"今回のボクシング、バンタム級最強を決めるトーナメント(WBSS)は、実力伯仲で誰が優勝するか分からない...優勝候補の一角ゾラニ.テテの離脱は何とも残念だが、その代役に古豪ノニト.ドネアが勝った試合以外は接戦ばかりで、ヤッパリ、このクラスの強豪が集結したトーナメントらしい展開になっているようだ..."
...以上は、そんな他のボクサーを尻目に圧倒的な強さを見せつけて、これまでの三試合に要したラウンドがたったの四回と、一日で(昨日で三人抜きをしたような形です)頂点に立つんじゃないかという勢いで勝ち続けるこの男が居なかったら...と仮定しての感想です。
(同じ仮定で亀田和毅あたりが出ていれば、結構いい線いくのではないでしょうか?)
井上尚弥。彼の存在でこのトーナメントの様相は一変してしまうのです。
彼がシードされていて、挑戦者決定戦をやっているようにも思えてきます。
同じ体重で戦っているのに何故こんなにケタ違いに強いのかi
過去にも"怪物"と言われたボクサーは何人か居たけど、彼の強さはほんとに人間離れしています。
これまで随分とボクシングを観てきましたが、ハードパンチャーというのは居るけど、そういうボクサーは大体スピードが無く、又スピードのあるヤツってのは、あまりパワーが無いのが普通なのです。
強豪と言われるのは、両方兼ね備えているボクサーと言えそうですが、井上の場合、パワーもスピードも段違いなのですi それでさらに防御も抜きん出ているときてるから手の着けようがありません。こんなボクサー観たことありませんi
M.タイソンにしろ、長谷川穂積にしろ、一時鬼神の如き強さを発揮する選手も居ましたが、そういうピークは、そんなに永続きするものじゃありません。せいぜい2、3年くらいです。
しかし、井上が不倒のO.ナルバエスをバッタバッタ倒して、我々を驚愕させてから4年半も経っているのですi
この時は私も井上の評価はもう少し観てみないと...という気持ちもありました。
現役の選手をオールタイムで評価するのは難しいですけど、もう何試合も日本いや世界の、その最強と言われるに値する試合を見てきました。
それでも、私はまだ(おそらく数多のボクシング識者も)ほんとの井上の実力というのを、測りかねているところがあるのです。
これが中々パウンド.フォー.パウンド(体重超越したランキング)で堂々一位にならない要因があると考えられるのですが、要するに彼の死力を尽くした、底を覗かせるよう試合というのを我々はまだ見ていないのです。
言い換えると、どこまで強いのか分からないということです。
昨日は何年振りかで、1R彼がクリーンヒットこそ許してないけど、攻め込まれるシーンがありました。
ここ数試合は、皆相手は井上の強打を警戒して、距離を取って戦ってましたが、身長が10センチ以上もある相手も、強力なステップ.インで苦もなく掴まえてしまいました(考えられんi)。
おそらくロドリゲスはそれを踏まえて、その驚異の踏み込みを封じるために至近距離を保つべく前に出てきたのでしょう。
これは得策...と思う間もなく、ショートレンジからのフックを浴びてしまいました。ヤッパリ打ち合えばそうなってしまう...どの道マットに沈むことになってしまうんだ...もはや、どうしようもない強さi
まだ決勝が残っていて、ボクシングは何が起こるか分からないものだけど、かつての戦慄のKOアーチスト、ノニト.ドネアはその後継者にふさわしいこの男と差し合いをして...戦いに敗れた侍のようにグローブを下ろすことになるように思えてなりません。
井上尚弥の強さは全く私の思いを超えています。過去の世界のどの名王者と呼ばれたボクサーと比べてみても、一寸無類という感じです。
(名王者には決まって、好敵手という存在が居て、名勝負というものがあるものですが、これまで強すぎてそれに与ることがない、これが不満と言えば不満でしょうか?)
