今年のジャガイモはイノシシの被害も無く順調に生育し収穫が愉しみたが、
五号ハウスのニンニクとタマネギは最悪な状態で収穫を迎えた。
一号と三号が雪害で潰れたために、当初予定になかった五号を育苗用に変更する
ことにしたため、その時点で栽培を諦め追肥も除草も省略していたのだった。
その後、育苗は二号のみで凌ぐこととなったが、その時点で生育遅れを挽回する
ことは不可能だった。
いずれも小粒だったのでタマネギはそのまま廃棄し、ニンニクは産直販売を諦め
自家消費用に回すことにした。
「収獲の歓び」を感じられない作業は、疲れ気味の生産部長にとって「辛い作業」
となってしまった。