ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

不安心理が高まると免疫力が落ちる、NYダウ105ドル高(学校で教えてくれない経済学)

2013-06-15 18:52:05 | 経済学
神戸は珍しく曇り。水やりを兼ねて、朝5時台の阪神電車に乗って花さんに会いに出かけた。テッセンは峠を越した。キキョウが満面の笑みで出迎えてくれた。野良猫に餌をばらまく輩の掃除から始める。次にタバコのポイ捨てを拾う。むくげが一杯つぼみをつけて来た。紅葉葵の背丈がぐんぐん伸びてきた。グラジオラスが次は私の出番よとつぼみをせり出して来た。朝顔が花を咲かせ始めた。元気な花をただ眺めているだけで免疫力をつけてくれる。天気予報は午後から雨だが、花さんと同じ気持ち。ひと雨もふた雨もほしい。

ワ―ルドWaveMorningを見ることから一日がはじまる。ロシアRTRで、アメリカがシリア、アサド政権が化学兵器を使用したとして「一線を超えた」と批判した。英BBCもSyriaConflict(シリア紛争)のタイトルを画面に出して、アメリカは、超えてはならぬ一線を超えた。しかし、カメロン首相はアメリカの見方に同調しなかった。そのあたりは、今までのイギリスと大きな違いだ。オバマは軍事支援に踏み切らずとして大統領になった。シリア内戦では、既に9万人以上の犠牲者を出している。反体制派に武器供与しても戦いを止められない。ロシアもアメリカが出した証拠に納得していないとクールに伝えていた。

6月14日付けWSJ紙電子版でフロ―ナ・ロー記者は「経済鈍化見通し受けて、人民元安へ」のタイトルで「経済成立鈍化と中国への海外投資額が記録的な低下を来したことを受けて、人民元の対ドル変動幅を従来の1%から1.5%~2.0%へ拡大の見通しだ」と中国人民銀行筋が予測している。同記事によれば人民元は5月27日に対ドルで過去最高値まで上げた後、0.3%下げてる。他のエマ―ジング国通貨がほぼ軒並み対ドルで値下がりしていたが、人民元一人上昇、年初から1.4%上げていた。ここへきての人民元下げは中国経済の先行き鈍化を示唆していると専門家の見方を紹介していた。

15日朝放送のシンガポールCNAは、中国のGDP成長率は2017年、6%,2020年4.2%増へ順次低下するとの予測を発表した。一方、中国政府は2018年GDP成長率を8.5% と発表していると紹介していた。一度目標を決めると中国は共産党政権だから変えられない。変えられないと云うことでは、「米中協力」という名の蜃気楼と題して、近着のニュ-ズウイーク誌日本版は、オバマ、習会談で中国は一切、自らの主張を譲らなかった。習個人がどうであれ、共産党体制の中では個人が勝手に外交上の約束を結べないことを示していると書いていた。

14日、NYダウは前日比105ドル安、15,070ドルで取引を終えた。NY外国為替市場ではドルは対ユーロで買われ1ドル=1.3345ドル、対円では売られ1ドル=94.07円で取引された。中東不安を材料にNY原油(WTI)はバレル1.2%高、97.84ドル、NY金はトロイオンス0.7%高、1,387ドルだった。NY債券市場では債券が買われ10年物国債利回りは2.137% だった。不安が高まると免疫力が落ちる。株価、為替、原油相場は人間の心の鏡である。(了)

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米経済指標堅調を好感、NYダウ180ドル高、米10年物国債利回り2.15%台へ低下も相場を支援

2013-06-14 09:49:29 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


藤戸則弘氏は14日朝のモーニングサテライトに出演して「日本株安、円高に異常にオ―バ―・シュートしている。このようなことは長続きしない。いずれ逆襲されるだろう。」と話していた。同席した新生銀行の政井貴子氏は「急激な円高の動きを過剰に悲観することはない。予想の範囲内の調整にすぎない。」と話していた。安倍総理と黒田日銀総裁が13日会談した。日本の株価は一端反発したが、内容なしとして売った。日本株を売って得た資金でアメリカ株を買った。NYダウは180ドル値上がりした。14日の日経ダウは大幅高になるだろう。時間の経過と共に日本株は再び上昇するだろうとリーマンショック、古くはニクソンショック後の動きを踏まえて先の藤戸氏は解説していた。

