NY株は様子見、ＮＹ上場の中国企業株下げ止まらず、NY原油WTI,5日続落してバレル63台、デルタ株感染拡大懸念でガソリン安につれ安とＷＳＪ紙電子版（学校で教えてくれない経済学）、

19日のＮY市場はダウは乱高下のあと34,894ドル、66ドル、0.19%安、Ｓ＆Ｐ500,4,405,5ポイント、0.13%高、ナスダック、14,541，15ポイント、0.11%高と様子見で取引を終えた。19日、WSJ紙電子版は「デルタ株感染急拡大にもかかわらず米新規失業保険申請件数は減少した。米企業業績,FRBのテーパリング、デルタ株感染拡大する中、この先の相場のカギはデルタ株が握っていると専門家はみている」とWSJ紙電子版は総括した。WSJ紙は「米債券の5年物と30年物の利回り格差が6月15，16開催までは比較的開いていた。それが急速に狭まってきていいる。米金融当局が金融政策を引き締めにシフトする時期が近いことを示唆している」と伝えた。

個別銘柄では19日、香港アリババが上場来安値を更新した流れを受けてＮY市場でも売られ、160.55ドルと6.88%安と続落した。19日、ロイター電は「中国が大手インターネット企業を対象とした新たな規制ガイドラインを発表したことが投資家の売りを誘った。動画配信サービスのテンセントが421.20ドル、3.44%安で取引を終えた。年初800ドルから一貫して下げていたが、中国当局がオンラインゲームを「精神的アヘン」と批判、営利目的の個別学習指導を禁止した後特に値下がりが続いている。」と書いた。

恐怖指数VIXは21.87と1.39%増、米10年物債利回りは1.240%と2.59%低下した。ＮY外為市場では1ドル＝109.78円、1ユーロ＝128.17円、1英ポンド＝149.48円で、取引された。ユーロの弱い相場が続いている。「NY原油はWTIがデルタ株感染拡大を受けてガソリン相場が続落、ガソリン下落を受けてバレル63.91ドルと1.99%続落WTI反落を受けて北海ブレントが同66.89ドルへ1.96%連れ安した」と19日、ＷSJ紙が解説した。ＮY金はオンス1，783.00ドルと横ばい、ビットコインは4万6,663ドルへ4.16%高と反発した。

20日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でフランスＦ2は「山火事の発生がフランスブドウ畑の20%が消失した。デルタ株感染拡大が勢いを増してきている。」と伝えたあと「アフガンカブール陥落のあと5日経った。表向き街は平穏に見えるがタリバンが壁に人を座らせ銃を向ける様子では「奴らはドローボーだ。ドロボーは手を切り離し首を切り落とされる」とタリバンの兵士は答えた。」と伝えた。ドイツZDFは「ドイツ人を見つけドイツ人を助けたアフガン人を見つけて帰国させる作業が続いている。藁のなかにある針を探し出すような作業だ。空港までの道のりにタリバンの数か所の検問所をくぐり抜けなければならない。パスポートがないと飛行機に乗れない。タリバンが権力を掌握したあと女性たちの権利はどうなるのか。女性の権利は尊重されるのか。誰も分からない。」と伝えた。英BBCは「アフガンから英国人、英国人を助けたアフガン人の脱出を必死に進めている。タリバンはアフガン人が国外に脱出する様子を写真に撮られることを拒むようになった。」と伝えた。
英BBCは「19日、英国のコロナ感染者数は3万6,572人とここ1週間で3万人台が続いている。デルタ株による感染者がほぼ100%占めている。死者数は113人」と伝えた。（了）

米ＦRBが年内早い時期にテーパリング開始と見てＮYダウ、382ドル安、一方、デルタた株感染拡大、アフガン情勢不透明状況続くと欧米メディア報道（学校で教えてくれない経済学）

18日発表の7月27，28日開催の米ＦOMC会合議事録で「ほとんどの会合参加者が「米国景気回復はテーパリング（債券購入額段階的削減）のタイミングを早めるに十分な状態だ」と主張した」と伝えられた後、18日のＮY市場は下げ足を速め、ダウは34,960ドル、352ドル、1.08%安、S&P500、4,400,47ポイント、1.07%安、 ナスダックは14,525、130ポイント、0.89%安で取引を終えた。恐怖指数VIXが21.57へ20.44%急上昇した。米10年債利回りは1.263%と0.43%増と控えめな増加にとどまった。

