ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

材料不足で、NYダウ15ドル安、原油WTI69ドル台(学校で教えてくれない経済学)

2009-06-20 08:50:05 | 経済学
 6月19日のNY外国為替市場では、1ドル=96.26~28円とやや円高・ドル安で取引された。対ユーロでもドルが売られ、1ユーロ=1.40ドルとドルは対ユーロで、月曜来の安値を付けたと今朝のWSJ紙は書いている。

 今朝のNHK・BS「おはよう世界」では、来週に予定されている長期国債の買い入れが見送られると、下値リスクは高くなる。NY原油先物価格が9日振りにバレル70ドルを割ったこともドル売り材料に使われたと番組に出たコメンテーターが解説していた。

 今朝のWSJ紙には、このところのドル相場について、Knee Jerk(二-ジャーク)アクションで、何か材料が出ると、とりあえずドル売りに反応すると解説していた。二-ジャークとは、膝蓋腱反射(脚気の診断などで膝の腱を軽くたたく時のはねかえり)から来た。

 決まり切った反応の意味と英和辞典にあった。ただ、本物の脚気になれば軽くたたいても反応しない。刺激を与えてもなにひとつ反応しないと病気だから、動きがあるということは、まだ生きている証拠かもしれない。

 NHK・BS「おはよう世界」が伝える、経済専門ニュースのブルームバーグによれば、19日のNY株式相場は、薄商いの中、NYダウは、前日比15ドル安、8,539ドル、ナスダック指数は、19ポイント高、1,827で取引を終了した。

 買いの触媒が見当たらないとおじみのクリス記者が解説していた。触媒とはcatalizerで、化学反応を促進したり,後退させたり、両面に使われる。このところの米国の株式市場には、リードする材料がなかなか見当たらない。覇気がないのはリーダー不在だからだ。

 いつも鳥の話で恐縮だが、餌がもらえる場所には鳥は集まる。しかし、餌がもらえないと判れば鳥は飛んでこない。おいしい店には宣伝をしなくとも、口コミで、人が集まる。会っていて楽しい人には人が集まる。不景気な顔をしている人の回りにはどうしても足は遠のくことと同じである。

 今朝のNY株式市場では、レジャー関連のカーニバルが値上がりした。景気が底入れして観光客が戻り始めたと解説していた。一方、USオープンのスポンサーメーカーのキャラウエーゴルフの株価が年初来42%も下げたと先のブルームバーグが紹介していた。不景気でさすがのゴルフ好きのアメリカ人もゴルフを控えているのであろう。

 アメリカ人が天井知らずで世界から物を買いまくってくれたお陰でお金が回った。アメリカの景気が本復しないと、中国、インドだけでは世界経済のリードは難しそうだ。(了)

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金融株、ヘルスケア株リード、NYダウ58ドル高(学校で教えてくれない経済学)

2009-06-19 08:53:44 | 経済学
 6月18日のNYダウは、3日で300ドル以上下げた反動もあり、金融株、ヘルスケア株が反発、前日比58ドル高、8,555ドルで取引を終えたとWSJ紙は報じている。 

 今朝にCNNテレビを見ていると、ガイトナー米財務長官が、米上下両院で、金融改革案を議員に説明、議員とのやり取りで、彼はアンカンファタブルな(居心地悪い)状態だと、テレビ・アナが解説していた。

 質問に立った米議員のポイントは米FRB(連邦準備制度理事会)に余りに絶大な権限を
与え過ぎだと反論していた。ただ、現在のオバマ政権の経済閣僚には金融機関との深い
つながりを持った閣僚がガイトナー氏以外にも多い。厳しい規制は望むべくもないとの見
方が多いのはそのためかもしれない。

 相場は正直に反応した。今朝のNHK・BS「おはよう世界」が紹介したブルームバーグは、バンクオブアメリカ株4.9%高、JPモルガン株4.4%高、キ―・コープ株7.5%と軒並み金融株が大幅値上がりしたと伝えていた。

 このところのウオールストリートは、米政府の金融改革の行方を懸念して、金融株は売られ過ぎていた。ガイトナー長官の議会証言で中身がクリアになった。それで買われた。しかし、相場全体の先行きについては、投資家は、依然として、警戒感を持ち続けていると、今朝のWSJ紙は解説していた。

 金融株に加えてこの日は、ヘルスケア関連銘柄が上げた。これはオバマ政権が、医療改革に熱意を示していることに相場が素直に反応しているようだ。いまのところ期待感が先行しているが、ヒューマナ株8.1%、ユナイテッドグループ株6.0%それぞれ大幅値上がりしたとWSJ紙は紹介している。

