長方形に連なっていた四枚の畑の長く高い畦道を撤去して一枚に統合したことにより、
耕起作業も南北から東西に変更となった。
土手の撤去で固い大地が露出し、耕深を浅くし速度もロウで進めるしかなく一時間で
半分程度しか進まなかった。
このような「第二の開拓」とも言えるような圃場整備を毎年のように行い「失敗の経験」
だけが積み重なっているが、それも「産みの苦しみ」と割り切っている。
耕起作業をしていると掘り起こされた虫を求めてカラスが集まって来るのが普通で、
トンビが近寄って来ることは無いが、このトンビは吉ケ沢や高森でもトラクタが直ぐ側
を通っても平気で、逃げる様子は無かった。
今日も午後七時過ぎの夕暮れまで付き合ってくれた。