14日朝6時台放送の米ブルームバーグ・ニュースは、13日、米小売り高が前月比0.6% 増と予想を上回った。直近一週間の米新規失業保険申請件数が15,000人減と予想以上に減ったことを材料に、NYダウは値上がりした。日本株が6%下落で売った資金でアメリカ株を買ったのではないかと、ジュリー・ハイマン記者は解説していた。NY為替市場ではドルが買い戻され、1ドル=95.57円、1ユーロ=127.85円で取引された。NY原油(WTI)はバレル81セント高、96.68ドル、NY金はトロイオンス14.20ドル安、1,377.60ドルだった。この日のNY商品取引では綿花相場がポンド89セントと53年振りの高値を記録したと解説していた。綿花は身近な素材である。一般紙では綿花高は話題になっていない。

先のモーニングサテライトの番組に出演した大和証券キャピタルマ―ケッツアメリカ、シュナイダ―恵子氏は「アメリカの10年物国債の利回りが2.149%台へ低下したことがNYダウ反発を刺激した。」とコメントしていた。米FRBバ―ナンキ発言後、長期金利が上昇、日本株が売られ、アメリカ株も売られた。金融緩和縮小に向けて大きく踏み込めないとの思惑から長期金利が下がり、株価反発につながった」と話していた。

ワ―ルドWaveMorning「経済情報」に出演した三井住友銀行、柳谷政人氏は「米FRBの量的緩和縮小懸念はほぼ相場に織り込んだ。円相場はしばらくは乱高下が続くだろうが、米国景気が緩やかに回復に伴い、ドル高・円安の従来の流れに戻る。」と話していた。当番組にゲスト出演したWSJ紙日本版編集長、小野由美子氏は元CIA職員、エドワード・スノ―デン氏がアメリカの情報収集システムが余りにも広範囲に拡大し過ぎた。下請けに140社が関係している。情報管理が出来なくなっていることを知らせたと指摘していた。小野由美子氏は、アメリカ、ヨーロッパ、日本揃い踏みで金融緩和を続けてきた。それがバ―ナンキ議長の議会証言で緩和マネーが開発途上国、エマージング諸国から一斉に引き上げ始めた。その結果インドルピアはじめエマージング国通貨が値下がりしていると指摘していた。ここ一週間のWSJ紙記事のまとめだが、注目される動きである。

情報が氾濫している。個々の思惑で発信される情報に振り回されないことが大切だ。(了)

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米FRBによる量的金融緩和縮小見据え、NYダウ126ドル安、NY為替、1ドル=95円

2013-06-13 10:59:34 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


「新旧のボールが混在する事態が明らかになれば、現場が混乱する。」との判断から、日本
野球機構(NPB)、下田事務局長が非公表を決定したと13日付けの読売朝刊に出ていた。
「最初に打った時、2年間やってきたボールと違うと感じた。」とヤクルト、バレインテ
ィン選手は話したと同日付けの日経朝刊に出ていた。誰かが裏で仕掛けたのだろう。飛ぶ
ボールに代えるようNPBが,12球団に無断でボール製造メーカー、みずのに昨年10月に発
注、みずのに公表を控えるよう事務局長が要請していたと先の読売朝刊が書いていた。バ
レンティンは変更前の2年間でも62本ホ―ムランを打った。今年は12日まで4日連続ホ
ームランを打ちホームランダービーを争っている。現状、ボールが変わったと云われても、
ホームランどころかヒットすら全く打てない選手がほとんどである。肩身の狭いことだろ
う。チームプレーも大事だが、どこの世界でも同じで個の力が伴わないと試合に勝てない。

話は飛ぶ。ワ―ルドWaveMorningで12日朝の放送をフランスF2を見ていたら電気自
動車が静か過ぎて危ない。そのため特別に音が出るよう機器を取り付けたというニュース
を流していた。電気自動車ではないが、自転車事故が多発している。子供の頃、自転車の
ことをチヤリンコと呼んでいた。チリン、チリンとベルを鳴らして通ることが当り前だっ
た。今はチンとも鳴らさず歩道を風を切って我がもの顔で通り抜ける。気をつけたい。

