書き逃げアンドロイド。

副交感神経が優位になるような写真が好き。

影響。

2011年03月12日 23時11分26秒 | 意識論関連
 本質的な「人間としての知能。」、すなはち公益倫理的自律行動判断というものは。社会的な報酬や評価といった表面的な成功とは無関係なものである。

 浅薄な大衆迎合的意識、いわば漠然とした怠惰な一般大衆の観念的意識、無意識にとって。公益倫理的自律行動選択というものは、無意識的な気分、情動を満たすことのできない評価の低いものである。

 しかし、公益倫理的自律行動選択を誰も行わない社会というものは。実際には誰も望まない社会でもある。大衆の茫漠とした意識、観念の上においては。社会的責任を負った人だけが公益倫理的自律行動判断を行えば良いと、勝手に思い込んでいる。

 アイヒマン実験において、騙されたことを自分の意識の低さが原因ではないと主張する被験者は。「権威に従っておきさえすれば、自分の行動責任など無用である。」とアプリオリに信じ込んでいるからである。このアプリオリな観念は、ヒトの生物学的な社会形成習性に由来する盲目性によって生み出されるものである。

 自己の感情を自己自身で制御できないヒトの場合。論証が気分的に気に入らない場合に、論理性を無視して、感情のおもむくままに固定的観念の殻の中に逃げてしまうため。非合理的な観念から抜け出すことができなくなってしまうのである。

 アスペクト盲などの盲目性の発生には、ヒトの大脳辺縁系に組み込まれたシーケンシャルな習性、傾向性による。思考を過剰に整理するスパイラルが存在するからである。

 心理臨床においては、凝り固まった固定観念のヒステリーから患者を救い出すために。相手との感情的な信頼関係を必要とする。だが、これは自律的には回復の見込みのない「患者。」すなはち「病人。」に対する処置であって。科学的理論において、こうした気分的な「丸め込み。」をする必要性はない。

 私の意識論を苦々しく思っている脳科学者や生物学者、哲学者達というのは。こうした病人であるが故に受け入れることができないばかりか、観念的な反論風味の言い訳、取り繕いを繰り返すのである。

 認知症の初期段階においても、こうした「取り繕い。」が、しばしば見られる。本質的意識を感情的に拒絶するというのは、いわば大脳新皮質を使うことを拒絶していることと同じであるから。大脳が萎縮することも当然の帰結なのである。

 養老孟司や茂木健一郎には、これといった業績はない。単に大衆のご機嫌をとったか、あるいは大衆観念的な知能論に基づく暗記術などの「コツ。」を並べて人気を得ているだけである。どんなに大量の知識を暗記しても、本質的知能は養われない。むしろ知識の「量。」を増やすことに意識を奪われ、本質的意識による「気付き。」は失われることになる。その結果が大人気でありながら殆ど効果のない脳トレ類の蔓延を許したのである。

 誰一人として公益倫理的自律判断をしない、誰も自分の行動責任を取らない社会など。誰一人として望まないはずでありながら、なぜ、大衆は自分達の行動責任を放棄しようとするのか。

 この話をすると、大抵出てくる話が、「自分一人だけが自律的に責任感を持って行動しても、社会にさして影響はない。」というものである。

 もちろん、たった一人だけが自律的に行動責任を行っても。それは社会全体にとっての影響はごく僅かであろう。しかし、より多くの人が自律的に行動責任を行わなければ、社会はいずれ崩壊の一徒を辿ることに異論はなかろう。

 それならば、選択の余地など最初からないのである。

 無責任な人間は、社会の中に少なからず存在する。だからといって、社会全ての人が無責任であることの証明にはならない。むしろ、多くの人が無責任ではないからこそ、社会は安定しているのである。

 怠惰な人間というのは、その他人の責任性の上にあぐらをかいているのと同じである。

 それを土居健朗は「甘え。」と言った。それは哺乳類などに普遍的に見られる行動習性の結果である。

 無意識的な習性に流されていると、結果的に自己に対する嫌悪によって、良心が痛むのである。悪人と善人の脳に、容積や構造の違いは存在しない。それなら、悪人にも善人と同様の良心が存在しても、おかしくはない。ただ、大脳辺縁系のシーケンスがそれを阻害しているだけのことである。

