思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

自民党議員の音頭で「天皇陛下万歳!」三唱ーーこれが憲法廃棄の意味の象徴。

2013-05-04 | 恋知(哲学)

安倍首相の首相の強い思い入れで、主権回復の政府式典がおこなわれましたが、
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=2411346
なんとも驚くことに、天皇退席の時に自民党議員の音頭で「天皇陛下万歳」三唱がおこなわれました。

儀礼を行う象徴に過ぎず、しかもその地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく、したがって、総意が得られなければ、象徴の地位も失うという現行の近代民主主義(人民主権と人権思想を柱とする)に基づく『日本国憲法』。-----これを全面廃棄して明治政府がつくった近代天皇制(靖国思想=天皇教)に戻したいという安倍首相らの心根を象徴するのが、今回の「天皇陛下万歳」事件!だと言えましょう。

彼らのたくらみが成功すれば、再び、実質的に『不敬罪』がよみがえる社会。天皇・皇室を尊重しなければ日本国民でない=非国民というトンデモナイ国家が出現してしまいます。日本的狂気=天皇を中心にする集団同調社会の再度の完成です。

土台、「講和条約」に署名をしたあとには「日米安保条約」に署名をし、その日のうちに秘密裏に「日米地位協定」にも署名をする。これで主権回復!!??【天皇家のお家安泰とアメリカの利益をはかるための片面講和による主権回復】ーーこれは、外務官僚も認めるように、客観的資料で明らかになっている歴史的事実です。

片面講和でしかなかったという肝心な話はないまま、「天皇陛下万歳!万歳!万歳!」なんとも凄まじい国です。わたしは、このような国体思想に基づく悪しき国家に対しては、ガンディーに倣い【非暴力不服従】による闘いを行います。

どう考えても本質的に正しいのはわたしです。安倍首相らの行為は、天皇制=国体思想による陰謀としか言えません。


武田康弘

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