「デイトレーダー、東京株式商い増に乗る」のタイトルで、仮に月曜にデイトレードをや
れば木曜日まで取引が禁止されていた。それが今年1月に継続取引出来るようにル―ルが
変更された。それが東京株価乱高下の大きな要因だと12日付けのWSJ紙電子版にKana
Inagaki記者が書いていた。個人投資家の取引の内デイトレーダーの比率は50%だった。
現在は60%に増えた。10年前は19%だった。取引の30%を現金で積み、残り70%は信用
で借りる。WSJ紙電子版によれば6月7日金曜日日経ダウは500ポイント急落した。その
間の13分で310ポイント下げた。デイトレダ―が関与していたと書いていた。

12日夜9時放送のNHKニュースで米ヘッジファンドが登場、5月23日日経ダウが7.3%
暴落前日に売却した。バ―ナンキが量的金融緩和を縮小すると米議会で証言した。世界に
ばらまかれていたお金が縮小すると見て、日本株売りを決断したとこともなげに話してい
た。デイトレーダーは日々の動きを米つきバッタよろしく売り買いを繰り返して利ざやを
稼いでいる。日本の公的年金ファンドは110兆円を誰が運用しているのだろうか。おそら
く法外な契約料を払って俗に言う有名専門家のアドバイスで運用しているのであろう。

12日、NYダウは前日比126ドル安、14,995ドルで取引を終えた。NY原油(WTI)はバレ
ル95.88ドル、NY金はトロイオンス1,391.80ドルと小動きだった。NY外国為替市場では
ドルが売られ1ドル=95.84円、1ユーロ=127.74円だった。NY債券市場では債券が売ら
れ10年物国債利回りは2.228%まで上昇した。デイトレーダーの御面相が目に浮かぶ。(了)

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たかが株価、されど株価、日本株大幅安、欧州株軟調と来てNYダウ116ドル安(学校で教えてくれない経済学)

2013-06-12 14:26:44 | 経済学
「試練を迎えたアベノミクス」と題して、近着ニューズウイーク(NW)誌日本版で特集した。「大切なのは10年後ではなく来年。消費者は消費税率が上がる来年に増税に堪え得る所得を求めている。」と第一生命経済研究所の首席エコノミスト熊野英生は言う。野村総合研究所のチーフエコノミストのリチャード・クーも「そもそもの発想が平凡。全体を一気に変えていく大胆さが必要だ。」と手厳しい。市場や企業が何より「第3の矢に失望したのは法人税の減税がなかったからだ。熊野は言う。「減税への期待が高かった。」

「ところが財務相・副総理の麻生太郎は「今すぐ効果があると思えない。」と法人税減税を否定した。財務省の逆襲だ。甘利明経済再生担当相は「アベノミックス成長戦略にはしっかりとしたロードマップがあると云った。しかし、イスラエルの和平問題でも日本の米軍基地再編問題でもロードマップは示された。いずれも予定通り進んでいない。各省庁の要求をあれこれ飲み込んだ末、本来の元の筋書きとは似ても似つかぬ奇妙なスト―リ―が出来上る。」とNW誌最新号で前川裕舗記者は書いた。

「景気回復の実感はいつ?安倍マジックで賃金は増えるのか?」とNW誌別ページで「最後まで動かない企業。アベノミックスが達成する目標ははっきりしている。雇用の増加と賃金上昇だ。だが、そこに至るまでにはいくつものは―ドルがある。1つは、長年の間染みついた日本企業の負け犬根性だ。民間投資を引き出すはずの成長戦略では、解雇ルールの見直し、法人税減税、企業による農地取得の自由化、混合診療の解禁など期待の大きい項目が外された。金融政策だけでは経済成長はできない。長期金利上昇で住宅ローン金利は既に上がり始めた。円安による輸入価格高騰で、電気・ガス代から食料品まで値上げが広がっている。給料が変わらず値上げばかりが先行すれば、可処分所得は減ってしまう。成長がなければ税収がふえないから増税や社会保障費の削減を一層厳しくせざるを得ない。」と千葉香代子記者は書いた。株価は全てではない。しかし、期待感だけで上げていた日経ダウは、このところ乱高下、下値を模索する動きに大きく転換して来ている。

