ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

H5N1型鳥インフルエンザ香港で発生、1万7千匹殺処理:22日朝、香港ATV報道

2011-12-22 10:16:12 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)



「イギリス離反は序の口、EU崩壊がはじまった」というタイトルで、近着二ュ―ズウイーク日本版で「格下げするならイギリスが先だ」とフランス中銀総裁は言ってのけたと書いた。「EU首脳会議が終わった直後、加盟27ケ国の連帯に背を向けたのはイギリスだけと思われた。ところがスエ―デンは新条約に署名するのは難しいと言いだした。チエコ、ハンガリー、デンマークが態度を留保している。ユーロ圏のアイルランド、オランダさえ署名に難色を示している。市場が注目しているのは、年末から来春にかけて懸念される短期的かつ突発的な債務危機や金融危機への対応だ。」と千葉佳代子記者が書いていた。

「ワールドWaveMorning」(経済情報)に出演した大和証券キャピタルマ―ケッツアメリカ、長谷川誠氏は「ECB(欧州中央銀行)が金利1%で3年償還融資を募集したところ523行が申し込み総額4,892億ユーロ、約50兆円に達した。当面の資金供給不安は解消したが、欧州の金融機関がいかに窮地に立っているかを改めて浮き彫りにした出来事だった」などと解説していた。21日付けのWSJ紙電子版もECBによる巨額融資を取り上げ、欧州経済は減速の過程にある。大災害を避けるための一時的な措置に過ぎないと語る投資会社のコメントを紹介していた。21日の欧州株価は下げ、特にフランクフルトは1%値下がりしたと書いていた。ヨーロッパの債務危機は何一つ解決していないことを裏付けた。

英BBCもECBによる巨額融資を取り上げた。ギリシャ、アイルランド、ポルトガル、イタリアでの債務問題は解決していない。ユーロ危機は終わったと安堵することは出来ないと釘を刺していた。ドイツZDFは来年2月にも追加融資が予定されていると紹介していた。日本では新聞に載らないと問題が収まったと受け取る不思議な国である。先日のフクシマ安全宣言で問題が収まったと誰も信用しないだろう。しかし、放射能問題は全く解決していないという事実を知りながら安全宣言する学者がいるが、正に犯罪行為だと21日夜放送の朝日ニュ-スタ―のさる出演者の一人が怒りを露わにして発言していた。

日本の新聞には隣国ながらロシアは取り上げられない。ロシア誕生後20年を今朝の「ワールドWaveMorning」(世界の扉)でロシア誕生後20年を特集していた。バルト3国のひとつリトワニヤでソ連から独立後10年大統領をつとめたワルダス・アダムムスク氏とNHKワシントン、高尾潤支局長とのインタビューを紹介「ロシアでの民主化は思うように進んでいない。」と悲観的な展望を紹介、クリスマスに大規模なプーチン反対デモが予定されていると紹介していた。

21日夜放送の朝日ニュースターでもロシア誕生後20年を取り上げ、ゲストのヒューマンライツウオッチロシア代表、アンナ・セボ―チアン氏は「2週間前のモスクワのデモは平和的に進められたのは驚きだった。しかし、チエチエンや北カフカスでの残虐行為を見ていると安心できない」と話していた。ドイツZDFはロシア下院議会初日の様子を紹介していた。3月にロシアでは大統領選挙が予定されている。今朝、プーチン反対を叫ぶデモ隊が警官に逮捕される様子を写していた。「ワールドWaveMorning」を何人の日本人が見ているか不明だが、世界の動きの一端を紹介してくれるから誠にありがたい。

一方、21日、NY株式市場は、オラクルの減益決算を嫌気して下げて始まったが、引けにかけて持ち直し、前日ほぼ横ばい4ドル高、12,107ドルで取引を終了した。NY外国為替市場では、1ドル=78.01~09円、1ユーロ=101.78~88円と狭いレンジ内の動きだった。NY原油(WTI)は在庫減を材料にバレル1.43ドル高、98.67ドル、原油高を受けてExxonMobil株1.4%,Chevron株1.7%それぞれ値上がりしたと21日付けのWSJ紙は紹介していた。NY金先物相場はトロイオンス3.70ドル安、1,611.90ドルと一時の輝きが薄れたようだ。

「ワールドWaveMorning」で香港ATVがH5N1型インフルエンザが発生、1万7000匹のニワトリが殺処理されたと伝えていた。22日は冬至。寒さも本場。心配し過ぎるのもよくないが、体調管理に努め、インフルエンザ流行に備えたい。(了)

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スペイン国債反発、ドイツ景況感改善、米住宅好転受け、NYダウ337ドル高(学校で教えてくれない経済学)

2011-12-21 10:36:50 | 経済学
「これから北朝鮮はどうなるんですか?」とみなさん聞いてこられますと、20日放送の朝日ニューススターの番組に出演した朴斗鎮コリア国際研究所長のひとことが印象に残った。「方法はいくらでもある。日本政府は、拉致問題ひとつとっても、いろいろな手立てを提示しても具体的な対応を自らが進んで全くとらない」と話していた。行動を起こさない限りわからない。日本人の外交ベタはそれに尽きる。生き物である限り必ず反応する。反応しないことは生き物でないことを自ら証明しているようなものだ。

