田中慎弥氏がやっと芥川賞をとった。円城塔氏も一緒にとった。
田中氏の小説は、以前一つ読んだだけだが、内容を思い出せない。円城氏の方はいくつか読んだ……が、いくつかのフレーズは思い出せるが、内容は思い出せない。たぶん円城氏の方が本格的なヘンタイ的作家だと思う。それは小林多喜二や川端康成より横光利一の方がヘンタイであるという意味合いにおいてである。
田中氏の受賞インタビューが一部で話題となっているようである。
↓
http://www9.nhk.or.jp/kabun-blog/800/106738.html
確かシャーリーマクレーンだったと思いますが、アカデミー賞の候補に何度もなって、最後にもらったときに「私がもらって当然だと思う」って言ったそうですが、まあだいたいそういう感じです。4回も落っことされた後ですから、ここらで、断ってやるのが礼儀だと思いますが、私は礼儀を知らないので。もし断ったと聞いて、気の小さい選考委員が倒れたりなんかしたら都政が混乱しますんで。都知事閣下と東京都民各位のためにもらっといてやる。あの、とっとと終わりましょう。
石原慎太郎が芥川賞の選考委員をまだやっていたとはしらなかったが、パフォーマンスはパフォーマンスを呼ぶ、演技に対する反発は演技的になる、というかなんというか、厭な世の中である。もっとも、新聞記者ももっと面白い質問はできないものであろうか。受賞の時の気持ちとか、誰に受賞を知らせたかとか、恩師から喜びの声が上がってますがとか、文学者をなめ腐った質問は、どうみても受賞者に喧嘩を売っているとしか思えん。文学者が「母親に感謝してます」とか「故郷や恩師に感謝してます」とか言うわけないだろう。×おかしいんじゃないか?
ただ、私は、こういうレベルの低い質問に対しては、母親や恩師の定義からやり直し文学者としてきちんと人民を啓蒙すべきであって(笑)、わざわざわかりやすく反発し「といてやる」必要はないと思う。
日常生活レベルでも、ワークシートに従ってしゃべってるんじゃないかという小役人みたいな人間が増えてきてる気がして本当に厭である。いつまでこういう輩にぺこぺこしていなければならないのか?
田中氏の小説は、以前一つ読んだだけだが、内容を思い出せない。円城氏の方はいくつか読んだ……が、いくつかのフレーズは思い出せるが、内容は思い出せない。たぶん円城氏の方が本格的なヘンタイ的作家だと思う。それは小林多喜二や川端康成より横光利一の方がヘンタイであるという意味合いにおいてである。
田中氏の受賞インタビューが一部で話題となっているようである。
↓
http://www9.nhk.or.jp/kabun-blog/800/106738.html
確かシャーリーマクレーンだったと思いますが、アカデミー賞の候補に何度もなって、最後にもらったときに「私がもらって当然だと思う」って言ったそうですが、まあだいたいそういう感じです。4回も落っことされた後ですから、ここらで、断ってやるのが礼儀だと思いますが、私は礼儀を知らないので。もし断ったと聞いて、気の小さい選考委員が倒れたりなんかしたら都政が混乱しますんで。都知事閣下と東京都民各位のためにもらっといてやる。あの、とっとと終わりましょう。
石原慎太郎が芥川賞の選考委員をまだやっていたとはしらなかったが、パフォーマンスはパフォーマンスを呼ぶ、演技に対する反発は演技的になる、というかなんというか、厭な世の中である。もっとも、新聞記者ももっと面白い質問はできないものであろうか。受賞の時の気持ちとか、誰に受賞を知らせたかとか、恩師から喜びの声が上がってますがとか、文学者をなめ腐った質問は、どうみても受賞者に喧嘩を売っているとしか思えん。文学者が「母親に感謝してます」とか「故郷や恩師に感謝してます」とか言うわけないだろう。×おかしいんじゃないか?
ただ、私は、こういうレベルの低い質問に対しては、母親や恩師の定義からやり直し文学者としてきちんと人民を啓蒙すべきであって(笑)、わざわざわかりやすく反発し「といてやる」必要はないと思う。
日常生活レベルでも、ワークシートに従ってしゃべってるんじゃないかという小役人みたいな人間が増えてきてる気がして本当に厭である。いつまでこういう輩にぺこぺこしていなければならないのか?