ＮY外為市場ではドルが買われた。1ドル＝109.76円、1ユーロ＝128.52円、1英ポンド＝150.97円で取引された。NY原油はＷTIがバレル64.23ドル、3.18%安、北海ブレント、同67.28ドル、2.54%安と続落した。デルタ株感染急拡大に経済活動が低下、原油、ガソリン消費に影響を与えるとの見方が背景にある。ＮY金はオンス1，789.70ドル、0.11%高と横ばい、ビットコインは4万4,608ドル、0.18%安と横ばいで取引された。

個別銘柄ではアップル、146.36ドル、2.55%安、ダウを25押し下げ、ゴールドマンサックス、398.80ドル、ダウを40押し下げた。ナスダックではアマゾンが3，201.22ドル、1.26%安、アリババ、172.35ドル、0.79%安とNY市場上場の中国関連銘柄の下げが止まらない。18日、ＷSJ紙電子版は「習近平主席は18日,富の再配分（redistribution）と高所得企業に対する取り締まり（clanmpdown）を強化すよう求めた」と伝えた。

一方、18日、ロイター電子版は「FOMC議事録が18日発表された。大方の参加者は年内早い時期にテーパリングを始めるよう主張した。その他の参加者は「デルタ株感染が急拡大している。この先コロナ 感染拡大が加速化すれば米国経済回復に遅れが生じる可能性がある。テーパリングの時期は来年早期に始めることが望ましい」と主張、FRB内部で金融引き締めのタイミングを巡り見方が2分していることが明らかにされた。」と伝えた。

19日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」はアフガン情勢を多くの放送局がトップで取り上げた。英BBCは「メイ前首相は英議会で「あなたはアフガン情勢は何とかなると思われたのか。」と厳しくジョンソン首相を批判、野党労働党だけでなく保守党内部からもジョンソン英首相がアフガン対応を見誤ったとの非難が相次いだ」と伝えた。ドイツZDFは「隣国タシュケント経由でドイツ人、ドイツ人を助けたアフガニスタン人脱出に成功した」と伝えた。ロシアテレビは「アフガン北部国境に前政権の拠点がある。タリバンとの徹底抗戦の姿勢を崩していない。」と伝えた。豪ABCは「豪州はタリバンはテロの温床だとする見方を変えていない。豪州からの救援機が18日ドバイに到着、豪州人国外脱出に向かう。アフガン難民3,000人受け入れをモリソン首相は表明」と伝えた。コロナ感染関連では英BBCは「18日、英国の新規感染者数は3万177人、死者111人」と伝えた。ＮYタイムズは「18日、米感染者数は13万9,872人、52%増、死者数、696人、87%増」と伝えた。（了）

NＹ市場、米7月小売高落ち込み材料にダウ、Ｓ＆Ｐ５００，ナスダック共に反落、一方、タリバン、初の記者会見で「イスラム法の元で全ての人の権利は守られる」と報道官は語ったと米ABC

(学校で教えてくれない経済学）

米商務省が17日発表した7月米小売り高が前月比1.1%減、6月の0.7%増から減速、予想の0.3%減以上下落した。17日のNY市場ではダウが35,343ドル、282ドル、0.79%安、S&P500、4,448、31ポイント、0.71%安、ナスダック、14,656、137ポイント、0.93%安と3指標揃って値下がりした。デルタ株感染拡大が米州全体で拡大している。17日、NYタイムズ電子版は14日移動平均で新規の感染者数は14万1,365件、64%増、同死者数は704件、106%増加したと伝えた。

個別銘柄ではホームデポが320.75ドル、4.25%安、1銘柄でダウを94ポイント押し下げた。ボーイング、222.22ドル、2.99%安、44ポイントダウを押し下げた。ナスダックでは電気自動車のテスラ、665.71ドル、2.98%安、グーグル、2，746.01ドル、1.16%安、アマゾン、3，241.96ドル、1.79%安とナスダック指数を押し下げた。アリババ、173.73ドル、4.91%安と米市場上場の中国企業銘柄売りが続いていると17日、ロイター電は伝えた。