「ワールドWaveMorning」を見ることから一日が始まる。中国CCTVは胡錦涛国家主席以下習金平副総理含め中国最高指導部が北朝鮮大使館にキムジョンイル総書記の弔問に訪れ、併せキムジヨンウン体制を支持すると語る胡主席の様子を写していた。「ワールドWaveMorning」(世界の扉)コーナーに出演した関西大学、平岩俊司教授は「キムジョンウンをトップ、その下に、党はキム・ギョンヒとチャン・ソンテク、軍はリ・ヨンホ軍参謀長を配する体制で当面進む。北朝鮮は、自分の立場を危うくするような挑発行為は慎むだろう」などと解説していた。実に分かり易い。

中国政府はいま北朝鮮で混乱が起きると困る。最大限キムジョンウンを支援するという姿勢を内外に鮮明にすることが中国の現体制の利益になる。これも実に分かり易い。目線が決まっている。国の方向性がはっきりしている。日本の政治家の顔をテレビ画面を通じてだが、見ていると、概して、目がキョロキョロしている。決して鳥は目を逸らさない。身近にも目を逸らして話す方が結構おられる。そういう方は概して信用できない。

分かり易い話としては、20日、ECB(欧州中央銀行)が3年物特別ローンを1%の低利で貸すLTROを発動、欧州の銀行がこの日発行したスペイン国債を買った。予定の45億ユーロをはるか上回る56.4憶ユーロ売れた。その結果、スペイン国債相場が急騰、6%超えていた利回りが一挙に3.5%まで急落したと20日付けのWSJ紙電子版が書いていた。朝5時45分から放送の「モーニングサテライト」に出演していた三菱UFJモルガンスタンレー証券、藤戸則弘氏は「ECBがお金をじゃぶじゃぶにしてヨーロッパ金融危機に乗り出した。市場に安心感を与えた。今朝の相場急反発は、LTRO発動に尽きる」と解説していた。

20日のNYダウは前日比337ドル,2.87%高、12,103ドル,ハイテク株指数ナスダック3.19%高で取引を終了した。20日付けのWSJ紙は、11月の米住宅着工件数の予想外の伸びとスペイン国債の入札が順調だったことを好感したとStevenRussolillo記者が記事冒頭に書いていた。「ワールドWaveMorning」(経済情報)に出演したみずほコーポレート銀行、荒井守氏は「ドイツIFO景況感が改善した、スペイン国債が順調に消化した、11月の米住宅着工件数が9.3%増、19ケ月来最高と予想外に増加した結果、市場に安心感が生まれた」などと解説していた。NY原油(WTI)はバレル3.34ドル高、97.22ドル、NY金先物相場はトロイオンス21.20ドル高、1,615.60ドルで取引された。NY外国為替市場は小動きで、1ドル=77.82~85円、1ユーロ=101.80~86ドルで取引された。ただ、ユーロは一時、1ユーロ=1.31ドル台まで回復したが後売られたと紹介していた。

20日朝放送のドイツZDFは、はじめに北朝鮮問題、次に大統領への個人融資問題、エジプト、タハリ―ル広場で軍が女性のデモ隊への暴力行為を伝えた後で、ドイツIFO研究所がドイツの景況感好転のニュースを紹介した。その中で「ここまで金利が下がって来ると貯蓄の魅力がなくなった。銀行預金より価値のあるものを買うわ」という町でのインタビューに答える女性の声を紹介していた。消費マインド、景気回復には個人消費が重要な支えですとキャスターが解説していた。

高校同窓のHさんは毎日、自ら撮った写真を転送してくれる。今年1年で思い出深い写真に高野山「鴉百態」という老杉とカラスの絵を春夏秋冬に分けて描いた襖絵の写真だった。毎日「経済学」を配信しているが特定の方以外は、見事に反応がない。Hさんも同じことを先日書いていた。読んでいる人はしっかり読んでいるから気にすることはないと自ら励ます意味も込めてHさんに返事した。飼育されている鳥の目は写真にならないと写真が趣味の義弟が以前話していた。目は口ほどに物を言う。鳥の目で物を見ることの大切さを、特に日本の政治家に学んでほしい。(了)

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キムジョウン体制を中国は支援と発表、NYダウ、金融株下げリードで100ドル安

2011-12-20 11:33:58 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)



キムジョンイル総書記死去発表後、一夜明けた日本時間20日朝、「ワールドWaveMorning」は、北朝鮮の今後の展望中心に世界のテレビ局の報道を紹介していた。北朝鮮国営放送は後継者としていかにキムジョンウン氏がふさわしい人物であるかを強調、注目の中国CCTVは、キムジョンイル総書記に哀悼の意を表明し後継者キムジョンウン支援を鮮明に表明した。隣国韓国KBSは非常警戒態勢に入った。韓国政府は、米国、中国などと情報を共有することを確認したと紹介していた。

