現天皇である明仁さんは、戦前の天皇制を否定しています。それゆえに『靖国神社』への参拝をしません。
自民党議員らの右翼思想には加担せず、4月28日の政府式典での「天皇陛下万歳」には、顔をしかめました。
安倍首相ら自民党右派は、いまだに戦前の「天皇教」(明治政府がつくった近代天皇制=靖国思想)への思想的反省をせず、再び、天皇の政治利用を図ります。「日本の国柄は天皇制にある」という主義で全国民を縛るために、現憲法の破棄を企図しています。
マスコミは、なぜ、これほどの【思想悪】(人権と人民主権に基づく近代民主主義への挑戦)を批判しないのでしょうか?恐ろしいことです。
※なお、安倍首相の思想を知るには、彼のブレーンで教育再生委員の八木秀次・高崎経済大学教授の著作を読むとよいです。『反人権宣言』(ちくま新書)は、以前にご紹介しましたので、ご参照ください。
武田康弘