ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

米雇用統計発表待ちで、NYダウ一時153ドル安(学校で教えてくれない経済学)

2013-06-05 10:11:48 | 経済学
「米時間金曜日6月7日発表の米5月雇用統計を注目、動きが取れない状態が続いている」と5日朝7時台放送のワ―ルドWaveMorning「経済情報」に出演したみずほコーポレート銀行、岩田浩二氏が話していた。岩田氏は「今回の雇用統計は、米FRBが夏から秋にかけて政策変更を行うとすれば、その判断材料とする最後の機会になる。その意味で特に重要だ。」と話していた。4日NY原油(WTI)はバレル0.1%安、93.31ドルNY金はトロイオンス1%安、1,397.10ドルで取引された。NY外国為替市場では、1ドル=100.12円、1ユーロ=130.95円だった。米10年物国債は売られ利回りは一時年1.215%台まで上昇した。

4日付けのWSJ紙電子版でJonathanCheng記者は「この日は確たる経済統計の発表がなく、米FRBの月850億ドル国債買いによる金融緩和政策がどのタイミングで縮小に向かうかの一点に投資家の焦点が絞られNYダウは値下がりした。」と書いた。今朝6時台放送の米ブルームバーグに出演したジュリー・ハイマン記者は「NYダウは一時前日比153ドル値下がりした。火曜日・21週連続の下げの記録を更新した。トレーダーにこれからの相場はどうなるかと聞いたら、わからないと話していた。」と地合いの悪さを強調していた。ドミニク・チョ―記者は「NY債券市場は金曜日発表の7日の雇用統計をにらんだ動きが続いている。5日発表のADP雇用統計、製造業受注高が債券相場に影響する。」と話していた。

5日朝5時45分から放送のモーニングサテライトに出演したJPモルガンチエ―ス、佐々木融氏は「6日、安倍総理が第3の矢に関連した政策発表を予定している。しかし、安倍内閣は7月参院選挙が終わるまで大きな政策変更はないだろう、と見ている。ただ、発言内容によっては、サプライズが飛び出せば、1ドル=98円台のドル安・円高のリスクも頭に入れておいた方がいいだろう。」と話していた。今朝の当番組では豪中央銀行が政策金利据え置きを決めたことで、豪ドルに先安観が出ていると解説していた。今年に入り豪ドルの勢いが急速に低下している。豪州は中国向け輸出に多くを依存している。中国経済に陰りが少しでも出ると豪ドルが売られ易い展開が続いている。

なぜここへきて米FRB内部で量的緩和早期縮小議論が出てきたのかについて4日付けのCNBC電子版に、アメリカの債務残高が16.8兆ドルとアメリカのGDPを1.1兆ドル超える規模にまで巨大化した。これを翻訳すれば、納税者一人当たり14万8,000ドル、アメリカ人一人当たり53,200ドルとなる。国家財政破綻を避けるため昨年12月財政支出に16.4兆ドルの上限を設けた。失業率が7.5%に高止まりしているが、このところ住宅市場に改善の兆しが出ている。月850億ドルのFRBによる国債買上げをこの後も継続するリスクについて議論が出てきた。その意味で6月7日発表の雇用統計は重要だ。」と書いていた。

金融と人間の健康と同一に議論出来ない。しかし甘いものを食べ続けると体を緩める。一時楽になるが、体を元に戻すには数倍のエネルギ―が必要なことも留意しておきたい。(了)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

米ISM製造業指数悪化を材料にNYダウ138ドル高、金融緩和早期縮小懸念薄らぐ

2013-06-04 13:07:34 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


「週明け、6月3日、NYダウは、先週末比138ドル、0.9%高、15,254ドルで取引を終えた。米製造業指数が予想外に悪かったことを受けて、米FRB金融緩和縮小に対する懸念が和らいだ。」と3日付け、WSJ紙電子版でAlexandraScaggs記者が書いた。「Bad news is good news(悪い知らせは良い知らせ)」という言葉を引用して、投資金融会社、PNC、ストラテジスト、BillStone氏は「ISM製造業指数を見て、相場は平常に戻るだろう。バ―ナンキは金融緩和を早期に縮小しづらくなる。多くのアメリカの投資家は、金曜日、7日発表の5月雇用統計を注目している。」と書いていた。

