若いブラームスの作曲した、ピアノ四重奏曲第1番はとんでもない名曲であるが、第4楽章の372小節の突然のpから暴走する様がすごい。わたくしの数少ないブラームス演奏体験を振り返ってみるに、ブラームスの曲というのは演奏していて、陥るつもりじゃなかった昂奮状態に、あろうことか演奏会本番でなってしまうことが多かった。案外ドビュッシーもそうだった。演奏者としてレベル以下だったからかもしれないが……。
反省して冷静になったところで、大森荘蔵のルイス・キャロル論を読んだ。
反省して冷静になったところで、大森荘蔵のルイス・キャロル論を読んだ。