 日本人にはピンとこないが、医療機関に見離された多くのアメリカ人がいる。日本では国民皆保健制度が確立されている。米国で生活すればわかるが、アメリカの医療費は非常に高い。病院に行けずに命を落とす人はいまもって多い。

 この日のNYダウ反発には、世銀が中国の経済見通しを7.2%へ上方修正したことと米失業保険受給者数が減ったことも助けたとブルームバーグのクリス記者がコメントしていた。ウオールストリート(金融市場)とメインストリート(実態経済)が共に回復してはじめてアメリカ経済は本復する。道半ばだが悲観論一色だった年はじめと変化している。

 日本には株嫌いの人が多いが、下手な解説より株価が教える世界も存在している。(了)

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デジカメを携帯して虹彩を撮影する

2009-06-18 14:35:46 | 診断即治療と虹彩学
今度の 健康講座 はおもしろそう!

参加型の講座になるから、遊び感覚で参加できそうです。♪♪

講師を勤めてくれるのは、「優しいィィィ!!!」で有名な、関西医療大学の中吉隆之先生。

デジカメで虹彩を撮影することを研究し、
① デジカメ
② 三脚
③ マグライト
の三点で虹彩を撮影するのですから、カメラに興味のある方なら、たいていの方が撮影できる、と言う。




で、講座は参加型ですので、希望者があれば参加者にも撮影を体験させてもらえることになった。

さらに、 運命学講座 では、ペットの生年月日で、ペットの性格を当てるというもので、これには飼い主の方々もビックリする。

ウソー! ワンちゃんと同じ性格だなんて!

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米金融監督・規制強化、中露2国間貿易でルーブル、人民元使用を確認(学校で教えてくれない経済学)、

2009-06-18 12:47:10 | 経済学
市場のことは市場に聞けと言っていたアメリカで、6月16日、金融監督・規制強化策を発表した。同じ日、モスクワで、中国・ロシアの首脳が会談し、中国・ロシア2国間貿易の決済でロシア・ルーブルと中国・人民元の使用を促進することで合意したと発表した。

上記2つのニュースは今後の世界経済にも、微妙な影を落としていくような予感がする。

6月16日のNY株式市場は、前日比7ドル安、8,497ドル、ハイテク株主体のナスダック指数は前日比11ポイント高い1,808で取引を終了した。今一つ相場の動きに覇気が感じられない。

NY外国為替市場では、1ドル=95.66~70円、1ユーロ=133.37~47円で取引された。円が対ドル、対ユーロともに値上がりした。

NY原油(WTI)先物市場で、前日比バレル56セント高い、71.03ドルで取引を終了した。NY金相場は、前日比オンス3.80ドル高の935.40ドルで取引された。

二ュ―ズウイーク日本版6月24日号は、「資本主義再考」という派手なタイトルで、特集を組んでいる。1620年ごろから話を説き起こし、1637年、当時の経済大国オランダで起こったチュ―リップバブル崩壊以降、2009年のいま、危機からの「出口」を目指すが、「まだまだ油断できない」と警告している。

同誌は、「中国とインドは正しかった」、「合法なら道徳的とは限らない」と書き、「自分自身に問いかけて、正しいと感じないことはすべきでない」と原稿を結んでいる。同紙国際版編集長のファリード・ザカリア氏の記事だが、一読の価値はあるかもしれない。

先日、NHK/BSで、「軍隊アリ」の生態をつぶさに撮影、分析した番組を見た。一匹の女王蜂から百万のアリが生まれる。メジャーは「見張り」、サブメジャーは運搬、大部分のマイナーと呼ばれる働きアリは、手足を目いっぱい伸ばし、お互いの爪で結びあい、群れの移動が滑らかに進むために、足場を支え、橋や道路にもなる。

群れは日ごとに巣を変える。壮大な引っ越しは夜行われる。引っ越しのルートは全て異なる。全ては餌を安全に確保、子孫を残すという一つの目的のためである。餌を食べ尽くすことは死を意味する。特に「見張り」の大切さをいまの日本人の多くが忘れている。

100年に一度の不況というのはやさしい。人はなんのために生きているのかと、改めて問いかける、またとない幸運に、いま、恵まれているような気がしてならない。(了)

