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★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

飢譜への期待

2012-05-02 05:40:23 | 漫画など


賛否両論ある漫画である。批判(笑)としては、次のようなものが予想される……。①親父ギャグがひどい。3頁目で「ご飯が無いチンゲール」……。②主人公「花」はあまりにズボラであるが、この部屋の散らかりようは相当ある意味怪しい。本当に夫は単身赴任しているのか?「花」は単なる独身妄想女性で、夫ゴロさんは彼女の妄想ではないか。あるいは、夫ゴロさんは、このズボラ娘に愛想を尽かし単身赴任しているとも考えられる。③「うんまーい」というシーンが妙にエロイ。食欲と性欲を同列に扱うなどナイスアイデア言語道断④栄養学的にいってかなりやばいメニューがある。⑤東京の水道水がうまいと言っているやつの舌は信用できない。

まあ、例の、究極のメニューだかを争う漫画よりはわたくしは好きだ。我々はいつ食えなくなるか分からない。このズボラ娘には飢える覚悟みたいなものが、背後に忍び寄っているからである。