一方、キムジョンイル死去を受けて、NY株式市場の反応が注目されたが、北朝鮮情勢には極めて限定的だった。ECBドラギ総裁がユーロ圏経済の先行き懸念表明とEFSF(欧州金融安定化基金)拡大に消極的姿勢を示したこと、さらに米FRBが米金融機関に資本増強を求めたことを嫌気して、米金融株が軒並み下落、NYダウは先週末比100ドル安、11,766ドルで取引を終了した。

20日付けのWSJ紙によると、バンクオブアメリカ株4.1%安で5ドル割れ、JPMorgan3.7% 安、MorganStanley5.5%安、Citigroup4.7%安など金融株の下げがNY株安をリードした。アメリカ市場は既にクリスマス休暇モ―ドに入り、商いも通常の43億株が33億株と低調なことも影響したと書いた。「ワールドWaveMorning」(経済情報)で、米10年物国債が買われ、利回りは年1.81%台まで下落した。NY原油(WTI)は小動きでバレル93.88ドル、NY金先物はトロイオンス1,594.40ドルで取引された。NY外国為替市場で、1ドル=78.02~05ドル、1ユーロ=101.42~47ドルと小動きだったと伝えた。

英BBCは、北朝鮮政権が、キムジョンイルからキムジョンウン時代へ入ったと述べ、英へイグ外相が「キムジョンイル死去に伴い北朝鮮が転換点に立つことを希望する」と語ったと紹介し、「中国は北朝鮮を追い詰めたくなかった。北朝鮮が危険な地域であることには変わりない。今後北朝鮮国内で強行姿勢を示す人物が出て来る可能性を残している」と解説していた。ロシアRTRは、ロシアに残された文書を紹介し、キムジョンイル氏はロシアハバロフスクで生まれ、防諜機関で育ったのち権力の座についたなどと紹介、キムジョンウン氏に一切言及しなかった。

豪ABCは「死後2日経ってキムジョイル死去が伝えらえた。中国外務省は哀悼の意を表した。中国は難民の動きを最も警戒している。29歳のジョンウン氏は表に出た後わずか1年半に過ぎない。準備不十分だ。」と解説していた。シンガポールCNAは「韓国が最も影響を受ける。今のところ南北の韓国との国境地帯に変化は見られないと発表している。北はミサイル2発を今朝発射したがキムジョンイル死去との関連はない。」と述べたあと、格付け会社S&Pが、現在安定している北朝鮮政治体制が急速に悪化すれば韓国国債格下げにつながる。韓国株価は一時5%近く下げ、韓国ウオンが値下がりしたと解説していた。

フランスF2は、空のスーパーマ―ケットで撮られたキムジョンイルの最後の写真と紹介、2,400万の人口、100万の軍隊、核もミサイルも持つ、深刻な飢餓状態にある国と伝え、キムジョンウンを叔父叔母など側近で固めた矢先のキムジョンイル死去だった。EU,米、中国も今後のキムジョンウンの体制を注目していると紹介していた。ドイツZDFはメルケル首相がコソボ訪問の様子を伝えていた。北コソボは現在無政府状態だと紹介していた。カタールアルジャジ―ラは、19日、シリアで反体制派部隊100人が死亡した。シリア政府ははじめて監視団を受け入れたと紹介していた。世界の動きをテレビ画面通じてだが見ていると、つくづく日本は平和な国であると実感する。(了)

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キムジョンイル・ショックは短命に終わる?:CNBC電子版(学校で教えてくれない経済学)

2011-12-20 07:08:05 | 経済学
キム・ジョンイル死去後のマ―ケットの混乱は短命に終わるだろうと、日本時間午後7時過ぎに配信されたCNBC電子版で、Ansya Harjani記者がレポートした。AsianPacific,VicePresident,Colin Chapman氏は「中国も日本もアメリカも韓国も朝鮮半島の不安定化によって、誰一人恩恵を受けない。特に中国は来年新政権へ移行する今の時期の混乱は絶対避けなければならない。最優先課題は北朝鮮からの大量の難民を防ぐことだ。中国は北朝鮮内部での事態の鎮静化に向けて影響力を最大限に発揮するだろう。今の時期は、中国が何を語るかについて耳を傾けて聞くことが一番大事な仕事だ。中国の声はBest inteligence(最善の情報)である」と話したと紹介していた。

たまたま昼過ぎにNHK/BSを見ていたところ喪服を着た例の北朝鮮のアナウンサーが涙ながらにキム・ジョンイル【金正日】総書記が69歳で、12月17日、午前8時半、列車の中で心筋梗塞で死去したなどと伝える場面に出くわした。19日付けのWSJ紙電子版は「金正日総書記の死が19日正午過ぎに伝えられた後、朝鮮半島での不安定化が進むとの懸念から、アジア株価は急落した。特に韓国Kospi株価指数は一時4.9%急落あと戻して3.4%安で取引を終えた。一方、外国為替市場では、韓国ウオンは一時ここ2ケ月来の安値の1ドル=1,185ウオンまで下げたあと、1,171ウオンで取引を終えたと書いた。

