簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

廃線と海沿いの名勝(JR全線乗り潰しの旅)

2014-02-10 | Weblog


 和倉温泉から穴水を経て、能登半島の東海岸に沿って蛸島まで伸びてい
た「のと鉄道能登線」は、2005年の4月に廃線となった。

 遺跡のある縄文真脇公園は「縄文真脇」が最寄り駅で、この先には、「九
十九湾小木」と言う駅が有った。


(写真提供:石川旅ネット)

 それはいつのことであったのか、俄かには思い出せないが、ここで舟遊び
を楽しんだことが有った。この風光明媚なリアス式海岸の九十九湾は、その
景色もさることながら、透明度の高い海を遊覧する海中透視船では、海を間
近に観察することが出来、船が進むと群がって寄ってくる魚の多さに驚いたも
のだ。





 恋人たちの聖地と言われる恋路海岸のすぐ目の前には「恋路」、地元の人
が軍艦島と呼ぶ見附島に近いところには「鵜飼」と言う駅が有り、今改めて
地図で調べてみると、何れも海に近いところを走る路線であったことが解る。



 そんな沿線には数々の見所が有り、当時はそれらの最寄り駅として活気
に満ちていたのであろうか。

 しかし今その鉄道は無く、その廃線跡は密かな人気を呼び、これを目的に
この地を訪ねる人も少なからずいるらしく、その足の多くはマイカーで来る
と言う。


 
 半島の足としての路線バスは、お世辞にも十分とは言い難い状況だから
マイカー止む無し、と言ったところではあろうが、その車が潰した鉄道を
見に来るのだから、何とも皮肉なことではある。(続)





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