一方、11日のNY市場では、NYダウは前日比116ドル安、15,122ドルで取引を終了した。NY原油(WTI)はバレル95.78ドル、NY金はトロイオンス9.20ドル安、1,377ドル
と共に 冴えない。米10年物国債はやや買い戻され、2.198%へ利回りは低下した。ワ―ルドWaveMorning「経済情報」に出演したみずほコーポレート銀行、岩田浩二氏は「日本株大幅安、欧州株軟調の地合いを受け、米国株式も大きく売られた。株安を受けて円買い・ドル売りの流れとなり、1ドル=95.98円、1ユーロ=127.79円で円高が一気に進んだ。日銀政策決定会合では、長期金利上昇に新たな対策が出なかった。この先様子見ムードが強まるだろう。」と解説していた。

たかが株価されど株価。アベノミックスが幻となれば他人事でないことだけは確かだ。(了)

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キキョウ全開(スケッチ&コメント)

2013-06-12 07:35:07 | スケッチ


キキョウ全開

江嵜企画代表・Ken



梅雨入り宣言したあと10日以上も雨が降らない。誤解を恐れず言えば、台風3号が日本列島に接近と聞いてようやく雨に恵まれると楽しみにしている。ところが、ゆっくりとしたスピードのせいか、神戸には雨の恵みはなかった。

満足な水をやれないにも関わらず、キキョウが次々元気に開花して来た。苗を買ってきて今年で3年目になる。今までで一番成長が早い。背丈も例年より伸びた。かつ、つぼみから開花までの期間が短いような気さえする。

キキョウの足もとにアサガオが見える。昨年落ちた種が発芽して双葉を出し、早くも子供なりにツルを伸ばし始めた。あと1ケ月もすれば朝顔オンパレードになりそうだ。(了)

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米シェ-ルガス革命、アメリカ経済を静かにけん引、S&P、米国債を「安定的」に戻す

2013-06-11 10:31:46 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)



6月11日は「傘の日」ですと、ワ―ルドWaveMorning世界の天気コーナーでお天気キャスターの坂下真理さんが話していた。「傘の日」をヤフーで調べた。「6月11日は暦の上での入梅。この日を平成2年に「傘の日」と、東京都洋傘ショール商工協同組合が決めたと出ていた。気象庁が5月28日に関東地区に梅雨入りと発表した。その後10日間1ミリ以上の雨がなかった。東京は11日午後から雨。アジア南部も雨期に入った。タイの上空は一面厚い雨雲の負われていますと解説していた。こちら神戸も10日振りに雨が降りそうだ。

こちら「学校で教えてくれない経済学」。為替見通しについて、今朝放送のモーニングサテライト出演のシティバンク銀行、尾河眞樹氏は「格付け会社S&Pが米国債格付けを「弱含み」から「安定的」へ引き上げた。本日の日銀政策決定会合のあとの発表を注目している。ドル円相場のボラティリティ{変動指数}が急上昇していた。一端相場が大崩れすると回復には時間がかかる。それもいずれ落ち着くだろう。徐々にドル高へ進む。」と明快に予測していた。ワ―ルドWaveMorning「経済情報」出演の三井住友銀行、柳谷政人氏は為替見通しについて「日銀政策決定会合で日銀はさらなる金融緩和を発表すると見られる。黒田総裁の手腕を注目している。NY外国為替市場で再び1ドル=99円台を伺う動きが出ている。」と解説していた。ドル高の流れはインド・ルピー最安値更新にも伺える。

10日NY市場では、NYダウは先週末ほぼ横ばいの9ドル安,15,238ドルで取引を終えた。NY原油(WTI)はバレル0.3%安、95.77ドル、NY金はトロイオンス0.2%高、1,385.50ドルと乏しい動きに終始した。NY債券市場では、債券が売られ、10年物国債利回りは2.213%へ上昇した。今朝6時台放送の米ブルームバーグ出演のコ―記者は「S&Pが米国債格付けを「弱含み」から「安定的」へ引き上げた。国債が売られ利回りが上昇した。」と解説した。ス―・キ―ナン記者は、「5月の中国の銅輸入が15%減少を受けて銅相場が急落した。一方、綿花が2%高と急騰した。」と解説していた。中国経済の変調は豪州ドル値上がりに直接影響している。一時1豪ドル=103円台まであったが、10日のNYでは1豪ドル=93円である。外国人は参加する時も早いが、逃げ足は特に早いことを教えている。

