簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

一面の銀世界(JR乗り潰しの旅)

2015-02-02 | Weblog
 蔵王温泉スキー場「横倉ゲレンデ」に位置する、蔵王ロープウエーの山麓駅は
標高855m付近にあり、その駅舎に掲げられた寒暖計はマイナス2度を差している。
道理で寒い筈だ、吐く息が白い。





 「山麓線」「山頂線」通しで往復する乗車券は2500円、窓口で購入する。
ここも台湾からの観光客が多いのか、ゴンドラ乗り場に向かう通路には、台湾語で
書かれた歓迎の看板が多く目に付く。

 乗り込んだゴンドラが高度を上げるほどに、眼下に蔵王温泉街の全貌が開け、
その先に箱庭のような山形市街地が見える。
遥か遠くの山並みに目を転じれば、白く装った山塊の向こうには秀峰・月山も望ま
れる。



 ゴンドラに揺られながら眼下に目をやる。
樹木は全ての葉を落とし、静かに着雪を待っているようだ。

 一面白と黒のモノトーンの寒々とした世界が広がり冬の装いを見せている。
そんな木々にも高度があがるほどにその着雪は増し、少しずつ太っていく様子が
窺える。



 ゴンドラはおよそ7分で樹氷高原駅に到着する。
ここには「ユートピアゲレンデ」や「百万人ゲレンデ」も有るので、スキー客の下車も
有るようだが、乗り合わせた全員がさらに上を目指すようだ。





 導かれるまま雪の積もった階段に足を取られながら進むと「山頂線」の駅が有る。
ここで日本のスキー場では最初に導入されたと言うフニテルに乗り換える。
そんな18人乗りのゴンドラは、待つ間もないほどに次々にやってくる。
この方式に変更したことで、輸送力が大幅にアップし、スキー客の待ち時間をかな
り低減することに成功したらしい。(続)




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コメント
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