思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

?わたしの信条 武田 康弘

2004-11-24 | 私の信条
よろこびの多い気持ちのよい人生を送るために、また社会をよく変えていくために一番必要なことは、自分に勝つこと、自分が元気になれるような思考と生活をすることです。他人に勝つことではありません。
課題となるのは、他人ではありません。自分です。今の、今までの自分に負けないことです。刻々と今を未来に向けて歩む自分、新たな可能性に向けて日々を創造するこの私の実存こそがすべてです。
私が真に納得のできる生を生きた時、自分の周囲や社会は、自ずと変わるのです。自己の変革が、社会の変革を生むのです。
世の中がなかなか変わらないは、自分がなかなか変えられないからです。人のせいにしてはいけません。
逆に、自分を変えることができれば、世の中も変わります。変え続けること、脱皮し続けることが大切。それは、人生の最大のエロースです。ほんとうに私のためになることは、みんなの利益です。
私とは、状況に飲み込まれるものではなく、状況を飲み込むものなのです。
これがわたしの信条です。


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他人に勝つ? 武田 康弘

2004-11-24 | 私の信条

他人と比較するー他人に勝とうとするー他人を目標にするー他人を気にする。
そういう人は、はじめから負けているのです。死ぬまで、安らぎも充足も得られません。いつも他人の評価に怯える脅迫神経症者として生きるのです。

深い納得の世界、ほんとうの満足・よろこび・楽しさ、意味充実のエロースを得るためには、自分自身をよく見つめる練習が不可欠です。自分の心身の世界を広げ深めようとする営みは、他人の目を意識したら出来ません。これは原理です。

ほんとうに「よい」ことは、自分自身との対話からしか始まらないのです。透明な心―自分で自分に聞いてみる静かな心―沈思がなければ、すべては砂上の楼閣です。

ピクピクと反射的に動く現代人には、幸福はありません。底の浅い一時的な快感をつないでいくだけの惨めな人生から抜け出すには、他人との比較をやめ、自分の心身の声を聴くことが必要です。



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