こどもは、現実を知れば、大人以上にそれを直視する力があります。
わたしは、赤裸々な子供の声と姿に接し続けて37年が経ちます。
学校という行政権力が介在しない自由な空間としての私塾では、こどもの偽らざる心が露骨なまでに表れます。
はだしのゲン程度の描写で子どもに悪影響があるなど、真っ赤なウソ、大嘘です。
はるかに残酷なシーンの生写真などを見ても、こどもは傷ついたりはしません。そういう現実が起きた理由を聞き、そうならないような解決策をいろいろと言い出します。
こどもは、驚くほどのタフさを示します。
日本の大人は、自分たちに都合の悪いことを隠すために、「こどもへの配慮」という美名を使います。
何も知らない愚かな大人が文部科学大臣。「美しい国」とは、ウソと偽りの国という意味ですね。
このブログを見て、わたしの批判に応える自信のある政府関係者がおられるなら、いつでも公開の場で議論に応じます。
教育を仕事とする恋知者(哲学者)として、真正面からお相手しましょう。
武田康弘(哲学者・私塾主宰者・我孫子市「白樺文学館」初代館長・参議院行政監視委員会調査室・客員調査員2009-2010)