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BRICs「ドル離れ」容認か、NYダウ107ドル安

2009-06-17 11:14:46 | 経済学
 6月16日のNY外国為替市場で、対円でドルが売られ、1ドル=96.38~40円で取引された。ドルは、対ユーロでは、1ユーロ=1.39ドル台で取引されたが、対円では、1ユーロ=133.33~40円で円高が進んだ。

 ロシアのエカテリンブルグで開かれたBRICs(ロシア、中国、インド。ブラジル)首脳会議で、外貨準備高に占める米ドル依存を減らすことが話し合われたと、ロシアテレビ、シンガポールCNNが報じたとNHK/BS「おはよう世界」が紹介していた。

 6月16日のNYタイムズが、「ロシアが米国債売却を表明した。ドルを介さない取引を提案した。ドル離れが進みかねない」と書いたと先のNHK/BS[おはよう世界」が紹介していた。アメリカが今回の上海協力機構とBRICsの会合に神経質になっている表れだろう。

 上海協力機構の会合には、オブザーバーとしてではあるが、イランのアフマディネジャド大横領も参加し、アメリカを非難したとロシアテレビは伝えていた。ロシアもアフマディネジャドを呼んで、アメリカをけん制する意味で、政治的に利用したのであろう。
 
 中国は、表だってはドル離れを表明しなかったようだ。しかし、100億ドルを上海協力機構に拠出すると表明したと伝えられる。中国抜きには世界の金融危機は収まらない。お金をポンと出すことによって中国の存在感をより鮮明に出そうとしたに違いない。

 同時に、中国は外貨準備高の大部分である9000億ドル近い額を米ドルで保有している。ドルの急落を招くようなへまな発言はしない。しかしBRICsや上海協力機構のなかで使える共通の通貨体制を作る形で徐々にドル離れを進めることは、中国として当然だろう。 

 一方、6月16日のNY株式市場は、薄商いの中、前日の200ドル以上の下げを引きずったままこの日も下げ、NYダウは、前日比107ドル安、8,504ドルで取引された。ハイテク株指数のナスダック株価も前日比20ポイント下げ1,796で終了した。

 出来高がここ数日一貫して減って来ている。平たく言えば鳥が株式市場に安心して集まって来ていない。サブプライムローン問題の元凶の米住宅事情に改善の兆しは見える。

 米商務省は、16日、5月の住宅着工件数が、年ベースで、17.2%増、53万2千件と発表した。先行指数の住宅許可件数も4.0%増の51万8千件だったが株式市場は無視した。4月比ではそれぞれ45%減、47%減だったことが響いたのかもしれない。

 国民不在、政党間のかけ引きに明け暮れする日本。世界は時々刻々動いている。(了)

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15日上海協力機構開催、16日BRICS首脳会談(学校で教えてくれない経済学)

2009-06-16 09:18:50 | 経済学
  今朝のNHK・BS「おはよう世界」でロシア国営テレビBECTNが6月15日に開かれた上海協力機構の会合を伝える放送を紹介していた。16日には、BRICS[中国、ロシア、インド、ブラジル]首脳会議も開かれる。

  上海協力機構とはなにか。1996年4月に、上海ファイブ(ウズベキスタン除く5ケ国)でスタートし、2001年にウズベクがはいった。メドベージエフ大統領は、「今年は上海協力機構が出来て8年目を迎える。つい最近出来たように思います。」と述べたあと、「世界の人口のおよそ1/4、世界の貿易の45%を占める」と重要性を強調した。

  今年はアフガニスタンのカルザイ首相も参加した。現在オブザーバーのモンゴル、インド、パキスタン、イランも参加した。ベラルーシが加盟を申請している。
 
  BRICSはよく知られている。なぜか日本では、上海協力機構に対する関心が薄い。新聞が取り上げないせいもある。例えば、ウズベキスタンは特に親日的だと言われている。人口が2700万、綿花の世界第二の輸出国、東西文化交流の接点に位置している。

  16日集まるBRICS首脳会談は為替市場でも注目している。ドルの外貨保有高に占める比率を下げると声明を出せば、ドル暴落の引き金になる。アメリカが中国抜きで今の経済危機を抜け出せないことを先のガイトナー米財務長官の中国訪問で白日のもとに晒した。

  新聞テレビの影響は大きい。いまにはじまったことではない。1ケ月前の神戸発のインフルエンザ騒動は最近では新聞、テレビがいかに怖いかを示した一例であろう。他紙は知らない。今朝の読売新聞に、神戸地区の百貨店の5月の売り上げが20%減ったと出ていた。マスコミの報道が神戸の人の出入りにブレーキをかけたことは間違いないだろう。

