思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

白樺文学館・白樺教育館は、ル・コルビュジエ「国立西洋美術館」のコンセプトによります。

2016-05-19 | 学芸

http://www.shirakaba.gr.jp/genesis/hiwa/hiwa7.html

6年前の記事です。

西洋美術館ルイ・コルビジェーおめでとう!!
わたしが小学生のころから親しみ、大好きだった西洋美術館に乾杯!!

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西洋美術館

国立西洋美術館
撮影:武田康弘

 

白樺文学館

白樺文学館外観
撮影:武田康弘

白樺教育館

白樺教育館
撮影:武田康弘
● 誕生秘話 ●

7.『白樺文学館』と『白樺教育館』の設計は、『国立西洋美術館』がモデルでした。

 わたしは、1999年に始まり2001年に落成した『白樺文学館』をつくるとき、建物と家具等のデザインのコンセプトを『国立西洋美術館』のイメージに求めました。建築会議で、設計士や施工者にその旨を説明し、具体的な作業を行ったのです。家具はわたしが絵を描きディテールに至るまですべて責任をもちました。
 玄関から志賀直哉邸跡地を結ぶスロープの緑色の丸石は、西洋美術館の正面壁と同様にしてみました。

 また、2002年に始まり2004年に落成した『白樺教育館』も同じく、西洋美術館の基本思想を意識し、細かな仕様までわたしの意思を徹底しました。取っ手や看板に至るまですべて同一の考えで貫かれています。また肝心な部分は、具体的な作業もわたしが自ら行いました。

 施工は共に大成建設です。

 わたしがルイ・コルビジェのデザインに見てとったコンセプトとは以下のようなものです。

1.モダンであるが、クールではない。
2.繊細・優美であり、かつ揺るぎない強さをもつ。
3.展示という行為が過去の賛美ではなく、未来を拓く現代的意味を持つ。
4.ディテールを大切にする。ていねいなつくり。
5.新鮮さと落ち着きの両立した空間。
6.こけおどしがない。自然である。

武田康弘 2010年6月10日


参考  
(1) 白樺文学館 開館顛末記
22.できたてのホヤホヤ 建物見学
白樺文学館オリジナルホームページより

 

 

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