簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

金沢の「あんころ」 (JR全線乗り潰しの旅)

2014-02-28 | Weblog
 UFOの町・羽咋で、慌ただしく細やかな町歩きを楽しんだ。
何か一つや二つぐらいは因んだ名物を食べて帰りたい・・・とは思うのだが、
何時ものことながら時間も無く、後ろ髪をひかれる思いで金沢行の普通列
車に乗り込んだ。



 列車は千里浜海岸や、河北砂丘に沿って七尾線の起点駅・津幡に向かう。
やがて中津幡を過ぎると 直流から交流に変わるデットゾーンで車内灯が一
時消え、暫くして再び点灯すると左から北陸本線が近づいてきて、津幡駅の
ホームに滑り込んで行く。



 ここからは北陸本線に入り、内灘砂丘や河北潟を右手に海岸近くを走る。
金沢駅前から北陸鉄道で行く、その内灘の砂丘にも、青春時代のほろ苦い、
懐かしい思い出が有る。
 そんな砂丘の姿や日本海は、金沢市街地の賑わいに遮られ、車窓からは
見えそうで見えない。


(写真提供:石川旅ネット)

 羽咋からは凡そ50分、終着の金沢駅に到着した。
後は列車を乗り継いで帰るだけであるが、その前にここに来たら外せない
お土産が有る。

 伊勢に行けば「赤福」と言うように、金沢に行けば「あんころ」である。
駅の売店にも色々なメーカの製品が並んでいるが、やはり人気は「松任・
圓八のあんころ餅」であろう。





 創業から270年続く和菓子屋さんの作るあんころは、昔ながらの竹の皮に包ま
れている。製造も昔に拘り、モチ米と小豆と砂糖以外のものは使わないと言う。
程よい柔らかさのモチに、あっさり味の餡が絡んで、まさに庶民の味そのもの
で、何よりも安いのが嬉しい。車窓の友には持って来いである。
(JR乗り潰しの旅・完)

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