 これを読んだからといって、悪人が翌日から突然善人になるとは思わない。むしろ悪人というのは感情を刺激すると、ますます悪人の殻の中に逃げ込むものである。それは病気だからである。

 何度も言うが、私は心理臨床の人間ではない。従って病人の世話をするつもりは一切ない。自分で自分の行動を制御できずに、それを「自由。」だと勘違いするのは簡単である。だがそれは実際には、脳内麻薬の奴隷、ドーパミンに躍らされるだけの憐れなヒトでしかない。

 「それで構わない、上等だ。」というのならば、私の知ったことではない。だが、そうした殻の中に閉じ篭っていれば、必ず精神を病んで心療内科に駆け込むことになる。だが、残念なことに心理臨床において本質的意識を取り戻すためのマニュアルは存在しない。精々表面的な感情を抑制するために向精神薬などを処方されるだけであろう。それは根本的な治療にはならないのである。

 虐待を連鎖する人が、自分の行動を自律的に抑制することが困難なのと同様。長い間の人生で刷り込み「学習。」されてしまった無意識的行動習性に抗うことは、精神的困難が伴う。しかし、最終的に自分を救うのは自分だけなのである。

 私が行うことが出来るのは、その道程を指し示すことだけである。進むのは私ではない。その「道。」とは、それぞれの個人におけるものであるからだ。






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サイバネティクスの観点。

2011年03月12日 20時37分45秒 | 意識論関連
 私が意識についての話をするとき、多く取り上げるアイヒマン実験であるが。このスタンレー:ミルグラムの著作「服従の心理。」において、第十章「なにゆえの服従か。」のくだりについては、従来の生物学のパラダイムに基づき書かれたものであるため、根本的に間違っていることを明確にしておきたい。

 従来の生物学のパラダイムに則った「理論。」の多くは、生存に繋がる話を「目的。」としておきながら、生存に繋がらない話は「進化の袋小路。」などと都合の良いようにこじつけており。論理的一貫性すら担保されていない。

 現在の生物というものは、何億年もの淘汰の結果として、非常に高度な生存能力を持っているのは確かだが。こうした生存能力であっても、淘汰の過程において莫大な「犠牲。」を生じているのであり。これらの生存に適さなかった個体の能力の全ても含めれば、決して生物というのは生存することを目的とした行動選択をしているとは言えないのである。

 ましてや自発的には行動選択不可能なウイルスなどの進化過程というものであれば、それは遺伝的に不安定性を持つことによる、いうなれば、かなりいい加減な進化(変化)の乱れ撃ち、「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる。」的な構造を持つことによって、様々な環境への適応能力を発揮しているだけなのである。

 生物種の進化的な変化のほとんどは生存には適さず、言い換えれば「死ぬために変異を生じていたら、偶発的に生存に適することもあったという、その結果として生存する個体が現れる。」という、偶発性だけを頼りにした結果論であって。そこに目的など、ウイルス自身には存在しない。

 単なる生存だけを追求するのであれば、もはや知能もへったくれも要らず、ただひたすら結果的生存だけを目的であると言い張るのであれば、それはゴキブリで充分ということになるのである。数億年単位でほとんど変化を必要としない生物種であるということは、いわば生存に関して究極の種であるということだからである。

 ヒトであっても自分の遺伝子は選択不可能であり。遺伝的要因がどのような結果を引き起こしたとしても、そこには意識的な「目的。」行動であることの証明などない。

 従って、淘汰によって進化的に組み込まれた情動を発生させる、大脳辺縁系のシーケンスが特定条件下において、どんなに高度な生存能力を発揮したことを枚挙しても。それが人間としての意識的目的行動選択とは無関係なのである。