恐怖指数VIXは17.91と11.10%増加、米10年債利回りは1.264%と0.64%増加した。17日、調査会社のパネルディスカッションに参加したパウエルFRB議長は米金融政策について触れなかった。18日公表の前回開催のFOMC議事録を確かめることになると17日ロイター電子版は伝えた。NY外為市場は1ドル＝109.54円、1ユーロ＝128.29円、1英ポンド＝150.44 円と主要通貨に対して円高で取引された。NY原油はWTIがバレル66.31ドル、1.10%安、北海ブレント、同69.09ドル、0.03%安と続落した。NY金はオンス1，788.10ドル、0.10%安と前日比ほぼ横ばい、ビットコインは4万4,920ドルと2.24%下落した。

18日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは現地17日午後6時の放送で「20年前のタリバンが再びアフガニスタンに戻って来た」と冒頭伝え「女性を敵視しない。イスラム法が守られる限り女性は働くことが許される」とムシャビド報道官は話した。一方、外国人が国外へ逃れる状態が続いている。英国も協力している。今後実際どうなるか見守ることになる。」と伝えた。米ABCは現地17日午後6時半の放送で「アフガニスタンでは数千人が国外脱出で待機している。カブール陥落の後初めてのタリバンによる記者会見が開かれた。外国人のみ帰国可能である」と伝えた。

中国CCTVは「東京パラリンピックに参加する選手259人含む437人の結団式が17日開かれた。」と伝えた。上海「東方衛視」は「米国の渡航制限が緩和された結果香港経由で北米へ向かう便の搭乗手続きを待つ長蛇の列がフライト3時間前の早朝6時前から見られた。」と伝えた。韓国KBSは「韓国で17日、新規のコロナ感染者が1,373人が確認された。一方、韓国中部の前羅北道で新学期前に団体の高校生が水遊びやバーべキュウで集まっていた。韓国では5人以上の集まりは禁止されている。ルール違反で調べが始まった。」と伝えた。シンガポールＣＮＡは「マレーシアのアブドラ国王は後任首相の早期決定を促した」と伝えた（了）

週明け16日のＮYダウは、アフガン情勢、デルタ株感染拡大、中国経済減速を横目に110ドル高、過去最高値を更新 、一方、ＮY原油は中国経済減速

アフガン情勢の先行き不透明、7月の中国生産が前年同月比6.4%増と6月の同8.3%増から下落した、デルタ株感染拡大を材料に週明け16日のＮYダウは先週末比300ドル近く値下がりしてスタートしたが根強い米企業業績に対する期待から値を戻し35,616ドル、110ドル高と過去最高値で取引を終えた。Ｓ&P500は4,479、11ポイント高のほぼ横ばい、ナスダックは14,793、29ポイント安といずれも様子見した。個別銘柄では保険会社のユナイテッドへルス、417.21ドル、1.84%高、1銘柄でダウを44ポイント押し上げた。ナスダックではテスラが686.17ドル、4.23%安、アリババ、182.71ドル、3.13%安で取引された。

恐怖指数VIXは16.06，4.08%増、米10年物国債利回りはリスク回避の債券買いで1.262%と2.72%下落した。NY外為市場ではドルが売られた。1ドル＝109.24円、0.34%安、1ユーロ＝128.64円、0.50%安、1英ポンド＝151.17円、0.49%安と円高が進んだ。NY原油市場は中国経済の先行き懸念から原油輸入減見込みを材料にWTIがバレル67.17ドル、1.52%安、北海ブレント、同69.64ドル、1.35%安と売られた。NY金はオンス1，789.10ドル、0.60%高、ビットコインは4万5,796ドル、2.54%安で取引を終えたと16日、ロイター電は伝えた。

17日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」はアフガンスタンでタリバンが首都カブールを占拠、アフガンの今後の展開が読めないと口を揃えて報道した。併せ自国民含め自国民を支援してくれたアフガニスタン人救出に全力を尽くしている点を強調した。フランスＦ2は「マクロン仏大統領のアフガン演説をお伝えします」と冒頭紹介した。「アフガニスタン情勢の変化は急激だった。カブール空港はコントロールされている。我々は数週間前から大使館員含め退避を始めていた。フランス人のために働いてくれていたアフガニスタン人を既に800人受け入れた。フランス政府は救済のために２機を派遣16日夜カブールに着いた。フランス政府はタリバンが今後アフガニスタンをどのような国家に作り上げていくのか見極め行動する。タリバンは中国、ロシアとの外交関係を維持してきた。一帯一路とアフガニスタンの資源を狙う中国が一番積極的だ。」と語った」と伝えた。

