思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

内閣は国民に要請する(ナチズムに至る)という図が首相官邸のホームページに載っています。官邸に改定を強く求めます。

2020-05-10 | 社会批評

驚くべき図=内閣は国民に要請する!? 首相官邸のホームページに、行政独裁となる図が掲載されています。これはせんじ詰めればナチスの思想となります。

5.首相官邸 内閣制度の概要

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矢印の向き(内閣➡国民)を見て、仰天です。上の図は、もしも、この通りなら、内閣(行政機関)による独裁政治となってしまいます。
小学校の教科書にも三権分立の図は載っていて、主権者である国民が国の頂点であり、すべてを決める権限をもつことが明記されています(主権者の「一般意志」が頂点)が、それとは逆となっています。単純ミスでないことは、次の図でも明らかです。誰がいつ、民主主義の原則を覆す図=思想を作ったのか❓ とんでもない「事件」です。

6.首相官邸 II 現行憲法下の内閣制度

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 わたしは、元参議院行政監視委員会調査室の客員調査員(参議院に所属する官僚に「日本国憲法の哲学的土台」を講義)として、首相と官邸に対して、改定を求めます。
また、こんなとんでもない図=思想を書いた者への厳しい処分を求めます。
 なお、わたしの公共思想は、10年前に、国会から行政への監視を行う「参議院行政監視委員会」の土台となる思想として、故 山下栄一 行政監視委員長により、明確に定義されています。山下栄一氏は、公明党所属の参議院議員でした。


 上記の意味が分からない人がいるようですので、少し詳しく説明します。
➡(矢印)を 要請という意味ではなく、サービスの提供とした場合も同じです。


 国民は、国民のための各種サービスを行政機関にさせる・要求するのです。 内閣に代表される行政機関は、人権思想に基づき、国民の要望を現実化するために仕事をするのですから、国民➡内閣とならないといけません。
 それをあべこべにして、内閣➡国民というのは、内閣(行政機関)から国民にサービスするとなり、一見よさそうですが、、そうすると、国民の望まないサービスをも内閣(行政機関)がする、または、できることになります。
 サービスとはプラスの意味でだけではなく、マイナスの意味もあります。例えば、国民全員を家に閉じ込めるために、警察官を使って監視し外に出た者を逮捕するというサービスもあります。また、戦争に協力させるために、拒否する者を連行するサービスもあります。戦前はこのサービスは盛んでした。法律に明記されていないのに行政機関の決めたことに従わせるサービスは、本来できないのですが、現実には多くそれが見られます。逆によきサービスをやめてしまうというサービス?(行政が学校を休校にしてしまう)というのあります。多額の税金を使い、お粗末な布マスクを2枚配るというサービスもあります(事故続きで届きもしない・笑)。
 ですから、国民がサービスを内閣(行政機関)に要求する、としなければ、主権者を国民とする民主制・民主政とはならないのです。要求されるサービスをスムースに効率よく公正・公平に行うのが内閣(行政機関)の仕事なのです。この基本原則がわからないので、日本の政治は民主政にならず、官が公共だという逆転が生じてしまうのです。官は、市民的公共を現実化するために、主権者の意思とお金で作られた機関であり、官が公や公共を名乗るのは逆立ちした思想に基づくものです。官とは主権者の僕(しもべ)なのです。わたしが仕掛けた公共哲学論争は、その問題をめぐって行われ、結論が出ましたが、それを高く評価して行政監視の土台としたのが、行政監視委員長の山下栄一参議院議員でした。

武田康弘

「武田の公共の本質論が、都の職員の研修論文にー首都大学東京機関誌「みやこ鳥」」

追伸・みなさまからの情報で知りましたが、この間違っている図(考え方)は、だいぶ以前からのもので、誰がつくったかは、まだ分かりません。


コメント (1)
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