思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

どうか分かってほしい、子ども向けなんてないことを。一番真剣なのは、こども相手の時なのだ。ドイツの子どもたちへのベートーヴェンを視聴して!

2020-03-30 | 教育

日本では、「女こども」と言い、なにか一段低いような見方をする男たちがいる。おそろしいほど愚かだ。

こどもたちがどれほどすぐれているか、呆れるほど大人は分からない。でも、ドイツでは違う。イギリスでも違う。もちろん北欧では違う。

おそらく日本だけが突出して分かっていない。韓国、中国よりもわかっていないだろう。

まず、飛ばし飛ばしでよいので、ぜひ、以下のビデオを見てほしい。ベートーヴェンだ。観客は、小学生の低学年中心で、少し年長者も混じる。

音楽とは何か、ベートーヴェンの音楽イデーを伝えようと全身全霊を込める南西ドイツ交響楽団(いま世界で最も注目されているクルレンツィスが音楽監督を務めるオケ)の各奏者たちと指揮者のバスティアン(フランス)と俳優のマルテ・アルコナ(ドイツ)。

おとな相手以上に真剣な、緊張感あるベートーヴェンだ。構成の妙には唸らされる。彼らが、こどもたちに伝えようとする熱意ある精神は凄いものだ。のけ反るほど。

イギリスでも一番優秀な人を小学生の先生にする、と言われる。北欧の教師の質の高さは呆れるほど、社会的地位や待遇も大変なもの。

わが日本は、というと、国旗・国歌の徹底だとか、領土問題を教えて愛国心教育だの、イデオロギー優先のお馬鹿丸出しの教育改革(改悪!)右派の政治家の学校教育への介入だ。これでは国が亡びる!

どうか分かってほしい、子ども向けなんてないことを。一番真剣なのは、こども相手の時なのだ。

https://www.youtube.com/watch?v=3h0s0FXheF0 クリック


武田康弘

 

 

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