思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

自衛隊のおぞましい実態(BS日テレ)ー閉じた組織に共通。

2011-02-06 | 社会批評
いま、「BS日テレ」で、自衛隊という組織のもつおぞましさを放映したいました。陰湿で恐ろしいイジメにより、隊員が次々と自殺していく実態を詳細に知らせる番組でしたが、見ていて、悲しさと憤りと怒りで身が震えました。

自衛隊に限らずですが、閉じた組織は必ず腐敗し、個人としての人間を抑圧します。中学校に代表される日本の学校の実態(部活動が象徴)を知ると分かることですが、組織を優先する思想は、必ず人権を抑圧し、一人ひとりの人間を不幸にします。

武器をもつ自衛隊という組織が「非民主的な人権抑圧」を日常化させているのは、危険極まりないことですが、国家主義のウヨク思想をもつ政治家はこのことを問題にしません。学校・官僚組織とも共通しますが、いま何よりも必要なのは、【民主化】です。組織内における差別やイジメが頻発するのは、旧い「上意下達思想」の支配があるからです。

一番先に取り組まねばならぬことは、陰で裏で決定される【人事】をオープンにすること、皆の意見を集約して決める=民主的な人事への転換です。それがなければ、どのような改革もすべて砂上の楼閣に過ぎないのです。

横暴とかハレンチとしか評しようのない東京都教育委員会(石原都知事の意向)と闘う元三鷹高校校長の土肥信雄さんから送られてきた『それは、密告からはじまった』(七つ森書館)を読みはじめましたが、わが国の民主化の遅れがどれほど個人と社会をダメにしているかが分かります。ウヨク的な国家主義者こそが、個人の自由と悦びを奪い、国を滅ぼす元凶です。

ネット友人のラルゴさんから、
「今日、読んだ本の中に腸内にいる善玉菌も悪玉菌も数としては、ひと握りであり、多くは日和見菌であると書かれていました。 著者は腸内のことをテーマにしているのではなく、世の中を変革出来る可能性を、希望を持って語っていたわけです。・・タケセンさんが教えられたお子さんが、社会に出られて善玉菌のごとく活躍されますように。」というコメントを頂きました。
悪玉菌をやっつける善玉菌をふやす活動、ますます精を出さねば、と思いました。

最強の善玉菌(笑)になるぞ~~~。


武田康弘
コメント
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