先のCNBC電子版は、今回の下げは短命に終るとの見方には、KoreaInvestmentHoldings,SED,ChoHongRae氏は「1994年のキムイルソン(金日成)死去の際、株価は2~3%下げたが、1日半出戻した」と語ったと紹介、QuamAsset,CEO,RichiardHaris氏も賛成した。先のChapman氏は「キムジョンウン(金正恩)は軍をまだ掌握できていない。叔父のチャンソンテク(張成沢)がその役割を担う。彼が通常通り軍の指揮をとる。」と話したと紹介していた。

一方、日本時間夜配信された19日付けWSJ紙電子版で、James Simms,TomOrlik両記者は「キムジョンウンへの政権移行のポジティブシナリオは彼が若いことと外国で勉強した経験があることが挙げられる。車、携帯、店が町に溢れると生活の底上げにつながる。日本と韓国が供給者となる。中国は資源の供給者になる。キムジョンウンが政治の安定を核開発に求めず、富の繁栄に求めるかもしれない。」とした。ただ、「それにしても不透明な要素が余りにも多すぎる。それが今回のキムジョンイル死去の最大の問題点だ」とくぎを刺すことも忘れていない。

キムジョンイル死去のニュースを受けてアジア株は急落した。つれて欧州株もはじめ下げた。ただ、その後ドイツ、フランスはじめ、日本時間、午後11時現在、欧州株は戻り基調に転じている。NYダウ先物は米経済データ好転を先取りして反発している。相場はきまぐれで心移りが激しい。欧州金融危機も全く改善していない。しかし、キムジョンイルショックで米ドルに見直し買いが入った。政治の安定が大前提であるが、新たな投資機会が生まれる。相場は物知りだから、アジアから欧州、太平洋を越えてアメリカ大陸へ渡る過程でショックが徐々に吸収しつつあるのかもしれない。

日本のマスコミ報道だけ見聞きしているとキムジョンイル死去を契機に朝鮮半島が大混乱に陥るかのような錯覚に陥りがちになる。しかし、テーブルの反対側にいる中国の立場で物事を見ると、朝鮮半島が大混乱に陥ることで一番被害を被るのは中国自身だという見方もあながち無視できないのではなかろうか。(了)

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×1も×2もOKという女性が増えたというがそれも低度問題だ、しかし、原発安全宣言だけは止めて欲しい

2011-12-17 10:42:55 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


15日付けのWSJ紙電子版に、”Gold Experiences on Identity Crisis”(ゴールド、自信喪失状態)と題して、今週だけで10%近い金相場の急落を受けて、Liam Pleven記者が「金はもはや安全資産でなくなったかもしれない。それを決定的にしたのは、通貨ユーロが、対ドルで、1ユーロ=1.30ドルを割った時点で、俗に言う流れが変わった。金が安全資産として見なされていないことが一層鮮明になった。11年連続で上げて来た相場が終わりに近づいたと教えている」と書いていた。

日本の代表的演歌のひとつの「北の宿から」にあるような、ひと昔前には日本でも見られた未練たっぷりの女心を金相場に託して歌っていると、ばっさりやられるだろう。脱線ついでに言えば、現在の日本では、×1もちろんOK,私は×2よと平気で口にする女性が増えたそうだ。知らぬはロマンスグレーのおじさんダケなのかもしれない。

17日朝の「ワールドWaveMorning」(経済情報)に出演した三菱東京UFJ、岩岡聡樹氏は「16日のNYダウははじめ90ドル近く上げたが、午後にはいり格付け会社フィッチがフランス、イタリア国債含むヨーロッパ国債をネガティブと発表後急落、前日比ほぼ横ばい2ドル安の、11,866ドルで取引を終えた。ユーロ債務問題が影を落とし、1ユーロ=1.30ドル後半まで上げていたユーロも売られた。」などと話していた。16日のNY外国為替市場では、1ドル=77.78~79円と小動き、1ユーロ=101.44~48円の狭いレンジ内で動いた。NY原油(WTI)は小幅安のバレル93.53ドル、NY金先物はトロイオンス21ドル高、1,595.60ドルと反発した。

「ワールドWaveMorning」が紹介したブルームバーグに出演した米投資会社CEO、JasonPride氏は「米国の消費デ―タは改善している、しかし、欧州債務問題では根本的解決には時間がかかる。ECBと米FRBと対応の仕方が全く異なる。米国経済が好転しても世界全体としては厳しい状態が来年も続く」と話していた。フランスF2がリセッションと言う言葉を使いたくないがと前置きして、フランスのGDPは、2011年10~12月マイナス0.2%,来年1~3月マイナス0.1%の予想だから立派なリセッションだ。フランスの失業率は現在9.7%だが来年は10%へ悪化する。フランス国債がAAAから格下げされる十分な理由がある」などと悲観的な解説をしていた。