ISM統計が49と50を割ったことを受けて、3日のNY外国為替市場では、ドルが売られ一時1ドル=98円台までドル安・円高が進み、あと買い戻されて、1ドル=99.43円で取引された。対ユーロでは1ユーロ=130円をはさんだ値動きで推移している。4日朝7時台放送のワ―ルドWaveMorning「経済情報」に出演した三井住友銀行、山下えつ子氏は「ISM統計が下振れした結果、NYダウは上昇した。早ければ9月にも量的緩和縮小へ米FRBが動くとの思惑から債券が売られ、利回りが上昇した。米国債利回り上昇でドルが買われ、商品市場が売られていた。それがISM製造業指数が悪く出た。5日にはISM非製造業指数、7日に雇用統計が発表される。バ―ナンキFRB議長は5月22日の会合で、量的金融緩和の規模と時期は雇用統計見て判断すると話していた。」と解説していた。ドルが売られ、その反動で、NY原油(WTI)は小幅反発、バレル93.28ドル、NY金相場は、トロイオンス19ドル高、1,411.70ドルで取引された。

4日朝の「ワールドWaveMorning」「世界の扉」コーナーで、「加熱化する高級住宅」と題して、「米国の高級住宅市場が活況を呈している。3億,4億する住宅が在庫がなく手に入らない状態になっている。月850億ドル(約8兆5,000億円)の債券購入を通じて大量の資金を供給、その結果、株が値上がりした。株で大儲けした投資家が高級不動産へ資金を流している。」と布施谷博士、NHK特派員が解説していた。一方、番組の中で「1年半職探ししているが見つからない。」と語る市民の声を紹介していた。「アメリカはまだ800万が失業している。失業率は7.8%台で高止まりしている。就業した者もパート労働者が多い。」と解説していた。米国の雇用の実態は必ずしも良くない。3日発表のISM統計がそれを裏付けた。投資家はバ―ナンキは従来通り金融緩和を続けると見て、株反発につながった。

4日朝放送のテレビ東京系番組の「モーニングサテライト」を見ていたら、日本の失業率は平均では4.1%とアメリカと比べ低いが、年齢階層別完全失業率でみると今年4月で15~24歳は8.1%と高い。対前月比で1.6% 増加していると紹介していた。若者の失業率高止まりは世界的現象であるが、日本でもアメリカの失業問題を対岸の火災視できない。

カネ余りによる株高。経済が改善し給料が上がらぬ限り日本の景気回復も疑わしい。(了)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三田市吹奏楽団、第23回演奏会風景(スケッチ&コメント)

2013-06-04 07:05:29 | スケッチ


三田市吹奏楽団、第23回演奏会風景

江嵜企画代表・Ken



三田市吹奏楽団、第23回演奏会が 三田市総合文化センターで6月2日、午後3時から開かれると、高校同窓のMさんから案内をいただき楽しみにして出かけた。JR三田駅で2時半目標で同窓のSさんと待ち合わせ、会場に開演前15分に着いた。

会場の様子を恒例によりスケッチした。管弦楽ということで舞台かぶりつきはどうしても避けられる。前の方はまばらだったが、後ろを振り返ったらさにあらず、子供さん連れも含めて大勢の交響楽ファンで一杯だった。

第一部の演奏は松原紀彦氏指揮により「セント・アンソニー・ヴァリエ―ションズ」、2013年度全日本吹奏楽コンクール演奏曲から「勇者のマズルカ」、「エンタ―テインメント・マ―チ」含めて4曲を堪能した。休憩15分の後の第二部は、客演の加藤完二氏指揮により「大阪俗謡による想曲」と幻想序曲「ロメオとジュリエット」の2曲を楽しんだ。

演奏のあと元気いっぱいの同窓のMさんと出口で言葉を交わすことが出来幸いだった。彼のパートは、バス・トロンボーンである。お互い1938年生れである。吹奏楽は肺活量が生命線と素人ながら想像しているが、楽団最高齢者として第一線で今なお頑張っているMさんの舞台姿にいつも大いに力をもらっている。

肺活量についでに脱線して言えば、甲子園球場ではラッキーセブンに風船飛ばしが恒例になっている。フ―ッと一気にふくらますことが最近とみに難しくなってきた。年齢は正直争えない。しかし、せめて気持ちだけでも、好奇心一杯で残された人生を楽しみたいと日々思う次第である。

JR三田駅前のインド料理店をあらかじめSさんが探しておいてくれていたようで、インド料理をあてに、軽くのどをうるおして帰路についた。素晴らしい演奏会を聴くチヤンスを与えてくれたMさんにひたすら感謝である。(了)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アジサイ(スケッチ&コメント)

2013-06-02 13:31:14 | スケッチ


アジサイ

江嵜企画代表・Ken



梅雨にはアジサイがよく似合う。今年は梅雨入りが例年より10日早いと先週気象庁が発表していた。アジサイの開花も梅雨入りに合わせたのだろうか、こちら神戸では町のそこここでいっせいにアジサイが咲き始めている。