 ヒトの身体は非常に高度な生存能力を持っている。しかし、それ自体は誰も自分自身で意識的に選択したものではないし。かつ、必ずしも生存につながるとも限らないのである。大脳辺縁系自体は、サルでもイヌでも、あるいはワニであっても、さしたる構造の違いなどないのである。それが絶対にヒトという種における目的行動を促すものであることの論理的根拠は全く存在しないのである。

 単なる生存という結果だけを論じても、そこには必ずしも本質的知能が存在するわけではない。重大な科学的発見をしても、「コーヒー豆扱い。(*注)」されることは珍しくない。多数の大衆が流される傾向性に準じていたのでは、本当の科学的検証はできないのである。

 むしろ、大衆が流され易い傾向性というものを客観的に捉え。それによって生ずる諸問題の原因究明と、それに伴う再発防止策の確立こそが。本当の意味における「社会の要請。」であるはずなのだ。その過程において、大衆からの人気が得られないことに意味などない。

 それでも、書いている本人の気分的には楽しいものではない。





 意識に関わる話ばかりをすると、アクセスIPが激減するが、本来アクセス数を稼ぐための理論ではないので、無視して書き続ける。

 地震に関連する情報はアクセスIPが激増するが。これは事象の重大さに依存する結果的なものであり、むやみに書けば良いというものでもない。古い情報はもはや誤解を招くだけなので削除した。でわまた。

 *注:ガリレオ:ガリレイの地動説に下された、当時の社会からの評価のこと。
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福島第一原発爆発。

2011年03月12日 19時51分13秒 | 日記
 福島第一原発の一号炉建屋と思われる建物が大爆発。外壁や屋根が吹き飛び、骨組みだけになっている。爆発の瞬間に衝撃波と思われるものも見られ、相当な破壊力であることが予想される。爆発した建物は、原発炉本体の建屋であるのか、それとも別の建物であるのか、正確には把握できないが。鉄骨だけになった建物がテレビ中継で放送されている。爆発の瞬間はNHKでは放送されず、民放で流れている。

 爆発の原因については現在調査中とのことであるが、核爆発ではないらしい。負傷者が出ているが、死者はないとのこと。放射能レベルに関しても現在調査中とのこと。

 福島第一原発周辺の避難指示地域を、半径10キロメートルから20キロメートルに変更された。

 原子力保安院の会見は不明瞭。具体的な情報が出て来ない。わからないことは明快にわからないと言うべきである。

 昨夜の会見では二号炉の不具合ばかりを述べていたのに、今日になって急に一号炉の爆発事故というのは、唐突で納得がいかない。一部では放射性物質の「セシウム。」が検出されており、炉心の一部が溶解している可能性があるとの情報もある。何よりも放射能レベルの情報を出すべきである。パニックを恐れすぎて情報統制しているのであれば、本末転倒である。

 近隣住民は、できるだけ外気に触れぬよう、無用な外出を控えること。外出の際には肌が出来るだけ露出しない服装をし、マスクなどの着用を勧められている。




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東京電力。

2011年03月12日 15時01分36秒 | 日記

 東京電力のサイトから、12日午後1時頃発表されたものの抜粋。私のマシンだとスクロールしながらコピーできないので。



昨日午後2時46分頃に東北地方太平洋沖で発生した地震による、当社設備への主 な影響を以下の通りお知らせいたします。
下線部が新規事項
【原子力発電所】 ・福島第一原子力発電所1~3号機 地震により停止中(4~6号機は定期検査中) ※福島第一原子力発電所の半径10km以内の地域住民に対して、国より避難指示が 出されております。
※モニタリングカーにより発電所構内(屋外)の放射性物質(ヨウ素等)の測定の 値が通常値より上昇しております。 引き続き、排気筒や放水口等からの放射性物質の放出の可能性について詳細に監 視してまいります。