  新型インフルエンザついでに言えば、WHOは、危険度をフエーズ6と最高レベルに引き上げた。未確認だが、フランス政府は、危険度が低いからということで、フエーズ5に据え置いている。鳥[H5N1]インフルエンザと豚(H1N1)インフルエンザとではウイルスの危険度が違う。ただ、豚も抗がん剤投与などでは免疫力が落ちるから油断ならない。

  今朝のNHK/BS[おはよう世界]でイギリス政府が、イラク戦争にイギリスが参加したことに関して調査委員会を設けたと紹介していた。日本では、アメリカの言いなりでイラク戦争に参加した。アメリカは重要である。しかし、アメリカが言うから何でもOKという考えから日本人もそろそろ乳離れする必要がありそうだ。

  上海協力機構は一例に過ぎない。アメリカ以外の国の動きにも目配りしてほしい。(了)

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G8閉幕、IMFに「出口戦略」作成要請(学校で教えてくれない経済学)

2009-06-15 10:51:01 | 経済学
 G8(8ケ国財務相会合)が13日閉幕した。開催場所のレッチェ(Lecce)がどこかとインターネットで調べたところ、イタリアの長靴のかかとのところにあることがわかった。

 会合のあと発表された、A4サイズ二枚程度の声明文が今朝のWSJ紙に出ている。そこに“Exit strategies” という日本語に訳せば「出口戦略」という目新しい言葉が出ていた。

 選挙では、「出口調査」という言葉が使われる。投票を終えて出て来た人に個別に聞き、候補者ごとの投票結果予測の参考に使う。世界の金融問題を討議する場がG8であるが、嵐が収まったあとそれぞれの国が表に出てくる。その時の戦略が今回のG8で話し合われた。

 今朝のWSJ紙によれば、ガイトナー米財務長官は、「嵐が完全に過ぎ去った時に、持続可能な金融政策に戻れるかどうかがはっきりすれば、経済と金融両面の回復はより確かなものになるだろう」と語った。

 英国のダーリング財務相は、「多くの不透明な箇所を残している。対策を必要とするリスクがなお存在している」と話した。

 声明文によれば、「出口戦略は国によって異なる。長期にわたり持続的な回復を促進することが欠かせない。IMF(国際通貨基金)に分析を求めた。」とある。

 ドイツとカナダは、更なる公的資金の投入にブレーキをかけるべきとする立場を鮮明にした。米国と英国は、依然として、金融不安は収まっていない。引き続き公的資金の投入を含めた一連の景気刺激策継続を求めたことが今朝のWSJ紙の記事ににじみ出ている。

 声明文は北朝鮮制裁問題について触れている。しかし、国連決議1874を順守して、効果的かつ時宜を得た対応を確認したと書くにとどめた。商品相場の行き過ぎた動きは経済成長のリスクであると指摘、特に商品デリバティブ取引に触れ、取引の透明性を求めた。

 一方、IMFが資金不足に見舞われた関係国に対して、金その他の資産売却などを通じて、貸出能力を拡大するよう要請している。各国とも台所は苦しい。IMFに肩代わりさせようとするアメリカの考えが透けて見える。当然、金づるとして日本が狙われるだろう。

 声明文を走り読みして、事務局が作ったたたき台をマル飲みした印象を強く受けた。これがロシアを入れた先進8ケ国財務相会議の偽らざる現状だろう。問題点は指摘した。金はない。先進国は揃い踏みでペーパーマネーを刷り続ける以外ない。G8は実態経済の回復には時日を要することを確認した。投機資金が自分の出番と虎視坦々、狙っている。(了)

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デジカメでの虹彩撮影方法

2009-06-13 07:39:20 | 情報や案内及び雑談
【日 時】2009年6月21日(日)午後2時00分~4時00分

健康講座 を開催しますが、関西医療大学の中吉隆之先生が「デジカメによる虹彩の撮影」を指導してくれることになった。

中吉先生の「デジカメでの虹彩撮影方法」は、臨床実践塾でもやったことがあるのですが、今回は「自分で自分の虹彩を撮影する方法」もご披露いただけるとのことです。
これは私も始めてですし、おそらく他では見ることができない、聞くことができない方法です。

中吉先生は、いつもにこやかな顔をされているのですが、非常に熱心な研究家で、何年も虹彩の撮影方法を研究されています。
頭が下がります。

虹彩の勉強をされた方はわかると思いますが、虹彩を撮影するのが一番の苦労で、虹彩が撮影できなければ、詳細な分析はできないからです。
例えば、この虹彩の方は、一見元気そうに見える虹彩なのですが、
「10分も歩くと足が痛んで歩けなくなる」と訴えてきました。