野田総理大臣のフクシマ安全宣言の記者会見の映像を写しながら、英BBC,ドイツZDFが専門家の意見を交えて厳しく報道した。日本でも誰も信用しない。外国人がまともに受け取るはずはない。臭いものに蓋ということわざが日本にある。毎日汚染水が漏れ、放射能汚染米問題を日々聞かされながらコントロールしたと言えるのか。英BBCのレポートの最後のことば「廃炉には30年以上かかる」が印象に残った。良くない言い方だが年寄りはまだいい。こと放射能については政府は命がけで子供を守って欲しい。

ドイツZDFが「今年の言葉」で第1位にStorestestが選ばれたと紹介していた。ドイツの町の声も原発問題やヨーロッパ銀行の信用問題に対するストレステストという言葉が使われたため大変関心が高かった。ドイツZDFは「ストレステストという言葉は元々心理学の専門用語。この言葉を聞かされた者はストレスがたままる一方だ。」という言葉で結んでいた。

年末の雑誌TIMEの表紙はProtester (抗議者)だった。今朝の韓国KBSは中国人漁船不法侵犯に対する抗議、香港ATVは中国雲南省デモを、ロシアRTRはカザフスタンでの独立式典でのデモを、アルジャジ―ラはシリアデモ隊で29名が死亡したと伝えた。日本のでデモは一日で終わる。新聞に載らないと即忘れる。×イチも×2もOKも個人の自由であるが、それも程度問題だろう。(了)

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金の切れ目は縁の切れ目。お金は人格も簡単に変えてしまうから怖い(学校で教えてくれない経済学)

2011-12-16 10:48:58 | 経済学
15日夜に配信されたCNBCAsia電子版にインドルピア急落で輸入インフレが進み、インド経済の成長にブレーキがかかる。さらにインド企業はここ数年、外貨建てで争って資金調達に走った。一方、貸し手の銀行は、ヨーロッパ信用不安に早急な解決のめどがたたないとして、一斉にインドから資金引き揚げを始めた。それがインドルピアに圧力をかけインドルピアの先安感が台頭している。特に支払い期日を迎える2012年半ばにかけて資金繰りに窮する深刻な事態に見舞われる企業が続出するだろうと警告した。

同電子版によれば、インドの輸入業者の60%は為替先物予約で全くヘッジしていない。ルピア安が進めば支払い不能企業が続出する。12月15日のルピア相場は対ドルで1ドル=54.30ルピアと最安値を更新した。7月高値からインドルピアは既に25%値下がりした。インド株式指数も年初から25%値下がりした。株安、ルピア安が同時進行するから資金調達難から企業のドミノ倒しが起こる可能性が高い。インド中央銀行は景気浮揚策として追加利下げする。利下げはルピア売りを刺激する。もろ刃の剣だと書いた。

インド関連のニュースとしては、16日朝の「ワールドWaveMorning」でフランスF2がカースト最下層、アンタッチャブル層から身を起こし、今では300人の従業員の靴メーカーを取材していた。「自分は成功した。しかし、アンタッチャブル階層から自分のような人間がこれからどんどん出てくるだろう」と話していた。日本では中国がダメなら次はインドだという受け止め止め方が多い。しかし、ルピア急落含めインドの実像が日本では伝えられていない。

15日のNY株式市場は、予想外に好調だったNYとフィラデルフィア連銀景況感指数や15日米労働省が発表した直近の米失業保険申請件数が19,000件減り36,600件だったことを好感して、NYダウははじめ前日比140ドル以上上げた。ところがIMFラガルド専務理事が欧州債務危機はさらに悪化するとの発言で冷水を浴びせられ結局、前日比46ドル高、11,870ドルで取引を終了した。人がお金を動かしていると思うと間違う。鳥がお金を動かしている。Capital Flight(資金逃避)という言葉が教えている。

「ワールドWaveMorning」(経済情報)に出演した大和証券キャピタルマ―ケッツアメリカ、長谷川誠氏は「米失業保険申請件数減少、米流通大手Fedex社の決算が良かったことから、物の流れは良好と判断された。ただ、バンカメが2014年の世界経済見通しを当初の3.8%増を3.5%増へ、欧州については当初の1.5%増をマイナス0.6%へ下方修正した。」などと解説していた。この日のNY原油【WTI】相場は続落、バレル93.87ドル、NY金先物相場も続落、トロイオンス1,574.60ドルと冴えない。底流での「換物」から「換金」への流れの変化を予見した動きかもしれない。金の切れ目は縁の切れ目。お金は人の人格をも簡単に変えてしまうから怖い。

NY外国為替市場では、1ユーロ=1.30ドルとユーロが買い戻された。ドル円相場は1ドル=77.88~94円、ユーロは対円で1ユーロ= 101.39~51円で取引された。先に触れたインドルピア急落は、海外資金のインド市場からの引き揚げが影響した。逃げ足速いヘッジファンドの動きが目立つと伝えられる。16日朝「ワールドWaveMorning」で豪ABCは中国での海外投資額が2年振りで減少したと伝えた。ユーロ安も底流でのドル買いの動きを反映している。米ドル一人勝ちを許さじと立ち上げた通貨ユーロだった。ユーロ圏経済がこの先数年は立ち直らないとなれば安全志向からドルの見直し買いが進みそうだ。

