★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

21世紀の資本

2014-12-08 23:41:09 | 文学


現代版『資本論』とアメリカで騒がれたらしいピケティの本の翻訳がでました。「はじめに」はするすると読めたが……。ちょっと読んだ感じでは「ちゃんと調べてみたらやっぱり格差は広がってるようですなあ」という話をしているように思える。資本収益率が経済成長より上回ると資本主義は格差を生み出す……。と、これをプロレタリア文学風に言い換えるのはやめておこう。


グローバル人材が秘密を漏らすそうです

2014-12-08 04:18:45 | 思想
海外経験は漏えいリスク 秘密保護法で内調
http://www.47news.jp/CN/201412/CN2014120701001439.html


こんなレベル低い議論をやってるのか……。なるほど、日本兵が捕まると軍の機密をべらべらしゃべったのは、海外で戦闘を経験していたからであろうなあ……。と、そんなわけないです。機密を漏らしてしまうのは、ボスにはへいこらする癖をつけていたからである。捕虜になってボスが替わったから言うこと聞いただけ。というか、現にアメリカにぺらぺらしゃべってるやつがいまもいるんだろう。保護しようとしている奴らの中に。身近にそういうのがいることを知っているので心配なのであろう。

すなわち、国策に乗って留学しているようなやつは、確かに簡単に国を売る可能性はあろう。

ボスが二人いることが秘密を作らせる。ボスに密告しなければならない秘密と、ボスから守らなければならない秘密がある。そんなもの、適切に区別できるわけがない。ボスたちにしてみりゃ、秘密を得ようとすれば、脅せばいいだけである。