わたしは、何かを期待する人は嫌いです。誰かに期待する人も嫌いです。
そういう「期待人」からは、マイナスのエネルギーが出ていると感じます。近寄ると、生のエネルギーが吸い取られ、心身の調子が悪くなりますし、頭が痛くなります。
「期待人」は、いつも不足を訴えます。いつも不満や不平を言います。いつも自分の得ばかり考えます。いつも人に何かをしてもらおうとします。してもらえないと、相手に能力がないように言ったり、非難したりします。それを「自己主張」と勘違いします。例えば、アメリカ人のなんでも訴訟に持ち込み、自分の得を取ろうとする生き方。アメリカ人がみなそうだというのではありませんが、自己主張とエゴイズムとを混同するようでは悲しいですね。
わたしは、「期待人」には近づかないようにしています。向うから接近してきたら、それではダメだと諭しますが、いつまでも変わらなければ、縁を切ります。寿命が縮まりますから(笑・ホントウ)。
わたしはいつも憧れの心や希望の目をもって、自分のできることにしっかり取り組みます。何かに、誰かに、期待はしないのです。これは、高校生の頃から40年間のわたしの生き方であり、信条です。
武田康弘