その他の「ワールドWavewMorning」ではアメリカ軍のイラク撤退を各国が伝えていた。その中で中国CCTVが「イラクに17万いたアメリカ兵がほとんど撤退した。しかし、警備会社の人間は残る。退役軍人が多い。米大使館には16,000人のスタッフも残る。バーレーン、カタール、イラク上空では米軍機は飛び続ける。アメリカのイラクへの影響力は今後も続く」と解説していた。何を語るかを捉えることは大事だが、何を語らないかにも目を向けることがそれ以上に大切な時代になった。(了)

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日本の政治家にメルケルの爪の垢でも煎じて飲んで欲しい:ニューズウイーク日本版最新号は必読?

2011-12-15 10:12:27 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


通貨ユーロが、14日のNY外国為替市場で、対ドルで1月来最安値1ユーロ=1.2980ドルで取引を終えた。ユーロは対円でも売られ、1ユーロ=101.30円まで値下がりした。ドイツ、メルケル首相は、14日、ドイツ連邦議会で演説、ユーロ共通債発行は解決策にならないことを繰り返し、ユーロ救済策上限5,000億ユーロ撤廃に反対した。一方、イタリア、モンティ首相はユーロ共通債発行でEU合意が必要だと強調した。これを受けて、欧州株価は軒並み下落、NYダウも下げ、前日比131ドル安、11,823ドルで取引を終了したと日本時間15日朝配信のWSJ紙電子版は書いた。

15日朝の「モーニングサテライト」に出演したマキシムグループ、久野誠太郎氏は「通貨ユーロ安から原油売り圧力がかかり、NY原油【WTI】先物相場は、バレル5.19ドル安、94.95ドルへ急落した。OPEC総会で新たな生産枠を日量3,000万バレルとすることが承認され、過剰生産懸念が一段と高まった」などと解説していた。NY金相場も売られ、トロイオンス75.60ドル安、1,584.30ドルと様変わりの様相となった。

一方、NY債券市場では、イタリア国債が売られ、利回りは再び「危険水域」とされる年7%を突破した。一方、安全資産とされた米10年物国債が買われ、10年物利回りは1.904%%へ低下した。15日朝7時台放送の「ワ―ルドWaveMorning」に出演した三井住友銀行、森谷亨氏は「格付け会社によるユーロ国発行国債の格下げ懸念、13日、米FOMCが具体的な金融緩和策を打ち出さなかったことからリスク回避の動きが強まり、原油、金が5%以上下げ、銀相場は9%安のオンス30ドル割れなど商品相場が一気に崩れた」などと解説していた。

日本時間14日夜配信のWSJ紙電子版にTomLauricella記者は、通貨ユーロ安を取り上げ、「ECB(欧州中央銀行)が追加利下げを迫られる可能性が高いことからユーロ通貨への売り圧力が強まる。EU政府が財政赤字危機解決に積極的に取り組めば取り組むほど、利下げ要請が強まる。さらにヨーロッパ経済は来年以降不況色を強めてくる。特に欧州金融機関がバランスシート改善を迫れることにより、銀行の貸し渋りが強まりそれがまた景気回復の足を引っ張る」などと書いていた。BaeclaysCapital,北米外国為替ストラテジィ・ヘッド、JoseWynn氏は「ユーロの急落は、来年6月の1ユーロ=1.25ドル、年度末の1ユーロ=1.20ドルのステージを用意した」と語ったと紹介した。

IMFは、12月13日、ギリシャ経済は2012年さらに悪化するとの見通しを発表した。景気悪化に伴う税収減と社会福祉関係費用の増加により、ギリシャ財政赤字は、今年の対GDPの8.5%から同9.0% へ増加する。EU理事会、HermanVanRompuy氏は「EUサミット合意に英国のみが反対したことが事態を一層複雑化させた。問題解決は簡単でない」と語ったとWSJ紙のTomLauricella記者は書いていた。

一方、近着のニューズウイーク日本版にある「ユーロ危機と戦うメルケルの孤独」と題するロジャー・ボイズ(英タイムズ紙外交担当エディター)の記事は「メルケル・ガイド」として面白い読み物となっていた。野党社会民主党(SPD)のフランクワルター・シュタインマイヤー外相は「メルケルの法則」に言及する。「メルケルが何かの政策に強く反対すればするほど、最終的にはその政策を採用する確率が高まる」と話したと書いていた。

ボイズ氏は「メルケルは、混乱と無秩序を嫌うドイツ人の国民性から、最終的には有権者は統合維持を支持するに違いないと踏んでいるように見える」と書いた。同記事は「最近のメルケルはほとんど眠っておらず、しきりに爪を噛み、絶えず携帯メールを送っている。そこにはヨーロッパ救済という、とてつもない重荷を背負った孤独なリ―ダ―の姿がある」と結んでいた。日本の政治家にメルケル首相の爪の垢でも煎じて飲んで欲しい。(了)

