思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

今年の式根島キャンプの話題1~5

2013-08-04 | 教育

今年の式根島キャンプの話題を少し。
 

 話題その1
  昨年、キャンプ場で出会った大海春人さん(60半ばの陽気で親切な方)は、AKB48 の ファンなので、こどもたちに「AKBおじさん」と呼ばれていますが、作曲と作家活動をしている方なので、写真をつかった散文詩 集 (主に式根島でのソクラテス教室の子どもたちの写真をつかった賛歌『武田先生と自由っ子』というノート)をつくり、後日プレゼ ンし てくれました。
 その大海春人さんと今年もキャンプ場で会いました。なんと、大海さんは、わたしが「賛歌」へのお礼として 送っ たA4のコラボ写真(2012年の第 36回キャンプ)をギターケースの中に入れ大切に持ち歩いていました。楽しく綺麗な写真集なの で繰り返し見ているとのこと。ビッ クリ!で感激でした。彼は、今年も島でソクラテスのこどもたちに会うかも知れないからと、見事な 「たから貝」を持ってきていて、 みなにプレゼント。こどもたちは大よろこび!感謝です。

話題その2
 5年まえ(2008年)、捨てられた赤ちゃん猫を大浦キャンプ場の管理人・福本喜一さんが面倒をみていました が、キャンプ場が閉鎖される8月31日に放置される運命(おそらくはカラズの餌食となる)にあることを知ったこどもたちと、同行した 青木里佳さんは、赤ちゃん猫4匹を我孫子に連れ帰ました。今日まで4匹ともみな元気ですが、こどもたちの命への愛と「柔らかな」心 「思い通りにはならないものへの接し方」を学ぶのに大いに貢献してくれています。何より大事な 「生きること」を猫が人間に教えてく れますが、生涯ではじめて猫を飼ったという家では、あばあさんの痴呆が大きく改善したと喜ばれてもいます。

 脱線しますが、
 
昨今流行りの安倍自民党政府による「狂 気」の教育改革=政府・大人の思い通りの人間をつくるという思想とわたしの考えとは対極です。天皇・皇室を敬う日本主義により「個人 の思想の自由」を抑圧し、明治維新政府がこしらえた日本人像(「忠」という道徳を義務教育で教える)の強 要。彼らのウヨク思想の柱は、安倍首相の親友・高崎経済大学教授 の八木秀次という「キツネツキ」のよう な 男で、彼はスマップの「世界にひとつだけの花」を競争に勝てない日本人をつくる悪い歌と して排撃し、日本人は「日本の常識」に従うべきで、ヨーロッパがつくった 「普遍的な人権思想」は認めないと自著で主張しています。 彼は、典型的な「ネクロフィリア」(精神医学の用語で「死体への愛」という意味)と思われますが、 固い規則や規律、機械的なもの愛し、生きているものは自らの予想 を超えた動きをするために嫌悪し、型どおりを自他に強要するという精神の病。官僚、教師、警察官、軍人などの権力を用いる職業の人に多く、ヒト ラーはその象徴的人物 で、女性も己の自由になる性的対象としか見ない歪んだ人間。それに対して健康な心の持ち主は、バイオフィリ ア=生きているもの・ 自由に変化するイキイキとしたものへの愛と呼ばれます。「忠」という上下倫理ではなく、民主的倫理に従う人で す。
 
 話を戻しますが、
 
 なんと、今年、キャンプ場に着くと、よく慣れた可愛いい子猫が3匹いました。
(クリックで拡大)
 訳あって生まれた時から人がミルクで育てましたが、すでにたくさんの猫がいて飼い切れ ずに処分しようとしていた飼い主を、キャンプ場管理人の福本さんが、「武田軍団が来るまで待てよ!」と言い、キャンプ場で飼っていた のです(5年前の出来事は式根島の多くの人が知っていますし、連れ帰った子猫の1年後の姿を青木さんがA4にコラボした写真集を、福 本さんはキャンプ場に置いて今でも皆に見せています)。
 余談ですが、人に慣れた子猫を放置すると、警戒心が弱くすぐにカラスの餌食。目をく りぬかれた後、肛門から内臓を引き出されて悲惨な死に方をするそうです。
 こどもたちは、みな可愛い子猫にゾッコンで「絶対飼う!」という子が多数いました が、家庭の事情で許可が下りずになかなか引き取り手が決まりませんでした。しかし、こどもたちの【思いの強さ】は半端ではなく、結局 3匹とも連れ帰ることができました。キャンプ場の常連さんたちも大よろこびで、でも、別れを惜しんでいました。
 三匹とも長旅にも関わらず元気で、ホッ。
 

話題その3
 8メートもある防波堤の先端から、小6の西川のりかちゃんと中1の深作もかちゃんが 飛び込みました。女の子でココからら飛び込んだのは37年間ではじめてのこと!
 
話題その4
  今年は潮がよく(水温が高く透明度が高い)吹の江(通称「青池」)から外海まで、5 年生と6年生と中学生の全員が泳ぎました。出口近くの岩礁を超えて外海に出ると、水深15メートルまで落ちていますが、 海底がきれ いに見え、魚やサンゴも豊富です。みなはスノーケルをくわえたまま「凄い!」「わー、綺麗!」「魚の群れ!」「ウオーっ」・・・と連 発。わたしは潜って水中散歩。
 そのよろこびと興奮の後で、集合写真を撮ったのでした。

話題その5
 式根島キャンプのために西山君が小笠原から前日に帰り、13日にまた「植物調査」のために小笠原に戻ります。唖然とするほどの見事な自然美の小笠原ですが(わたしも 35年前と20年に二度行きました)、 「なぜか式根の方がいい=楽しいんですよね。」との弁。

 

 

武田康弘

 

 

 

コメント
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