中国CCTVは「中国はアフガニスタンと協力関係を継続する。テロを抑えることが出来る開かれたイスラム政権への移行を望んでいる。タリバンとの意思疎通を図っている。一方、中国人、現地で働くアジア人の安全確保が大事だ」と伝えた。中国CCTVは「中国国家統計局は今年1~7月の中国経済動向を発表した。同期間の対前年同期比の生産は14.4%増加、この内ハイテク関連は21.3%増加した。ただ、投資額は1.3%増だった。失業率は5.2%、25~59歳の失業率は4.2%と低かった。」と伝えた。放送を聞いた感想は7月データに触れず1~7月累計で発表した。半導体不足、豪雨災害の影響は触れなかった。7月の小売り8.5%増と6月の12.1%増から減に触れなかった。中国の報道官は敢えて単月データを避け1~7月累計で発表した。ＮY市場は単月で捉え中国経済減速に敏感に反応した。興味深い。（了）

遅ればせながら芙蓉の花を描きました（スケッチ＆コメント）

芙蓉

画・江嵜 健一郎

花の絵をお届けすると必ずお便り、ご感想を下さる方がおられ、また頑張ろうと元気をもらうことができいつも感謝している。文章を書いて送っても絵をお届けしても返事はまずないから余計嬉しい。人は一人では生きていけない動物なのかもしれないなと最近ますます思うようになった。

こちら神戸も連日の雨で甲子園での夏の大会も3日順延となった。46年振りの出来事だと後で知った。朝10時まで雨が降っていたため、3時間遅れで試合が始まった。高校野球はけれん味が無くていい。最後の第4試合が終わったのは午後10時40分でこれは過去最も遅い時間だとテレビ中継のアナウンサーが紹介していた。

雨が止んだのを幸いに例の更地にお昼前に出かけた。遅ればせながら芙蓉の花をスケッチして自宅で彩色した。実は芙蓉は6月末から咲いていた。2月以上もほったらかしにしていたことになる。描きながらも思ったが、なんでも咲き始めが一番である。とれとれの魚がいちばん旨いがそれと同じかもしれない。

ヤフーのブログに芙蓉の花言葉は「繊細な美」、「しとやかな恋人」と出ていた。原産地は日本、中国、台湾。花の最盛期は8月。花持ちは1日。それで先の花言葉が生まれたとあった。

世界ではアフガニスタンで過激派タリバンが16日未明、首都カブールを占拠、勝利宣言したと外電は揃ってトップで報道した。日本はタリバンどころでないのだろう。

東京だけで15日、コロナ感染者数が1日当たり5,000人を超え全国で1万2，000人を超えたと報道された。デルタ株による感染急拡大で若者から子供まで広がった。いつ収束するかのメドさえたたない。一方、梅雨前線が日本列島に居座り各地に大きな被害をもたらしている。甲子園夏の大会も明日からまた雨で順延の可能性も出て来たと聞く。

十分な睡眠をとって免疫力を付け、悪天候とコロナを我慢強く乗り切りたい。（了）

ガニ、アフガニスタン大統領パキスタンへ15日未明脱出、タリバンが首都カブールを占拠、連合軍にとっては大惨事だとドイツＺDF,在カブール大使館からの脱出に米国は軍隊を6,000人派遣

（学校で教えてくれない経済学）


「首都カブールが15日未明陥落した」と16日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で米ABCが伝えた。カタールアルジャジーラは16日朝の放送で「タリバン幹部3人が先ほどまでガニアフガニスタン大統領が座っていた席に座っている。ガニ大統領はパキスタンへ脱失した。氏のＳＮＳに「流血の事態を回避するために国外に脱失した」と書いた」と伝えた。米ＡＢＣは「バイデン政権は新たに6,000人の兵士をカブールに派遣して米大使館からの米国人および米国人を過去支援してきた人々の脱出に全力を挙げている。」と伝えた。