11日のワ―ルドWaveMorning「経済情報」は米国におけるシェ―ルガス革命が、アメリカ経済をけん引している。2020年までにアメリカに300万人の新たな雇用を生み出すと云われている。アメリカが2017年までに日本にシェ―ルガス輸出解禁を決めた裏に、ロシアが日本向け輸出に積極的になったことが背景だと芳野創特派員が解説していた。今朝6時台放送のロシアRTRはプーチン大統領が2013年の経済見通しを2.3%増と発表したが、ロシア経済の先行きは厳しいと率直に認めていた。ロシアはOPECアフリカ産油国同様に米シェ―ルガス値下がりの大波をもろに受けた代表である。S&P格付け会社がアメリカを評価替えした背景にシェ―ルガス革命が背景にあることは万人認めるところであろう。ドル円相場は、時間の経過とともに上昇トレンドをゆっくりとしたペースで続けそうだ。(了)

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米雇用統計は「暑すぎず寒すぎず」、NYダウ前日比207ドル高:8日朝放送の米ブルームバーグ

2013-06-08 09:58:53 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


注目の米5月雇用統計が米時間6月7日発表された。雇用数が引き続き増加した。しかし、投資家の米FRBによる金融緩和縮小懸念を焚きつけるには十分ではなかったと7日付けWSJ紙電子版にMattJarzenmsky記者は記事冒頭に書いた。7日、NYダウは前日比207ドル1.4%高、15,248ドルで取引を終えた。米労働省は、5月、米雇用数{非農業部門}は前月比17,700人増加した。しかし、5月の失業率は7.6% へ0.1ポイント増加、4月の雇用増加数字を下方修正した。8日朝6時台放送の米ブルームバーグニュ-スのキャスターは「暑すぎず寒すぎず」とこの日発表の雇用統計を表現してマ―ケットが歓迎したと解説していた。米景気は確実に回復している。しかし、FRBの目標には届いていない。

WSJ紙によれば、7日、NY債券市場は反落、10年物米国債利回りは年2.179%へ再び上昇した。NY外国為替市場では、ドル円は一時、1ドル=94.98円まで案で値下がりしたが、あと雇用統計を見て、ドルが買い戻され、1ドル=97.53円、1ユーロ=1.3220ドルで取引された。7日、NY原油(WTI)はバレル1.3%高,96.03ドル、一方、NY金はトロイオンス2.3%安、1,383ドルで取引された。7日付けのWSJ紙は、先物取引の参考とされるシカゴ証券取引所VIX指数が、51.14から9%へ急落したことが投資家に安心感を与えたと書いた。

WSJ紙は7日の記事にも日本株の動向を詳しく書いていた。日経ダウは一時320円近く暴落した。ところが、日本の年金ファンドGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が、株式運用比率を増やすとのうわさのあと急速に戻し、前日比0.2%安で取り引を終えたと解説していた。7日付けCNBC電子版は「投資家は日本株投げ売り、しかし、ソロスは買い再開」のタイトルで関係者の談として「ソロスは日本株急落前に売り、急落後買いを再開した。」と書き、三菱UFJモルガンスタンレー、グローバルセールスヘッド、GlenWood氏は「顧客名は明かせないが、ソロスの話しを聞いて自分は驚かない。日本は大きく変った。相場にまだ織り込まれていない。」と話したと紹介していた。

7日付けのWSJ紙電子版は別ページで「日本の年金ファンド、株買い増やす」のタイトルで、TakashiNakamichi ,KosakuNarioka記者連名で「GRIFは112兆円(1.16兆ドル)を運用している。7日の取引終了後、厚生労働相立会いの元、記者会見を行った。その中で配分率について、外国債を8%から11%へ、外国株を9%から12%へ拡大、日本株を10%から12%へ拡大、その一方、日本国債を67% から60%へ下げると発表した。運用比率変更を既に実施しているのかとの質問にノ―コメントだった。」と書いていた。アベノミックス第3弾、骨太改革案の中で公的年金資金運用について具体的に安倍首相が触れなかったことが外国人投資家の失望売りにつながったとWSJ紙は6日付け記事で既に指摘していた。

