政府の教育再生委員に、自らの友人で、「反人権宣言」を唱える八木秀次を抜擢し、
自著「美しい国へ」で、日本の歴史は天皇を軸にしたもので、その悠久の歴史の大義に準じたのが特攻隊員だとして、彼らへの尊崇の念を表す必要を言い、
靖国神社の思想=「日本の戦争はすべて聖戦である」(靖国神社・遊就館でエンドレスで放映されている歴史映画)を支持しているあなたは、
人民主権の民主主義の根幹を揺るがす危険思想の持ち主=確信犯です。
よって、あなたには、人民主権の民主主義社会で首相を務める資格がありません。
市民にとって、民主主義を骨抜きにしようとするウヨク国家主義者は、敵以外の何者でもありません。
「反人権」を唱えるウヨク学者(ちくま新書「反・人権宣言」)を教育改革の中心者にすえる政府が、国連で認められるはずがありません。
戦後の世界秩序(ファシズムに対する戦いに勝利した世界)を覆す、明治政府以降の日本主義の復権が国連で認められるはずがありません。
そのような思想は、われわれ日本市民の敵であり、同時に世界の敵である、と断じるほかないのです。
安倍晋三さんは、首相を続けるならば、回心が必要です。それは最低条件です。
武田康弘