16日朝放送の英BBCは「タリバンが首都カブールに入った。ガニ大統領は国外に逃亡した。ジョンソン英首相は「アフガニスタン在住のイギリス人を出来る限り退避させるために全力を挙げる」との声明を発表した。アメリカはトランプ前政権は米軍のアフガンかの全面撤退を決めていた。バイデン政権はトランプ政権の方針を踏襲した。欧米はタリバンを過小評価していたことが今回現実の事態で証明された。アフガニスタンはイスラム教国家になる。アフガニスタンの治安崩壊をどう納めるかという大きな課題が突き付けられる事態に直面した。」と伝えた。

ドイツZDFは「ガニアフガニスタン大統領は隣国パキスタンに出国した。タリバンはガニ政権により収監されていた容疑解放を開始したと伝えられる。早晩カブールにタンの旗が翻る。イスラム法を機能させる。男女平等の権利を失うことになる。ドイツ大使館の安全確保、国外脱出が急務となっている。」と伝えた。16日朝放送の中国CCTVは「アフガニスタンに派遣されている中国人の安全確認を最優先する。外出せぬよう指示した。」と伝えた。
フランスＦ２は「アフガン大統領官邸で15日未明、タリバン、ＮＯ2のパラセル氏がコーランを読み上げた。タリバン政権なればイスラム神学校で教育を受けた政策になる。娯楽は禁止される。偶像崇拝禁止を謳い遺跡バーミヤン洞窟が破棄された。人権グループのマララさんは「大きな衝撃を受けた。」と語った。15日、カブール陥落で国連は緊急会合を招集した」と伝えた。

16日、日本は新聞の休刊日である。新聞を通じて何らかの政府発表があるやも知れぬが少なくとも日本のテレビでは先のNHK/BSはアフガン緊急状況を「ワールニュース」を通じて流している程度で具体的な動きは国民に伝えられていない。欧米報道でも「イスラムスンニ派過激グループタリバンがここまで早く首都カブールを占拠するとは予期していなかったと伝えている。15日、東京都のコロナ感染者数が5,000人を超えた。自宅療養者数は東京だけでも4,295人と急増している。アフガニスタン情勢は眼中にないことは十分想像出来る。13日報道のロシアテレビはラブロフ外相はアフガン情勢を事前に掌握していたと外交声明とはいえ落ち着きはらったコメントを伝えていた。一方、日本はどうか。日本のテレビ局は8月15日終戦記念日特集した。共通して言える事は今如何に生きるかの視点が欠けていた。政治家だけを非難できない。国民一人一人が世界に目を向けて行動して欲しい。（了）

ＮY市場、デルタ株感染急拡大警戒、過去最高値更新も様子見、一方、タリバン、アフガニスタン首都カーブ―ルに迫り世界情勢緊迫（学校で教えてくれない経済学）

週末13日のNY市場はダウ、35,515ドル、15ドル高、S＆Ｐ500,4,468、７ポイント高、ナスダック、14,822、6ポイント高と過去最高値を更新した。ただ、前日比0.1%以下前後の上昇にとどまり全般様子見した。恐怖指数ＶIXは15.45、0.9%低下した。米10年債利回りは1.283%と今のところ低位に安定している。NY外為市場では1ドル＝109.59円とドルが売られた。1ユーロ＝129.26円、1英ポンド＝151.97円と対主要通貨ではわずかに円高が進んだ。NY原油市場ではWTIがバレル68.03ドル、1，53%安、北海ブレント、同70.24ドル、1.53%安と前日のIEA(国際エネルギー機関)が世界の原油需要見通しを小幅ながら下方修正した流れを継続した。NY金はオンス1，781.60ドル、1.70%高と小幅続伸した。仮想通貨のビットコインは4万7,595ドルと7.22%続伸した。

利上げ含む金融規制強化は第一の米企業業績、相場に対するネガティブ要因である。先行指標の利回りは1.30%以下を維持している。人間の体温で言い換えれば37℃以下にあたる。米金融当局はテーパリング（債券購入量の段階的削減）の協議を次回ＦOMCで始めると示唆した。6月、7月の米国の物価上昇も一時的だとのスタンスを変えていない。「利上げ」と言う雷さんはゴロゴロと遠くで音を立てているのが聞こえるが、まだ稲妻は走っていない。