株式は本来上下大きく変動する。年金基金が株式に大きく関わらないことでよしとしてきた。喫茶店でも株式は口にチャックである。日本が少しづつ変わる兆しかもしれない。(了)

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咲いた、咲いた桔梗が咲いた(スケッチ&コメント)

2013-06-07 17:48:43 | スケッチ


咲いた、咲いた桔梗が咲いた

江嵜企画代表・Ken



咲いた、咲いた,待望のキキョウが6月5日の朝咲いた。6日、7日と観察を続けていた。こちら神戸は梅雨入り宣言後皮肉にも一向に雨が降らない。いつまでも待てない。頃はよしとバックにミニバラをいれてスケッチした。
ヤフーでキキョウを検索した。万葉集で秋の七草と歌われている「朝貌の花」は本種であるといわれる。
キキョウの根は、サポニンを多く含むことから生薬として利用されている。去痰、鎮咳、解熱作用があるとされ、消炎排膿薬などに使われる。
花の形から桔梗紋が生まれた。美濃の山県氏、土岐氏一族は桔梗紋を紋所としていた。 明智光秀も土岐氏一族であり、桔梗紋を用いていた。
自生株は近年減少傾向にあり、絶滅が危惧されている。
花言葉は、優しい愛情、誠実、従順、変わらぬ愛、変わらぬ心、清楚、気品、正義とある。花ことばを聞いただけで、日本人に愛される代表的な花の一つだと云うことが分かる。(了)

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NY為替、一時、1ドル=95円台、日本株売り・円円買いで:6日付けWSJ紙電子版

2013-06-07 10:01:06 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


アメリカがアメリカらしくなくなる。アメリカにリスク回避文化が広がりつつあると6月3日付けWSJ紙が書いていたと、7日朝放送のワ―ルドWaveMorningに出演したWSJ紙日本版編集長、小野由美子氏が話していた。WSJ紙は4日付けの記事で「日本の株式市場はエキサイティングな市場だった。ところが、大きな事件が起こらない日でも大きく下げるようになった。株高、円安が相乗効果を上げていた。それが株安、円高に流れが変われば日本株は怖い。リスクの高い市場になる怖れがあると見る投資家が出てきたと書いたと紹介していた。さらにWSJ紙は、安倍首相の成長戦略報告に対して厳しいト―ンで記事を書いた。具体性に欠けること。小出ししていると指摘したと小野由美子氏は紹介していた。

6月6日、NY株式市場は、ドルが対円で急落したあと、NYダウは一時前日比116ドル下げた。あと買い戻しが入り、前日比80ドル高、15,040ドルで取引を終えた。ドルは対円で一時、1ドル=95円台まで値下がりした。あと戻して、1ドル=97.37円で取引された。投資家はドルを売って日本株を買っていたが、日本株を売って円を買った。その結果、円が対ドルで、1ドル=95円台まで急騰した。ドルは対ユーロでも売られた。1ドル=1.32ドル台までドルは値下がりしたと、6日付けWSJ紙電子版でChrisDieterich記者は書いた。
日本株が3.7%下げたあとNYダウが208ドル下げたと日本株が引き金となってNYダウが下げたと5日付けWSJ紙は書いていた。このようなことはWSJ紙の記事では異例である。三菱UFJ信託銀行、野元尚宏氏は「急に方向性が分からなくなった。投資家に持っているものを切る動きが出た。」と6日のドル急落、円急騰を解説していた。

6日NY原油(WTI)は、バレル1.1%高、94.76ドル、NY金はトロイオンス1.2%高、1,415.70ドルで取引された。朝5時台のCNBCテレビに、NYプラチナ相場がトロイオンス1,529.30ドルへ20ドル近く値上がりしたと出ていた。プラチナ需要の半分は自動車用含む工業用である。アメリカの経済、特に自動車販売の好調を反映してプラチナ相場が堅調に推移していることを写している。6日のNY債券市場は、米国債が売られ、10年物国債の利回りは2.077% まで下落した。しかし、2%台をキープしている。今朝のモーニングサテライト出演のJPモルガンの北野一氏は「2%台が10年物国債にとって居心地がいいからだ。」とコメントしていた。鳥は居心地がいいと棲みつく。春の気配を鳥は肌で感じている。