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カニすきシーズン到来もタラバガニ2~4割高:14日付け日経朝刊(学校で教えてくれない経済学)

2011-12-14 19:02:27 | 経済学
従兄夫妻幹事の「神戸ワイワイ会」男7人女6人計13 名で六甲南麓にある天然温泉「銀河の湯」みのたにグリーンスポーツホテルへ13日昼過ぎから出かけていた。上は86歳、下は小生の73歳が一番若い。絵に描いたような老人ツアーである。カニすき鍋料理、飲み物入れて1泊2食、温泉にゆっくりつかって込みこみ一人11,000円は安い。午後2時JR三宮発で箕谷まで神戸市営バス、バス停に着いたと、ホテルに電話、ほどなく送迎バスが来て、午後3時すぎに喧噪の都会から閑静な現場に着いた。

朝風呂は6時から入れる。男湯女湯、夜昼交互でそれぞれを楽しめるのがいい。朝飯は7時30分から、ゴルフのあとのパーティーと思しき20数名、一方、2人組み、4~5人などのスモ―ルパーティと様々で、テーブルはほぼ満席、平日とはとても思えぬ盛況ぶりに正直驚いた。PRするつもりはさらさらないが、泉質は単純弱放射能泉、弱アルカリ性、泉温37℃、とにかく体の芯まで温もる。効能の欄には、神経痛、筋肉痛はじめ諸々の疾病に効用ありと書いていた。正月を挟んで完売、大人1人800円、子供半額、幼児3歳以下は無料、日帰り客も多いと聞いた。不景気風が身にしみるご時世と言うから、この手の温泉旅行が、生活防衛を兼ね備えて、ひとときの息抜きの場として、益々見直されるかもしれない。

お風呂のあと、ホテルロ―ビーで見た14日付け日経朝刊に、たまたま「タラバガニ、輸入価格2~4割高」という記事が目にとまった。「神戸ワイワイ会」のメンバーに物知りがいる。前夜、カニを鍋に放り込みながら、「これはロシア産のカニやで」と得意げに話す仲間がいた。当の日経によれば、主産地の米国アラスカ州で漁獲枠が半減、輸入価格がキロ、3,500円と昨年比4割上がった。米国産が減った反動でロシア産も値上がりし、2割上がったとあるが、記事によれば格安のキロ2,200円である。ルーブルベースでは値上がり幅は大きいのであろうが、ルーブルが欧州金融危機後急落しているので2割高といってもロシア産のカニはまだ割安なのであろう。

日経朝刊の別ページに「インドルピー最安値更新」とう小さな記事が出ていた。帰宅して読んだCNBC電子版にもインドルピーが急落の記事が出ていた。今年7月の最高値から17.8%下落、海外資金がインド経済の先行きを悲観して一斉に逃げた結果と出ていた。中国の減速は伝えられていたがインドお前もかと思う。インドの今年10月の工業生産デ―タが5.1%減とここ2年で最低の水準を記録した。ヨーロッパ金融危機の影響がじわじわと影を落としていることが分かる。CNBCによればインドルピーは現在1ドル=53.35ルピーである。インドは既に最悪の金融危機に直面していると書いていた。ヨーロッパ金融危機回復には数年かかると言う見方もある。インドルピーのさらなる値下がりが懸念される。

14日朝7時38分に自宅に配信されていたCNBC Asia Morning Briefを読んだ。米FRB議事録が紹介されていた。米FRB(連邦制度理事会)は、政策金利据え置き、追加金融緩和策無しと出ていた。ただ、欧州金融危機の与える脅威を指摘して、状況によればさらなる金融緩和の余地ありと示唆していた。米FRBによる追加金融とECB(欧州中央銀行)が、欧州金融機関に対する格付け会社による格下げへの見直しとくれば、消去法で、好むと好まざるを得ず、日本円が買われ易い地合いが続くのであろう。

CNBC電子版は、OPEC(石油輸出機構)が、2007年取り決めの生産枠日量2,500万バレルが事実上順守されず、実生産は、同3,000万バレルに達していた。14日開催のOPEC総会で追認されることになるとOPEC最大生産国サウジアラビアが発表した。これを受けて13日のNY原油【WTI】相場はバレル2.32ドル下げ、97.85ドルで取引されたと出ていた。

日々の動きだけでは経済の流れは大観出来ない。しかし、わずか近場の一日温泉旅行の間に中長期的な展望をシグナルしていることもあると改めて実感した次第である。(了)

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今や人間が国債のモルモットになりかねない?(学校で教えてくれない経済学)

2011-12-13 11:04:59 | 経済学
CNBC Asia Morning Brief電子版が12月13日午前7時12分配信された。EUサミット明け後、早くも格付け会社ムーディーズは、“Few new measures”(ほとんど目新しい措置はとられなかった)と評価、EU27ケ国すべの国の国債を格下げで見直すと発表した。欧州株価は軒並み下落、週明けのNY株式市場も、NYダウは一時200ドル以上下げたあと、先週末比162ドル安、12,021ドルで取引を終了した。NY原油【WTI】はバレル1.31ドル安、99.58ドル、NY金先物は、トロイオンス48ドル安、1,668.80ドルと売られた。