ところがここへきて俄かにデルタ株感染拡大が第二の相場のネガティブ要因に浮上してきた。13日のNY市場で見れば、ウオルトディズニー株が４～６期好決算をはやして一時6%急騰した。ところが取引終了にかけて利益確定売りが出て値下がりした。特に子供の感染が米国で急増してきていることが売り材料にされた。子供が感染し家庭で感染を拡げる。13日放送の米ABCは「フロリダでコロナ感染者数が一日2万を超えた。全米で1日当たりの新規コロナ感染者数がここ1週間で76万人を超えた。死者数は1万7,000人を超えた」と伝えた。米国ではワクチン接種状況に州別で分断が見られる。フロリダ州知事はトランプ前大統領支持者でコロナ規制には消極的だ。それが感染者数拡大を助けていると伝えられる。

世界では第三のネガティブ要因としてアフガン情勢が登場して来た。首都カブールがタリバンに占拠されたら世界情勢はどうなるのか。ロシア、中国は敏感に反応している。日本はパラリンピックでタリバンなど眼中にないようだ。菅総理はおひざ元の横浜の市長選挙にかかりきりだという報道は心配だ。日本はどう行動するのか。Ｇ20の会合でも表明を求められる。その前に日本国民に小学校の生徒にも分かるようにアフガン情勢の意味の説明を求められる。米・英・独は在カブール大使館員救済に軍隊を派遣したと14日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」は伝えた。戦争は二度とやってはならない。ただ、日本には戦車一台街に出動できない国になって戦後76年経った。「安全保障」という意味が日本人の頭から消えた。明日8月15日、日本は終戦記念日を迎える。76年前、小学1年の筆者は縁故疎開で直撃弾は受けていないがひもじい思いをした。神戸も頭の上から爆弾が降り注いだ。日本全国で100万単位で民間人が命を落とした。国の在り方を静かに考える日にしてほしい。（了）

ＮY株、米企業業績期待から小幅続伸、最高値更新、一方、デルタ株感染拡大でＩＥＡ（国際エネルギー機関）世界原油需要を小幅に下方修正（学校で教えてくれない経済学）

「13日、NY市場は米企業決算期待から小幅に続伸、ダウは35,500ドル、14ドル高、S&P500、4,460，13ポイント高、ナスダック、14,816、51ポイント高で取引を終えた。恐怖指数VIXは15.73,1.81%安、米10年債利回りは1.359%と変わらず。NY外為市場では1ドル＝110.41円、1ユーロ＝129.57円、1英ポンド＝152.44円で取引された。NY原油はWTIがバレル68.97ドル、北海ブレント、同71.20ドル、小幅安で取引された。IEA(国際エネルギー機関)はデルタ株感染拡大懸念から今年下半期の原油需要を530万バレル/日から同10万バレル下方修正した。NY金はオンス1，754.80ドル、前日比ほぼ変わらず、ビットコインは4万4,449ドル、2.44%安で取引された」とロイター電子版が伝えた。

「米軍3,500人を遅くとも14日までにアフガニスタン、カブール派遣する。米大使館勤務の650人の救出のためかなど理由は述べていない。タリバンは13日、新たに2州都を占拠し合計14の州を支配下に置き首都に進攻中。」と14日朝放送のNHK/BS[ワールドニュース]で米ABCは伝えた。米国の1日当りの新規感染者数（14日移動平均）は12万4,234人、2週間前比、86%増、死者数552人、75%増と13日、NYタイムズ電子版は伝えた。

14日朝放送の英BBCは「米国で新規のコロナ感染者数は1日当たり平均で11万3，000人ペースで増加している。感染者増加の特徴は宗教的理由と共和党支持者が多数を占める州に多く見られる。ワクチン接種率が最も低い南部のアーカンソー州35%、二番目に低いルイジアナ州37%に見られる。一方、米北部のバーモント州68%などワクチン接種率の高い州では感染者数は少ない傾向がある。英BBCの記者のインタビユーにルイジアナ州の住民は「接種しない。必要ないから。」「接種しない。信用できない。」と答えた。多くの住民はマスクを嫌がる。アーカンソー州は州法でマスク着用を禁止している。」と伝えた。

