★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

文太氏も逝く

2014-12-01 18:02:13 | 映画
風が強く、家が揺れています。と思ったら、菅原文太さんも亡くなったという。「仁義なき戦い」の末尾で語られていたのは、戦争の被害者でもあったヤクザが、マスコミと市民社会に弾圧されて行く様子である。なんか最近の世の中の雰囲気として、健氏も文太氏の死も本当にそんなもんだった気がしてくるから、まずい気がする。故にここで紋切り型を繰り返しておきたいわけだ、「この話はフィクションです」と。現実はもっと酷いし楽しいに違いない。