宿から41番札所までは、ここから10キロ程の行程である。
今日は町中を抜け、JR宇和島駅を見て、ここからはほぼJR予土線に沿って、県道57号を
歩くことになる。

そして2.8キロほど先の42番を打ってから、難所の歯長峠を越えて43番に向かう。
この間は、11キロ程の道程で、そこから今晩の宿の有る上宇和までは、4キロ程である。
前日雨の中、小高い山の上に建つ宇和島城が見え、お城まで3.3キロの道標を見てから、
お城の前のホテルに付くまで、1時間以上を要してしまった。
合羽を着ているとは言え、靴もズボンもすっかり濡れてしまい、夕方で気温も下がって
来たのか、寒ささえ感じながらやっとの思いで宿に入った。

打って変わって今日は朝から快晴、昨日の雨に洗われたお城山の緑が一際輝いて見える。
今日はもう雨の心配はなさそうだ。冷気を含んだ朝の空気が気持ち良い。

計画中の松山自動車道の工事現場を見ながら歩く事約2時間、JR予土線の務田駅の手前で
左折、すでに稲刈りの終わった田圃道から、小さな集落を抜けた山際にある第41番札所・
龍光寺に到着した。

道際の鳥居から山門下まで、百メートルばかりの細い参道が続いている。
両側には、饅頭やみかんを売る店も有り、小さいながらも鄙びた門前町を形成している。

急な石段を登ると本堂と大師堂が有り、更にその上の石段を登りつめると赤い鳥居の建つ
稲荷神社がある。
ここには、今でも神仏混淆が残り、地元では「三間のお稲荷さん」の通り名で、商売繁盛、
開運出世を願う人々の信仰が篤いと聞いた。(続)
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今日は町中を抜け、JR宇和島駅を見て、ここからはほぼJR予土線に沿って、県道57号を
歩くことになる。

そして2.8キロほど先の42番を打ってから、難所の歯長峠を越えて43番に向かう。
この間は、11キロ程の道程で、そこから今晩の宿の有る上宇和までは、4キロ程である。
前日雨の中、小高い山の上に建つ宇和島城が見え、お城まで3.3キロの道標を見てから、
お城の前のホテルに付くまで、1時間以上を要してしまった。
合羽を着ているとは言え、靴もズボンもすっかり濡れてしまい、夕方で気温も下がって
来たのか、寒ささえ感じながらやっとの思いで宿に入った。

打って変わって今日は朝から快晴、昨日の雨に洗われたお城山の緑が一際輝いて見える。
今日はもう雨の心配はなさそうだ。冷気を含んだ朝の空気が気持ち良い。

計画中の松山自動車道の工事現場を見ながら歩く事約2時間、JR予土線の務田駅の手前で
左折、すでに稲刈りの終わった田圃道から、小さな集落を抜けた山際にある第41番札所・
龍光寺に到着した。

道際の鳥居から山門下まで、百メートルばかりの細い参道が続いている。
両側には、饅頭やみかんを売る店も有り、小さいながらも鄙びた門前町を形成している。

急な石段を登ると本堂と大師堂が有り、更にその上の石段を登りつめると赤い鳥居の建つ
稲荷神社がある。
ここには、今でも神仏混淆が残り、地元では「三間のお稲荷さん」の通り名で、商売繁盛、
開運出世を願う人々の信仰が篤いと聞いた。(続)

