今年は9月に5連休が有る。
春のゴールデンウイークに対してシルバーウイークと言うらしい。
そんな連休の初日、区切り打ちの三回目、歩き遍路の旅に出た。
旅の初日、岡山駅の瀬戸大橋線のホームは随分と込み合っていた。

15分ほど前、高知行きの特急がほぼ満席、自由席には立つ人も見られる状態で
出て行った。
電車が発つとホームは、潮が引いたように人がいなくなっていた。
快速マリンライナーも混むだろうと、思ったがその通りで、出発時刻が迫る頃には
ほぼ満席になっていた。

【写真:快速マリンライナー】
瀬戸大橋線は、本州と四国を結ぶ。
岡山駅を出ると電車は市街地を高架で駆け抜け、30分余りで児島に到着する。
ここは国産ジーンズ発祥の地として特に最近人気の高い街だ。
駅を過ぎると風光明媚な鷲羽山をトンネルで抜ける。
これを抜けると視界は一気に開け、いよいよこの線のハイライト、瀬戸大橋を渡る。
瀬戸大橋は道路と鉄道の「併用橋」だ。
鉄道の上を瀬戸中央自動車道が走っている。
瀬戸内海に浮かぶ大小五つの島を、総延長9.4キロの六つの橋で結んでいる。
岡山からは、高松、徳島、高知、松山へ直行する特急があり、また、人気の快速マリン
ライナーは、1時間に2本運行し、高松と岡山を1時間余りで結んでいる。
現在では、一日に約2万2千人もの人が通勤・通学や観光で利用していると言う。


【写真:瀬戸大橋】
そんな瀬戸大橋線の利用客数が9月末にも2億人を突破する公算が大きくなったと新聞が
報じていた。
それを記念して岡山・香川の在来線が一日乗り放題となる記念切符も発売されるらしい。
思えばこの橋が出来る前は、岡山からは宇野線で宇野まで行き、そこから高松まで、1時間
の船旅を余儀なくされていた。所謂「宇高連絡船」だ。
何回もこの船にはお世話になった。
デッキでうどんを食べながら、潮風に吹かれた頃が今更ながら懐かしく思い出される。
1988年4月にこの橋が開通すると、長い間本四間の大動脈として親しまれた連絡船はその
役目をJR瀬戸大橋線と瀬戸中央自動車道にバトンタッチし、ひっそりと姿を消して行った。
今では、快速マリンライナーが、轟音を轟かせ、15分足らずで駆け抜けていく。
(瀬戸大橋線の利用客は、「10月22日、2億人を突破した」と新聞が報じている。
開業から21年半余り、7866日目の達成と言う。)(続)
春のゴールデンウイークに対してシルバーウイークと言うらしい。
そんな連休の初日、区切り打ちの三回目、歩き遍路の旅に出た。
旅の初日、岡山駅の瀬戸大橋線のホームは随分と込み合っていた。

15分ほど前、高知行きの特急がほぼ満席、自由席には立つ人も見られる状態で
出て行った。
電車が発つとホームは、潮が引いたように人がいなくなっていた。
快速マリンライナーも混むだろうと、思ったがその通りで、出発時刻が迫る頃には
ほぼ満席になっていた。


瀬戸大橋線は、本州と四国を結ぶ。
岡山駅を出ると電車は市街地を高架で駆け抜け、30分余りで児島に到着する。
ここは国産ジーンズ発祥の地として特に最近人気の高い街だ。
駅を過ぎると風光明媚な鷲羽山をトンネルで抜ける。
これを抜けると視界は一気に開け、いよいよこの線のハイライト、瀬戸大橋を渡る。
瀬戸大橋は道路と鉄道の「併用橋」だ。
鉄道の上を瀬戸中央自動車道が走っている。
瀬戸内海に浮かぶ大小五つの島を、総延長9.4キロの六つの橋で結んでいる。
岡山からは、高松、徳島、高知、松山へ直行する特急があり、また、人気の快速マリン
ライナーは、1時間に2本運行し、高松と岡山を1時間余りで結んでいる。
現在では、一日に約2万2千人もの人が通勤・通学や観光で利用していると言う。



そんな瀬戸大橋線の利用客数が9月末にも2億人を突破する公算が大きくなったと新聞が
報じていた。
それを記念して岡山・香川の在来線が一日乗り放題となる記念切符も発売されるらしい。
思えばこの橋が出来る前は、岡山からは宇野線で宇野まで行き、そこから高松まで、1時間
の船旅を余儀なくされていた。所謂「宇高連絡船」だ。
何回もこの船にはお世話になった。
デッキでうどんを食べながら、潮風に吹かれた頃が今更ながら懐かしく思い出される。
1988年4月にこの橋が開通すると、長い間本四間の大動脈として親しまれた連絡船はその
役目をJR瀬戸大橋線と瀬戸中央自動車道にバトンタッチし、ひっそりと姿を消して行った。
今では、快速マリンライナーが、轟音を轟かせ、15分足らずで駆け抜けていく。
(瀬戸大橋線の利用客は、「10月22日、2億人を突破した」と新聞が報じている。
開業から21年半余り、7866日目の達成と言う。)(続)