思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

「君が代」は、国歌として不適切なので、「桜」に変更しましょう。

2011-06-07 | 社会思想


明治天皇に捧げられた「君が代」は、国歌としてふさわしくありません。天皇家の人々も、「君が代」は歌いません。自分たちに捧げられた歌ですので。

「大日本帝国憲法」時代は、主権者は天皇であり、同時に現人神(あらひとがみ)でしたので、明治天皇に捧げられた「君が代」を国歌とするのは自然なことでした(法律で「君が代」を国歌とはしていませんでしたが、それは戦前の文部省が、強制すべきものではないと判断していたからです)。

しかし、憲法が改正され、主権者は、天皇から国民にかわりましたので(「日本国憲法」第1条)、「君が代」は、国歌としては不適切な歌となったのです。
「君が代」は、明治天皇賛歌として残し、国歌は新しく制定しなければなりません。
私は、イデオロギー色のない自然を賛美した歌が、日本国にはふさわしいと思いますので、「桜」か「故郷」がよいと思います。

国歌を、法律や条例で縛らなければならないとは、わが日本国の悲劇です。
国歌を変えることは、喫緊の課題といえるでしょう。


武田康弘
コメント (3)
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