肉を食べているが,飼料はほとんど輸入である。近い将来、餌代が払えない農家が続出して来るのが目に見えている。

今朝のWSJ紙は、グリーンスパン氏以外でも、米調査会社、Global Insight,エコノミスト、Kenneth Beauchein氏は、「11月の米消費者物価指数の上昇は、エネルギー価格の上昇が、消費者物価をこの先数ヶ月、乱高下させる兆しである。」と話している。米国では11月の鉱工業生産指数は、0.3%増加した。アパレル価格、医療費も上昇している。

米FRBは、先のFOMCの会合では0.25%の利下げに留め、追加利下げに余地を残したとされている。しかし、11月の消費者物価指数は、当局の選択肢を一段と狭めそうだ。ところで、肝心の日本はどうか。金融政策とは、全く無縁の、0.5%の深海魚である。(了)

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