簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

遍路の洗濯(四国遍路)

2012-06-22 | Weblog
 歩き遍路にとって、肩に背負う荷物は軽いに越したことは無い。
何を持って行くかは、毎度のことながら悩ましく、入れたり、出したりで結構荷を決める
のに時間がかかる。



 歩きを始めた当初は、旅行の日数分の着替えを用意していたものだから、荷が多く
成り重くて大変であった。しかし回を重ねるにつれ学習をしたのか、それらの内、幾つ
かは無くても良い事に気付く。



 特に着替え類では大変に助けられている。
今までに泊まった宿には必ずと言って良い程に洗濯機が置かれている。
 大体はこれが無料で使える、或いは有料でも精々百円程度、中には洗剤の代金
(30円とか50円程)だけと言うことで、気軽に洗濯が出来るから有難い。



 ただし乾燥機までは設置されていない宿が多いが、有れば基本的には有料で、
15分とか30分の時間単位で、大体百円~二百円と言ったところだ。
しかし、乾燥するものが多いと一回では乾かない事も多く、何度も繰り返すとなると
これでは経済的な負担も大きく成る。



 ただ季節によっては乾燥機を使わずとも、一晩部屋に吊るしておけば殆どの場合
乾いてしまうから、これは無くてもそんなに心配はいらない。
遍路宿には、各部屋に沢山のハンガーを用意しているところが多いので、それに吊
るしておけば事足りるのだ。



 時には到着するや否や、宿の女将から「洗濯のお接待です」と言う、有難い行為
にあずかる事もある。
 こんなわけだから、沢山の着替えを持参する必要もなく、精々一組か、多くても
二組も有れば十分で、これが荷を軽くすることになっている。(続)


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