住吉宮町6丁目交差点を南に折れて100メートルばかり下った道路際に咲いたガクアジサイをスケッチした。昨年も同じ場所で描いている。日時を調べたら2012年6月10日とあった。偶然だが昨年より10日早い。 

花ことばをヤフーで調べたら忍耐強い愛情とあった。ガクアジサイを母種として日本で生まれた。万葉集に大伴家持と橘諸兄が詠んでいる。

日本では、色が変わることが心の変節と結びつけられ道徳的でないとみなされ、近世まで目立たない花だった。ところが、西洋では、色変わりが珍しがられて改良が進み、日本に逆輸入された。

花の色は、白、青、桃、紅、赤などある。酸性土壌では青みがかった色が多く、アルカリ土壌では紅色が多いとあった。

歩道そばのお宅のご主人が当のアジサイのお世話をしておられる。出来たスケッチのコピーを昨年お届けしたら喜んでいただいた。押しつけがましい気もするが、昨年同様、お届けする予定である。(了)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

NYダウ208ドル安、OPEC生産枠据え置き決定、NY原油,WTIバレル91.56ドル

2013-06-01 10:35:23 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


「頼むからシエールガス以外の話を質問してくれ。」と、Naimiサウジアラビア石油相は、「OPECはナイジエリア、アンゴラ、アルジエリアを守る責任があるのではないか」と記者団に聞かれた後いらだって答えたと31日付けWSJ紙電子版にSummerSid記者は書いた。ウイ―ンで開かれていたOPEC総会で日量3,000万バレルの生産上限枠据え置きを決めた。Badri,OPEC専務理事は「OPEC事務局は、シェ―ルガスの影響調査を開始する。しかし、結局のところ、影響を受けるメンバーが独自に新たな市場を見つけることになる。」と語った。「OPECは2008年の金融危機に際し、生産枠上限を150万バレル削減することで危機を乗り切った。5年前にはシェ―ルガスはなかった。サウジアラビアは資金的余裕がある。重質油中心の生産のため米シェ―ルガスとダイレクトに競合しない。OPECは、シェ―ルガス革命の後、メンバー間の利害対立が表面化し、分裂状態に入った。」と書いた。

米EIA(エネルギー情報局)によれば、米シェ―ルガスと類似の石油を生産しているナイジエリア、アンゴラ、アルジエリア3国合計で2012年の米国向け輸出が前年比41%減った。Maduekeナイジエリア石油相は「米国のシェ―ルガスの増産でアフリカからの原油輸出は25%減る。アメリカから中国、インドなどアジア向けに輸出先を転換しろというが、中国は極めて早い段階で、独自にシェ-ルガスの生産を始める。中国はパートナーではない。」と1ケ月前に語っていた。31日、NY原油(WTI)相場は、バレル2.05ドル値下がり、91.56ドルで取引を終了した。6月1日朝6時台放送の米ブルームバーグは「OPEC総会で生産上限枠据え置きを受けて値下りした。OPECは枠を90万バレルオ―バ―で現在生産を続けている。NY金先物も売られ、トロイオンス1,388ドルへ値下がりした。」と解説していた。

31日、NYダウは前日比208ドル安、15,115ドルと急落した。31日付けのWSJ紙電子版は取引終了前5分間のみで50ドル下げた。」と書いていた。米ブルームバーグ出演のジュリー・ハイマン記者は「米FRBによる量的緩和政策の早期撤廃観測でムードは変わった。いずれ値下がりすることは分かっていた。「押し目を買う。」から「戻れば売る。」に変わった。積りに積り溜っていたものが取引終了に向けて一気に溢れ出た。」と解説していた。

6月1日朝7時台放送の ワ―ルドWaveMorning「経済情報」に出演した三菱東京UFJ銀行、村尾典昭氏は「幅広い銘柄が下落した。NY為替市場では、良好な米国経済統計発表を受けて、ドルが買われ、一時1ドル=101円台まであった。株安から一転してドルが売られ1ドル=100.48円へドル安・円高へ変わった。来週はISM統計、ADP民間雇用統計、最後に金曜日、6月7日に5月雇用統計を控えており神経質な取引が予想される。雇用統計が予想外に悪い結果になれば、ドルが売られ、1ドル=100円割れも十分考えられる。」と解説していた。外人は乗る時も早いが降りる時も早い。人と思うと間違う。鳥と思えばいい。

OPECは生産枠据え置きを決めた。纏めきれずにシェ―ルガス革命に白旗を上げた。(了)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする