今日発売のサザンの5年ぶりの新曲「ピースとハイライト」がいま届き(胸熱35カートンBOX 納涼サマーポンチョ付のCD)、4曲、「ピースとハイライト」「蛍」「栄光の男」「人生の散歩道」を3回続けて聞いたところです。
最初の3曲は、作詞・作曲とも桑田佳祐。4曲目は作詞は原由子で作曲のみ桑田佳祐。
強いメッセージ性としみじみとした美しさに溢れた見事なアルバムです。己の実存を見据えつつ非人間的な日本社会へのプロテスト。情熱と柔らかさと優しさ、人間愛に満ちた歌です。
表題の「ピースとハイライト」は、21世紀の「ラブ&ピース」です。反戦平和の歌ですが、ドイツ・フォルクスワーゲンのCMソングになっているのは、実に感慨深いもの。
好戦的・復古的。人と自然環境にドライで、優しさのかけらもない安倍自民党政権(靖国思想=天皇教)へのアンチです。
亡くなる前、NHKの元旦インタビューで、大の親日家、アメリカの日本大使だったライシャワーさんは、「これからの日本に望むことは?」という問いかけに、微笑みつつ「日本は人類社会の一員になるように努力してほしい。」と応えました。
このサザンの新曲「ピースとハイライト」も、国民的ヒット曲・スマップの「世界にひとつだけの花」も宮崎駿のアニメも、みな人類的普遍性をもつのに、日本の政治と教育は、いつまでたっても言うも愚かなほど低レベル。昆虫的集団社会から、個人の自由と責任に基づく人類社会へとチェンジ!したいですね。
武田康弘