1号機の原子炉圧力容器内の圧力が上昇していることから国の指示により、安全
に万全を期すため、1号機の原子炉格納容器内の圧力を降下させる措置(放射性
物質を含む空気の一部外部への放出)を現在実施しております。
2号機は原子炉が停止し、原子炉隔離時冷却系で原子炉に注水を行っています。
現在、原子炉水位は通常より低いものの安定しております。なお、安全に万全を
期すため、原子炉格納容器内の圧力を降下させる操作の準備を行っています。
・福島第二原子力発電所 1~4号機 地震により停止中 ※福島第二原子力発電所の半径3km以内の地域住民に対して、国より避難指示が、 3kmから10km以内の地域住民に対して屋内待避指示が出されております。
※安全を確保するため、原子炉格納容器内の圧力を降下させる措置(放射性物質を 含む空気の一部外部への放出)の準備を行うことといたしました。 この措置は、1号機、2号機、3号機、4号機において実施することを検討して おり、関係行政機関へもその旨を通報、連絡しております。

・柏崎刈羽原子力発電所 1、5、6、7号機は通常運転中 (2~4号機は定期検査中)

【火力発電所】
・広野火力発電所 2、4号機 地震により停止中
・常陸那珂火力発電所 1号機 地震により停止中
・鹿島火力発電所 2、3、5、6号機 地震により停止中
・大井火力発電所 2、3号機 地震により停止中
・東扇島火力発電所 1号機 地震により停止中

 原子力発電所だけでなく、火力発電所もかなり止まっている。東電的には綱渡り状態のようである。一層の節電を。

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輪番停電。

2011年03月12日 14時23分54秒 | 日記
 輪番停電とは、地域ごとに時間を限って計画的に停電させることらしい。

 具体的な地域や時間の情報を、私は見つけられないので。誰かネットに詳しい人に探してもらいたい。自分でももう少し探してみる。できればNHKで掲載してほしい。

 とにかく、当面は節電、特に瞬間的な大電力を使わないように心掛けることであろう。しかし、風呂上がりにドライヤーを使わないようにするのは難しそうである。当面風呂自体を控えた方が良さそうだ。

 NHKのサイトを見たら、福島第一原発一号炉から放射性物質の「セシウム。」が検出されたことから。燃料棒の一部が溶け出した可能性があるとのこと。どの程度の危険度なのかはわからないが、あまり安全とは言えないようだ。無用な恐怖を煽るわけではないが、当初の政府発表の話とだいぶ異なるように見える。

 予告なしにいきなり停電されると、病院とかでなくとも困ることはある。輪番停電は日曜日から始まるとのことだが、電力が逼迫しているのは、現在も同じなので、節電は既に必要。場合によっては土曜日中に突然停電しかねない、節電に注意。



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東京都内。

2011年03月12日 10時41分02秒 | 日記
 JR線の多くが復旧したので、帰宅困難者はほとんど解消したらしい。

 マスコミも震源地の情報しか流さなくなった。

 岩手県大船渡からの画像で、自衛隊のブラックホーク(ヘリコプター)が市街に着陸している。あんまり見たくない映像。

 まだ、うっすら揺れているような気がする。気のせいだろうか、めまいと区別できなくて気持ち悪い。

 国道17号仲山道の埼玉県境、戸田橋は順調に車が流れている。マスコミによると都内の道路はまだ渋滞が続いているとのこと。都心付近の話のようである。

 被災現場の人であっても「悪い夢でも見ているようだ。」とのこと、東京は週末ということもあり静かで天気も良いので、嘘のようである。

 福島第一原発はついに放射能が漏れ出したそうである。すぐに環境被害が生ずることはないとのことであるが、3キロメートル以内は避難、10キロメートル以内は外出を控えるようにとのこと。二号炉の炉芯冷却が充分にできず、シュラウド内圧力が限界に達する前に蒸気開放を予定しているとのこと。さらに放射能濃度が高くなる可能性。風向きによってかなり放射能濃度が変わるらしいので、西向きの風でない場合は家屋内に閉じこもった方が良い場合もあるそうだ。詳細はNHKなどで確認して欲しい。時折NHKも間違うことがあるようだ。

 亘理町の空撮映像に、EF81電気機関車が津波被災地で停車している。架線がないのは流されたのか。パンタグラフは下げたままである。


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