今まで観てきたボクシングというものが幻想にも思えてくるではないかi
しかし、このリアルタイムで観ている現実もいつかは幻想になるのか...リングの神様だけが知っているのでしょう。
...以上は、そんな他のボクサーを尻目に圧倒的な強さを見せつけて、これまでの三試合に要したラウンドがたったの四回と、一日で(昨日で三人抜きをしたような形です)頂点に立つんじゃないかという勢いで勝ち続けるこの男が居なかったら...と仮定しての感想です。
(同じ仮定で亀田和毅あたりが出ていれば、結構いい線いくのではないでしょうか?)
井上尚弥。彼の存在でこのトーナメントの様相は一変してしまうのです。
彼がシードされていて、挑戦者決定戦をやっているようにも思えてきます。
同じ体重で戦っているのに何故こんなにケタ違いに強いのかi
過去にも"怪物"と言われたボクサーは何人か居たけど、彼の強さはほんとに人間離れしています。
これまで随分とボクシングを観てきましたが、ハードパンチャーというのは居るけど、そういうボクサーは大体スピードが無く、又スピードのあるヤツってのは、あまりパワーが無いのが普通なのです。
強豪と言われるのは、両方兼ね備えているボクサーと言えそうですが、井上の場合、パワーもスピードも段違いなのですi それでさらに防御も抜きん出ているときてるから手の着けようがありません。こんなボクサー観たことありませんi
M.タイソンにしろ、長谷川穂積にしろ、一時鬼神の如き強さを発揮する選手も居ましたが、そういうピークは、そんなに永続きするものじゃありません。せいぜい2、3年くらいです。
しかし、井上が不倒のO.ナルバエスをバッタバッタ倒して、我々を驚愕させてから4年半も経っているのですi
この時は私も井上の評価はもう少し観てみないと...という気持ちもありました。
現役の選手をオールタイムで評価するのは難しいですけど、もう何試合も日本いや世界の、その最強と言われるに値する試合を見てきました。
それでも、私はまだ(おそらく数多のボクシング識者も)ほんとの井上の実力というのを、測りかねているところがあるのです。
これが中々パウンド.フォー.パウンド(体重超越したランキング)で堂々一位にならない要因があると考えられるのですが、要するに彼の死力を尽くした、底を覗かせるよう試合というのを我々はまだ見ていないのです。
言い換えると、どこまで強いのか分からないということです。
昨日は何年振りかで、1R彼がクリーンヒットこそ許してないけど、攻め込まれるシーンがありました。
ここ数試合は、皆相手は井上の強打を警戒して、距離を取って戦ってましたが、身長が10センチ以上もある相手も、強力なステップ.インで苦もなく掴まえてしまいました(考えられんi)。
おそらくロドリゲスはそれを踏まえて、その驚異の踏み込みを封じるために至近距離を保つべく前に出てきたのでしょう。
これは得策...と思う間もなく、ショートレンジからのフックを浴びてしまいました。ヤッパリ打ち合えばそうなってしまう...どの道マットに沈むことになってしまうんだ...もはや、どうしようもない強さi
まだ決勝が残っていて、ボクシングは何が起こるか分からないものだけど、かつての戦慄のKOアーチスト、ノニト.ドネアはその後継者にふさわしいこの男と差し合いをして...戦いに敗れた侍のようにグローブを下ろすことになるように思えてなりません。
井上尚弥の強さは全く私の思いを超えています。過去の世界のどの名王者と呼ばれたボクサーと比べてみても、一寸無類という感じです。
(名王者には決まって、好敵手という存在が居て、名勝負というものがあるものですが、これまで強すぎてそれに与ることがない、これが不満と言えば不満でしょうか?)
今まで観てきたボクシングというものが幻想にも思えてくるではないかi
しかし、このリアルタイムで観ている現実もいつかは幻想になるのか...リングの神様だけが知っているのでしょう。