「カンボジアでは3回目のワクチン接種が始まった。カンボジアでは今年2月からワクチン接種を進めており、既に二回目のワクチン接種を終えているが中国製のワクチンを接種した。3回目のワクチンは英国、日本から供給されたアストラゼネカ製だ。カンボジアのワクチン接種率は50%と他のアジアに比べると高い。ベトナムは12%、タイは25%である。デルタ株ウイルスによる感染が急拡大している。」と英BBCは伝えた。シンガポールCNAは「ニュージーランド政府は13日、来年から外国人に対する入国制限を緩和する。18の国と地域に対して入国を禁止していた。経済的理由が大きい。」と伝えた。豪ABCは「東京オリンピックから帰国した豪代表選手は帰国後2週間隔離される。豪州ではワクチン接種一回目30%、二回目17%と接種率は他国と比べて低い。サウスオーストラリア州は州法でさらに追加2週間隔離を2日前に選手に通達、同州出身選手は途方に暮れている。」と伝えた。

13日、WSJ電子版は「13日発表の米国勢調査によると米国人口で白人以外が51.1%を占めた。ヒスパニック、アジア系増加が寄与した。来年の中間選挙に影響する」と伝えた。（了）

インフレ率の落ち着きからNYダウ、Ｓ&P500共に 2営業日続伸、一方、米国での新型コロナウイルス感染拡大は止まらず、カリフオルニア州は学校の教師全員にマスク着用、規制遵守を勧告したとＷＳＪ紙

（学校で教えてくれない経済学）


米労働省は12日「7月の消費者物価指数が前月比0.5%増（年率:5.4%）、6月の同0.9%増から低下した。食品・エネルギ―を除いた7月のコア指数も0.3%増と6月の0.9%増から低下した」と発表した。12日、ＮY市場では「懸念されたインフレ率が鈍化した。米FRBのインフレは一時的との立場を裏付けた。金融当局はテーパリング（段階的債券購入量削減）は急がない」としてダウは35,484ドル、0.62%、220ドル高、Ｓ&P500、4,447、0.25%高とともに2日続伸、過去最高値を更新した。ゴールマンサックス、1.45%高、ホームデポ、1.67%高、キャタピラー、3.55%高と銀行、景気市況敏感株が幅広く買われた。一方、ナスダックは14,765，0.16%安と小幅続落した。

米国の新規コロナ感染者数は14日移動平均で11万8，067人、86%増、死者数、608人、102%増加とデルタ株感染拡大に伴い新規コロナウイルス感染拡大は収まっていない。12日、ＷSJ紙電子版は「①サウスウエスト航空は12日、デルタ株感染急拡大で航空券購入減、一方、キャセルが増加、7~9以降の業績見通し引き下げを発表した、②カリフオルニア州政府は州内の学校の教師にマスク着用義務付け、感染拡大防止規則の順守を勧告した。今回の措置は米国の州としはじめてのケースである。」と伝えた。

12日、NY市場で、恐怖指数VIXは16.06、4.35%低下、米10年債利回りは1.335%と0.49%低下した。NY外為市場では1ドル＝110.43円、1ユーロ＝129.65円、1英ポンド＝153.10円で取引された。NY原油市場ではWTIがバレル69.34ドル、1.54%高、北海ブレント、同71.56ドル、1.32%高でと引きされた。原油関連では12日、FT（フィナンシアルタイムズ）電子版は「バイデン米大統領はガソリン高騰は世界的脅威となるとしてOPECプラスに原油増産を要請した」と伝えた。NY金はオンス1，753.20ドル、1.23%高、ビットコインは4万6,362ドル、1.32%高で取引されたと12日、ロイター電子版が伝えた。