ワ―ルドWaveMorning「経済情報」に出演した大和証券キャピタルマーケッツアメリカ、シュナイダ―恵子氏は「ドル急落でNYダウは方向感を失って急落したが、市場がフレンドリーな雰囲気になって買い戻しが入って値上がりして引けた。ドラギECB総裁が政策金利を据え置いた後、追加緩和は必要ないと語ったあとユーロが買われた。明日金曜日発表の5月雇用統計は今後を決める極めて重要な指標になるだろう。」と話していた。

1ドル=95円台の展開は専門家も予測していなかった。誰かが仕掛けているのだろう。(了)

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日本株急落、欧州株安連鎖で、NYダウ216ドル安、NY為替、一時、1ドル=98円台

2013-06-06 08:39:30 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)



「ど真ん中に蹴って、とられたらしゃないなあ、という気持ちで蹴った。」と、サッカーW杯プブラジル大会予選、対豪州戦後のインタビューで、本田圭介選手は話した。5日の朝、「本田はすごい男やなあ」と来る客、来る客が、にこにこしながら口にしてました、と近くの喫茶店に午後出かけた時、マスターが話していた。一方、5日の午後、安倍総理は、俗に言うアベノミックス第3段のスピーチを始めた直後、日経ダウは前日比1.25%値上がりした。ところがマ―ケットが期待した中身がないと分かるにつれて下げに転じ、日経ダウは前日比3.8%値下がりしたと5日付けのCNBC電子版は書いた。

5日付けWSJ紙電子版で、AlexandraScaggs記者は「日本株急落からはじまり、欧州株安、と来て、アメリカでは、NYダウは前日比216ドル安、14,960ドルで取引を終えた。」と書いた。6日朝放送のCNBC番組を見ていると、米時間7日発表の5月雇用統計を控えて様子見気分が強いことをゲスト出演者が口々に話していた。5日、NY外国為替市場では、ドルが対円、対ユーロ共に売られ、1ドル=99.10円、1ユーロ=1.3090ドル(129.78円)だった。一方、NY原油(WTI)はバレル0.4%高、93.68ドル、NY金はトロイオンス0.3% 高、1,402ドルとWSJ紙電子版は伝えていた。商品市場では様子見状態が続いている。

近着のニューズウイーク誌日本版は橋本大阪市長による慰安婦発言を材料に特集を組んでいた。日本のその時々の政権が、韓国政府も巻き込む形で、当の問題をその場しのぎで処理して来たとがめが、今回の橋本発言をきっかけに、後戻りできない重大な事態にまで発展した。いまのところ具体的な対策は見えてこないと書いていた。日本株急落も慰安婦問題も欧米のメディアは重大な関心を持って捉えている。ところが、近くの喫茶店では、共に話題にならない。6日5時45分から放送のモーニングサテライトでフィナンシャルタイムズは「第3の矢の成長戦略の詳細な内容はなかった。」と書いた。WSJ紙は「成長戦略から日本は逃げている。」と書いた。NYタイムズは「日本は労働市場の改革に触れていない。」と書いた。5日の安倍首相のスピーチに対する欧米メディアの反応は厳しいと紹介していた。

本田選手は5日開かれた記者会見の席で「結局は個で試合は決ることがほとんど。どうやって自立した選手になって個を高められるか」と語ったと日本のメディアが紹介していた。
ザッケロー二監督は、サッカーW杯出場を決めたあとのインタビューに「本田は強いパーソナリティを持っている。もう一つは日本人離れしたフィジカルな強さ。前線でキ―プ出来る。」と答えたと日本のメディアは紹介していた。昨年11月以降、安倍総理の登場で欧米のメディアは日本株の動向を遂一大きく取り上げるようになった。日銀総裁が黒田東彦氏に変わったあと、外国メディアの日本の金融政策への関心も高まった。

問題は日本である。日本人の感覚が変わらない限り国際社会では通用しない。見事な同点シュートで日本人の多くに感動を与えた本田選手の言葉を改めて噛みしめてみたい。(了)

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