からくり出張所

様々なからくりを徒然なるままに書くつもりです。
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真夏の真岡鉄道

2012年07月29日 12時28分05秒 | からくり情報

 体感温度は35,6度という昨日でした。そんな暑さの中、本物を見たいという気持ちから栃木県真岡鉄道へ行って来ました。 撮影する気分も出たので前日ドタバタと充電。 RICOH GXR+MOUNT A12、にコシナ Super WIDE-HELIAR 15mm/f4.5 Nikkor 5cm/f2 L39、コンデジはNikon P300です。 早朝出発は久し振りだったので起きられるだろうかと緊張しました。(^0^;)

暑い中一日動き廻って結果的に大満足、一番よかったのはC11をゆっくり見ることが出来たことです。この機関車は、その昔、佐世保線武雄駅の彼方の駐機場にいて西を目指す列車の後押し機関車として必ず登場していました。有田方面に立ちはだかる西谷(にしだん)峠は短距離ながらも急勾配だったのです。

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(MOUNT A12+Heliar 15mm/f4.5 f5.6)

牽引の客車にはエアコンがありませんでした。大きく開いた窓からは遠慮会釈もなく石炭殻が飛び込みます。最後尾に乗ったのですが、この位置が一番殻が落ちてくるようですね。とは言えこれもまた一興です。数十年ぶりに往時の客車気分を味わいました。 石炭の匂い、田圃から吹く風に混じる草や農薬の匂い、川の香り等々しばらく忘れていたものに出会いました。

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(Nikkor 5cm/f2 f5.6)

停車中にも空気圧縮機の排気が時々噴き上げます。子供の頃はこの蒸機は一体何のためなんだろうと思っていました。

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(Nikkor 5cm/f2 f5.6)

ギアは中立状態、ランボード上の潤滑油ポンプの動力源は弁の動作から取り出されています。

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(Nikkor 5cm/f2 f5.6)

安全弁ですけど見ている間には一度も噴きませんでした。この車両は昭和21年製のようです。

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(Heliar 15mm/f4.5 f5.6)

駐機線からいったん前方に移動して後進してホームに入ります。

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(P300)

沿線の至る所で撮影風景を見ました。人がたかると云うよりパラパラと気ままに写せるようですね。これは茂木間近の場所ですが、夏休みとあって結構人が出ていました。車内でも小学生の車掌体験ということで駅毎に子供のアナウンスが流れていました。 動画を撮っていたので沿線風景はあまりありません。それに暑くて客車から降りてホームに出る元気はありませんでした。(^0^;)

Dscn3733 (P300)

カメラマンサービスかと思うように黒煙の出し過ぎです。本日は黒煙が多かったように感じたので釜焚き技倆は今一つなのかも知れません。 そう言えば数年前に体験した前後動・ドンツクですが、今回は感じられませんでした。運転技倆が上がったのですね。3年前の熊本人吉号(8620)では全く感じなかったので相当のレベル差があると思っていましたけど今回はだいぶ良くなっていました。

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客車の車輪軸からベルトで駆動する発電機です。まだあったとは思いませんでした。 この電力を蓄電し車内照明に使うのですからこの程度では冷房装置がないのは当然ですね。ブルトレでは非電化区間のために電源車両や各車両毎のエンジン発電機があるので快適な空間を作り出せたのです。

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(Heliar 15mm/f4.5 f5.6)

茂木駅で撮りました。熱気が迫り、機関士さんは大変です。

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(Heliar 15mm/f4.5 f5.6)

ターンテーブルや給水風景などを炎天下で見学し帰路に着きました。いつもなら復路も蒸機なんですが、あの暑さではと、冷房のあるディーゼルにした次第です。

駆け足で昨日の真岡鉄道風景を紹介しました。

今日も暑い中走っていることと思います。あ、丁度入替を終えてこの写真と同じ光景の時刻ですね。関係者の皆さまご苦労様。