年齢も70を越していましたので、普通なら「脊柱管狭窄症か閉塞性動脈硬化症かな?」と考えるのですが、病院でも毎週治療を受けているとのことでしたので、こんな簡単な診断を医師が間違うはずはないと思い、虹彩を撮影分析してみますと、左目の三焦区に化学物質沈着のサインがありました。
「この足の痛みは大腸からだと思います。ここに痛みがあるでしょう?」
と下腹部を押すと、冷や汗も出んばかりの形相で、声も出ない。

原因がわかれば治療方針が立つので、とりあえず経絡治療で虚している臓腑を整え、それから巨針とお灸で病の根源を狙うことにした。

自分で言うのもおかしいのですが、
「お見事!」でした。

しかし、スクレラを観ると、腫瘍のような反応が出ているので、「もしかしたらガンが潜んでいるかもしれない」と思いましたので、腫瘍を治す方法で治療を続けましたら、治療を始めてから2ヶ月余り、ようやく顔にも精気が戻ってきました。

今回の虹彩撮影の技術を、多くの方々がマスターすれば、虹彩のデータを送ってもらうだけで、体に出た異常な症状の原因を探ることができるので、他府県だろうが外国だろうが、どんな遠方の方でも診断できる。
原因不明と言われた症状でも、体に出た反応を分析すれば、たいていは原因がはっきりしてくるし、治療方針も立てられる。

受講費は無料です。

健康講座は当院の患者さんが勉強するために開催する講座だからです。
勿論、当院の患者さんでない方も聴講できます。
めったにないチャンスですので、時間の都合のつく方は是非ご参加ください。


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鍼灸OSAKA

2009-06-12 12:35:57 | 情報や案内及び雑談


森ノ宮医療学園 が出版している季刊誌『鍼灸OSAKA』から先月取材がありました。
私は 明治鍼灸専門学校 卒業なので、「ほんとにいいのかな?」と思いながら、尊敬する森 秀太郎先生が創立した鍼灸学校でもあるので、取材をしてもらうことにした。
取材の内容を聞いてみますと、「 虹彩学 巨針療法 、及び その他 の診断や治療方法で、当院のカラーが出ているものがいい」とのことでしたので、とりあえず打ち合わせに来て頂いた。

しかし、理論にしろ実技にしろ、実践塾で行なったような当院のオリジナルな内容を話しても、多分理解できないと思ったので、内容の基本を、古典をはじめとした一般的な鍼灸の話にしようと考えていた。
しかし、虹彩やスクレオロジー、巨針、TST、査穴、どれを取っても一般的内容にはならないし、ややもすると在らぬ方向へ行ってしまう可能性がある。

さてどうしよう。
短い紙面で、理論や手法の違う治療法を上手く説明できるかどうか、いささか不安であった。
それに、雑誌やテレビに顔を出すのも好きではない。
(テレビにも二度出たが、テレビは顔が映るのでそれ以後は断っている)
しかし、巨針療法を勉強している方々のためにも、巨針療法を学ばずして非難する人や、巨針療法は誰にでもできると誤解している人のためにも、少し発言したいことがあったので、取材を受けることにした。

内容は、『鍼灸OSAKA』 を読んで頂くといいのですが、被験者になる人も一緒に同行してくれたので、理論と実技の関係等を解説しながら、要所要所を織り交ぜて簡略化した診断から治療までを取材内容にしてもらった。

内心「わかるかなー、わからんだろうなー」と思いながら、できるだけわかりやすいように、できるだけ一般的な鍼灸理論に近づけながら話を進めていった。

それから何日かして、取材に来た知性的な廣長さんからゲラが届いた。
さすが慣れている。
なかなか上手くまとめてあった。
少し訂正してもらいましたが、虹彩やスクレオロジーの記事には、画像を多く取り入れて紙面が割かれていた。

巨針に関しても、見開きで紙面を割いてくれた。
しかし、巨針の威力と特殊性は、実際に巨針療法の恩恵に与った人でないと、理解は難しいと思う。

こと、鍼灸師の中には、自分の不足を隠すために巨針を非難したり、「巨針は長針の延長だろう」と考えていたり、保身のために「自分の流派意外は邪道」のように嘲笑したり、単に、少し太くて少し長い鍼を1~2度使ったからといって、「巨針はうんぬん」と言う人もいるのですから、理解が難しいどころか、理解への期待すら難しい。