今朝6時前放送の「モーニングサテライト」に出演した堀古英司氏は「EU首脳会議の決定内容は不十分だと格付け会社は判断した。次回の米FOMCで何らかの新しい指針が表明されるかどうかを注目している。」と話し、来年夏以降にQE3(第3次金融量的緩和策)の可能性を示唆していた。,今朝7時台放送の「ワールドWaveMornig 」(経済情報)に出演した三井住友銀行、呉田真二氏は「ムーディーズ格付け見直しとインテル売り上げ減の二つがNY株価を押し下げた。格付け会社S&PもフィッチもEUサミットの結論に厳しい評価をしている。ECBはユーロ共通債購入に消極的だ。アメリカが先んじて手を打てるかどうか。次回米FOMCの成り行きが注目される」などと話していた。

NY外国為替市場では、EU国債の格下げを材料に、ユーロが売られ、一時、1ユーロ=1.3186ドルへ値下がりした。ユーロは対円でも売られ、1ユーロ=102.79~83円で取引された。対ユーロでドルが買われた結果、円相場は対ドルで、1ドル=77.94~02円まで値下がりした。イタリア、スペインの国債が売られ、利回りはそれぞれ6.5%、5.7%へ上昇した。S&P,フイッチがそれぞれヨーロッパ国債を格下げ方向で見直す可能性を示唆しているから、ユーロが売られ続ける地合いに変化はなさそうだ。

朝7時台放送の「ワールドWaveMorning」でEUサミットで英国ひとり反対したことに対する反響について、英BBC,ドイツZDF放送を紹介した。英BBCは、米議会で「国益を守るために正しい行動をした」と語るカメロン首相、この日議会を欠席してインタビューに「EUに速度の違う2つの国が生まれた。まずい決断をした。」と語る連立与党、自由党グレッグ党首の映像を流していた。ドイツZDFは、「ドイツ野党は、英国を孤立化させたと非難した。英国大使館と目と鼻の先にあるドイツ連邦議会でメルケル首相は新しいヨ―ロッパを宣言する予定である。週明けの欧州株価は軒並み値下がりした」と伝え、イギリスのEUからの脱退を懸念する声がドイツでも高まりを見せ始めたと解説していた。

今朝の「ワールドWaveMorninng」でドイツZDFがクリスマスに動物をプレゼントする人が増えて来ているが、それに伴い、世話がやけるとして3~4ケ月も経つと手放す。モルモットは一匹20ユーロ、うさぎは35ユーロで手頃な贈り物らしい。「動物を本当に飼うつもりなら、動物の寿命をはじめ、餌のやり方を含めそれぞれの動物をしっかり把握することが先だ」と専門家がアドバイスしていると紹介していた。

EUサミットで、ヨーロッパ信用不安対策に「目新たらしさに乏しい」と評価され、株、債券が共に売られた。安易に国債を発行し続けた付けがここへきて出て来た。動物(国債)を飼う(買う)前に、動物(国債)をしっかり把握することが必要だろう。安易に国債を発行し続けるとどうなるか。肝腎の人間様が国債のモルモットになりかねない。(了)

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BIENNALEチャリティーコンサート(スケッチ&コメント)

2011-12-12 14:47:48 | スケッチ


BIENNALEチャリティーコンサート

江嵜企画代表・Ken



同窓のFさんのお嬢さんでソプラノ歌手、福地織(ふくち・あや)
さんも出演されるコンサートが西宮北口にある兵庫県立芸術文化
センター、神戸女学院小ホールで開かれ、楽しみにして出かけた。

ただ、この日はたまたま12時から大阪難波での猪熊佳子日本画教室
忘年会と重なった。演奏会の開演は午後2時、会場に着いた時は第一部
の演奏の半ばは過ぎていた。幸いFさんのお嬢様はニ部二番目に出ら
れた。ドニゼッティ/夜のとばりは静かに閉じて、オペラ「ランメル
モ―ルのルチア」より、を堪能した。演奏風景をいつものように
スケッチした。

今回のコンサートは、「東日本大震災、台風12号などで被災された方々に
想いを寄せて」開かれたと配布されたパンフレットにあった。

この日の歌のテーマは「祈り」である。演奏会途中からだったが、
12人のソプラノの第一線で活躍する歌姫が、声量豊かに情感を込めて、
15分の休憩をはさんで、次々舞台で熱演する姿に正直圧倒された。
伴奏の蜷川千佳(にながわ・ちか)さんのピアノ演奏も良かった。

同窓の仲間6人とインタ―ミッションの時間に会場で会った。図らずも
ミニ同窓会である。家族同道の同窓生もいた。久しぶりで本物の
ソプラノ生演奏を聴く機会を作ってくれた同窓のFさん感謝したい。
(了)


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