思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

オサヒト覚え書き―亡霊が語る明治維新の影  石川逸子著

2013-05-30 | 書評

以下は、Amazonへのレビューです。

 5つ星のうち 5.0

亡霊が「ほんとう」を語ります。 2013/5/30 

By 武田康弘 

 著者の石川さんから頂きましたが、このような本が現代でも出版できるのか、なんと925ページ!筆舌に尽くしがたい情熱に圧倒されるおもいです。帯には、【「天皇制」の虚妄と「近代化」の不実を剥ぐ!】と書かれています。形式と序列支配のいやらしさ・おぞましさが史実に基づいて描かれていますが、石川さんの文章は「明晰な想像力」によるものと呼ぶほかなく、平易にして独創です。著者は、「彷徨でうっすら見えてきたもの」と言いますが、この彷徨は、客観学としての歴史学を超える真実を教えてくれます。わたしは、時間をかけ、じっくり読んで勉強しようと思います。明治維新と天皇制の「ほんとう」を亡霊が語る本、ワクワクします。

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