しかし、考えてみればそうかもしれない。
巨針療法は、修行に3年ぐらいの年月がかかるし、センスがないために巨針が上手く使えず、修行の途中で挫折する人もいる。
挫折だけならいいが、自分の未熟を曝け出して非難に廻る人もいる。

哀れに思う。

『鍼灸OSAKA』に掲載された、「虹彩」も「スクレオロジー」も「巨針」も「七星論」も、「不経一事、不長一智」と考えるか、「どんなことをしてもマスターしてみせる」と考えるかですが、いずれにしても一朝一夕でできるものではない。
そして、治療センスのない人には絶対にできない「技」である。

論語で、「徳孤ならず、かならず鄰あり」と言うが、一般的な鍼灸で治療できない患者さんを、適確な診断で、適確な治療ができるまでには、相当な月日が流れることを知る人にしか、これらの診断法や治療法を学ぶことはできない。

森秀太郎先生は、治療の難しい患者さんなら、鍼灸以外の治療法も取り入れられていた。
それが治療者としての、
されが指導者としての「志」であるべきではなかろうか。

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NY原油(WTI)バレル72ドル台、NYダウ31ドル高(学校で教えてくれない経済学)

2009-06-12 09:10:22 | 経済学
あじ・さば水揚げ日本一を誇るという長崎県松浦市の市の職員の方に、先日、お会いする機会があった。最近、筆者は、鳥の行動にはまっている。どうしても、鳥の話になる。
カラスは魚の目玉を狙う。なぜか。目玉が一番おいしいからだ。ひとさまは、それは鳥の話だろうと、取り上げないきらいがある。それこそ人間の思い上がりだろう。
人間は鳥の脳みそは少ないと思っている。からだ全体の大きさからみれば、小さくないのではないか、という話もその時、聞いた。妙に納得した。ひとは、ついつい自分の物差しで考えるが、神様は、人も鳥もエコひいきなさらないはずだ。
こちら「学校で教えてくれない経済学」である。6月11日、NY原油(WTI)先物相場は、前日比バレル1.24ドル上げ、72.57ドルで取引された。銅、スズ、アルミなど非鉄金属相場も軒並み上昇した。鳥がおいしい獲物に集まって来ているからだろう。
今朝のWSJ紙に、IEA(国際エネルギー機関)が、2009年の世界の原油需要を、5月予測から日量12万バレル上方修正して、日量8,330万バレルと発表したことをマーケットが材料にしたと書いている。
今回のIEAの需要予測でも、昨年対比、日量250万バレル、2.9パーセント少ない。同紙によれば、ここ数ケ月、深刻な消費減退を予測していたことを考えれば、大きな変化であると書いている。
物の値段がなぜ上がるのか。お金が集まってきているからである。日本ではお金の話をすると嫌がる人が多い。そうした向きには、鳥が集まっているからですよ、と言うことに。している。鳥が動かしていると思うと、比較的冷静に物事をとらえることが出きると勝手に想像している次第である。
NY外国為替市場では、このところ「ドル資産離れ」という話が取り上げられる。ロシア、中国が、ドル資産のウエートを減らし、IMFファンドや 金などへシフトしている。ブラジルも同じ流れと伝えられる。
中国の外貨ポジションの中では、ドルが圧倒的地位をしめている。中国は下手に席を立って移動するへまなことをしないであろう。ごくごく静かに座布団の位置をずらしていくだろう。まず、さなぎに卵を生みつける。子供はさなぎを餌にしながら静かに成長する。
米国では、債券から株式へ、鳥が静かに移動している。その結果、例えば10年物国債の利回りが、一時 、年4.0%を記録した。長期金利上昇は、債券売り、株買いの思惑的な動きの結果である。実態経済を伴っていない。今後の動きを冷静に見るべきだろう。
NY株式市場で、前日比31ドル高の、8,770ドルで取引を終了した。この日発表された米経済デ―タでは、米国の新規失業保険申請件数が小幅減った。ガソリンスタンドの売り上げが増えた。ただ、株式市場では、これらの情報は消化難だったようだ。
WHOは、新型インフルエンザの「警戒レベル」を「5」から「6」(世界的大流行)へ正式に引き上げた。「パニックに陥ることではない。」と冷静な対応を求めている。
自分の健康は自分で守る。経済も同じである。おいしい商品を独自に、消費者に提供出来るかどうかが決め手である。実態を伴わない値上がりなら、短命に終わるだろう。(了)

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