まったくのカンと偶然で、いま(25日)、サントリーホールで、ミヒャエル・ザンデルリンクが指揮するドレスデンフィルのベートーベン交響曲7番とブラームスの交響曲1番を聴いてきました。
ミヒャエル・ザンデルリンクは、巨匠クルト・ザンデルリンク(2011年に99才で死去)の息子で、実力あるチェリストとしても知られているとのことです(プログラムに記載)。1967年生まれの46才。スポーツマンのような俊敏な身のこなしで、身長は185センチ以上ありそう。
健康で、まっすぐな演奏。
古典的にして斬新。
内声部の充実に支えられた快速。
強烈な推進力で、ドキドキワクワクの高揚感。
これは、ルドルフ・ケンペの再来!となる予感。
どういう指揮者か知らずに聴いたので、度肝を抜かれました。ドレスデンフィルの(シュターツカペレではありません)ドイツ伝統の響きが若やいで、溌剌としています。
まるで、アマチュアオーケストラのような全力投入の真剣勝負に、ひゃ~、ドイツはいま始まったばかり、と思ってしまいました。なんという若々しいエネルギー!
ベートーベンの7番の終楽章は、なんとなんと、あのカルロス・クライバーより早い!!しかも完全に弾ききっている。
ブラームスの1番も、伝統の響きをベースに、疲れを知らぬエネルギーに満ちた快演。
(詳しくは後日に)
出会えて、最高!気持ちいい==。
下世話な話をすると、二階の前の中央ーS席で13000円は安過ぎでした。おち。