13日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「アフガニスタンでタリバンが首都カブールを目指して活動を活発化している。12日、新たに9つの政府軍拠点を占拠した。英BBCのインタビューにタリバンスポークスマンは「タリバンの脅威は過大に報道されている。タリバンはイスラムを認める立場にないだけだ。国民の髪型変えるとは言っていない。タリバンは著しく誤解されている」と語った。一方、米国防総省はカブールは早ければ1月以内に陥落する可能性が出て来たとの談話を発表した。バイデン政権は現時点では当初予定どうり米軍のアフガニスタンからの全面撤収を変更していない。」と伝えた。13日、中国CCTVは「リトワニア政府は台湾を独立の国家として認めると発表した。中国との間で合意事項に反する。中国は断固反対する。」と伝えた。13日、韓国KBSは「12日、韓国で新規コロナ感染者数が過去最多の2,223人に達した。1月前の7月12日は1,100人だった。感染力の大きいデルタ株感染の影響が大きい。現時点では感染拡大を抑えるのはむつかしい状況だと衛生当局者は語った。」と伝えた。（了）

ＮYダウ、S&P500ともに過去最高値更新、米上院、1,1兆ドルインフラ投資予算超党派で可決を好感、米企業業績好調も後押しとＷSJ紙電子版（学校で教えてくれない経済学）

デルタ株による感染拡大リスクにもかかわらず強い米企業業績を受けて10日のＮY市場はダウ、S&P500はともに過去最高値を更新したと10日、ＷSJ紙電子版が伝えた。ＷSJ紙、ＦT(フィナンシアルタイムズ)、ブルームバーグ、ＮYタイムズ、ＷT(ワシントンポスト)電子版はともに「米上院は賛成69、反対30で超党派により1.1兆ドル規模の包括インフラ投資法案を10日可決した。同法案には道路、橋、鉄道を10年間で建設する要綱が盛り込まれている。」と伝えた。10日、ＦＴは「バイデン政権は3兆ドル超える保健、子供、高齢者ケアを含めたより包括的な予算措置の審議は難航しているが、今回の米上院での超党派可決は問題解決に向けて先に進める起爆時になる」と伝えた。FTは「パウエル米ＦRB議長は2期目再選されると大方は見ているが民主党進歩主義グループの強い抵抗を受けている」と書いた。

10日、NY市場ではダウは35,264ドル、162ドル、0.46%高、Ｓ&P500、4,436，0.10%高、一方、ナスダックは14,788、0.49%安とまちまちで取引を終えた。恐怖指数VIXは16.79,0.42%増加した。米10年債利回りは1.354%へ上昇した。ＮY外為市場では利回り上昇を受けてドルが買われた。1ドル＝110.54円、1ユーロ＝129.55円、1英ポンド＝152.99円で取引された。ＮY原油はWTIがバレル68.50ドル、3.04%高、北海ブレントは同70.86ドル、0.07%高で取引された。WTIはこの日最安値のバレル66.58ドルから買い戻された。NY金はオンス1，729.50ドルとほぼ変わらずで取引された。ビットコインは4万5，848ドル、1.00%値下がりした。ビットコイン関連で10日、ロイター電は「新に就任した日本の金融庁長官は「仮想通貨規制緩和は慎重に検討する必要がある」と語ったと伝えた。

11日朝放送のNHK/BSでフランスF2は「カリブ海に浮かぶ人気の観光スポットののマルテネス島でデルタ株による爆発的な感染拡大によりここ1週間で新たに感染者が10倍を記録した。人口10万人当たり1,166人、232人死亡した。島内の病院病床の3分の２が新型コロナウイルス感染者で埋まった。同島では今年6月にコロナ規制が撤廃されたあと多くの観光客が訪れていた。再び外出制限を開始した。」と伝えた。

ドイツZDFは「ドイツ国内で再び新型コロナウイルス感染拡大がメルケル首相と感染者多発の連邦州政府首相との間でワクチン未接種者へのワクチン義務付けとそれに伴う費用を連邦政府と地方政府と折半することで合意した。ワクチンを受けていない人には圧力となる。ドイツのための選択肢（ＡＦＤ）は強行に反対している。」と伝えた。ドイツ鉄道が10日夜から1日ストに入った。長距離列車の4分の3に影響が出ている。」と伝えた。英ＢＢＣは「エリザベス女王の次男のアンドルー王子に対する児童買春容疑が再び表沙汰になっている。王子は全面否定している。」と伝えた。英BBCは「クオモNY市長がセクハラ疑惑で10日、辞任を表明した。同市長は否定している。コロナ下でこれ以上行政を混乱出来ないと述べた。後任に副市長キャシー-ホークル氏が女性初市長が就任する」と伝えた。（了）